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公開番号2025116473
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010913
出願日2024-01-29
発明の名称昇降装置
出願人米山工業株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類B66F 7/20 20060101AFI20250801BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】一部の部品変更で、最大積載重量や昇降高さの変更が可能で、経年劣化等による油漏れ等を生じさせずにメンテナンスを行うことができ、油圧、水圧を用いず安価で製造できる昇降装置。
【解決手段】駆動軸と、駆動モータと、ピニオンギヤと、駆動軸に対して鉛直方向の何れかに配置されるローラ軸と、駆動軸とローラ軸に組込まれる上部ローラ及び下部ローラと、軸固定板と、で構成される駆動ユニットと、上部ローラと下部ローラを挟持するラック支柱及びガイド支柱と、軸固定板に固定されるテーブルフレームと、テーブルフレームに固定されるテーブル部材と、を有する昇降装置であって、ラック支柱にラックが形成され、駆動モータによりピニオンギヤがラックと噛合しながら回転し、上部ローラ及び下部ローラがラック支柱及びガイド支柱に沿って昇降することにより、テーブルフレームに固定されるテーブル部材を昇降させる昇降装置を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駆動軸と接続され、前記駆動軸を回転駆動させる駆動モータと、
前記駆動軸に固定されるピニオンギヤと、
前記駆動軸に対して鉛直方向上下の何れかに配置されるローラ軸と、
前記駆動軸と前記ローラ軸に組み込まれる上部ローラ及び下部ローラと、
前記駆動モータ、前記駆動軸及び前記ローラ軸を支持する軸固定板と、で構成される駆動ユニットと、
前記上部ローラと前記下部ローラを挟持してメインフレームに取り付けられるラック支柱及びガイド支柱と、
前記軸固定板に固定されるテーブルフレームと、
前記テーブルフレームに固定され、積載物を積載する積載面を有するテーブル部材と、を有する昇降装置であって、
前記ラック支柱には、
前記ピニオンギヤと噛合するラックが長手方向に沿って形成されており、
前記上部ローラ及び前記下部ローラの外径は、
前記上部ローラ及び前記下部ローラが前記ラック支柱と前記ガイド支柱に挟持された際に前記ラックと前記ピニオンギヤが適切に噛合できる大きさであり、
前記駆動モータの駆動によって前記駆動軸に固定される前記ピニオンギヤが前記ラックと噛合しながら回転し、前記上部ローラ及び前記下部ローラが前記ラック支柱及び前記ガイド支柱に沿って昇降することにより、前記軸固定板に固定されるテーブルフレームを昇降させ、前記テーブルフレームに固定されるテーブル部材を昇降させる昇降装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記駆動軸と前記ローラ軸は、
鉛直方向上下において所定距離以上離れて配置されている請求項1に記載の昇降装置。
【請求項3】
前記テーブル部材は、
前後方向の端部に回転軸によって接続される乗込板及び乗出板を備え、
前記乗込板及び前記乗出板は、
前記回転軸を軸に上下方向に動作が可能である請求項1に記載の昇降装置。
【請求項4】
前記乗出板は、
前記テーブル部材の昇降の際には略90度に折り畳まれており、
略90度に折り畳まれた状態から前記乗出板の繰り出しを規制する規制手段を有する請求項3に記載の昇降装置。
【請求項5】
前記メインフレームは、
平面の四方の内、3辺で三方が囲われ一方が開口しているコの字形状であり、前記開口と対向する辺が中央部分で分割可能な請求項1に記載の昇降装置。
【請求項6】
前記駆動モータは、
前記テーブル部材に対して前記軸固定板の外側に突出されて配置される請求項1に記載の昇降装置。
【請求項7】
前記テーブル部材は、
前記積載面から上方向に立ち上がり、積載物の前記積載面からの脱落を防止するストッパ板が設けられており、
前記ストッパ板は、
回転軸を軸に動作が可能であり、
前記回転軸の長手方向一端には、
前記回転軸を回転させる切替アームが前記積載面に対して斜め下方向に延在して取り付けられており、
前記切替アームには、
前記回転軸に対し前記ストッパ板を上方向に立ち上がらせるトルクをかけるバネ部材が設けられており、
前記切替アームは、
前記テーブル部材が下降すると地表に押されて上方向に回転して前記回転軸を回転させて前記ストッパ板を倒れさせ、
前記テーブル部材が上昇すると前記バネ部材の弾性力によって下方向に回転して前記回転軸を回転させて前記ストッパ板を立ち上がらせる請求項1に記載の昇降装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積載物を昇降させる昇降装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、積荷等の荷揚げ及び荷降ろしに用いる昇降装置として、下記特許文献に示すようなラックとピニオンギヤを噛合させ、駆動モータによりピニオンギヤを回転させることで載荷台を昇降させる昇降装置が知られている。
【0003】
また、その他にも油圧シリンダ式や水圧シリンダ式等の、シリンダ内のピストンを動かし、発生する圧力によって積載物を昇降させる昇降装置も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-135695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
昇降装置は使用の目的によって夫々最大積載重量や限界高さが異なり、設計の際には、定められた積載重量以内の積載物の昇降が可能となるように構造や部品等が決定される。つまり、昇降装置では定められた最大積載重量以上の積載物の昇降はできず、例えば、その昇降装置で定められた最大積載重量以上の積載物を昇降させたいときには、根本的な設計変更が必要であった。
【0006】
特に、油圧シリンダ式や水圧シリンダ式の昇降装置は、シリンダの他にも、ポンプ、バルブ、タンク、配管等を要するため部品点数が多く、製造コストが大きくなる問題がある。
【0007】
また、油圧シリンダ式や水圧シリンダ式の昇降装置は、経年劣化によって油漏れや水漏れ等が生じ、作業者が油圧シリンダ式や水圧シリンダ式の昇降装置をメンテナンスする際は煩雑な作業となる。
【0008】
本発明は、このような事情に対処するために提案されたものである。すなわち、一部の部品を変更するのみで、簡易に最大積載重量や昇降高さを変更することが可能であること、または経年劣化等によって油漏れや水漏れ等を生じさせずにメンテナンスを簡易的に行うことができることや、構成に油圧、水圧を用いず安価で製造できる昇降装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このような課題を解決するために、本発明に係る昇降装置は、駆動軸と接続され、前記駆動軸を回転駆動させる駆動モータと、前記駆動軸に固定されるピニオンギヤと、前記駆動軸に対して鉛直方向上下の何れかに配置されるローラ軸と、前記駆動軸と前記ローラ軸に組み込まれる上部ローラ及び下部ローラと、前記駆動モータ、前記駆動軸及び前記ローラ軸を支持する軸固定板と、で構成される駆動ユニットと、前記上部ローラと前記下部ローラを挟持してメインフレームに取り付けられるラック支柱及びガイド支柱と、前記軸固定板に固定されるテーブルフレームと、前記テーブルフレームに固定され、積載物を積載する積載面を有するテーブル部材と、を有する昇降装置であって、前記ラック支柱には、前記ピニオンギヤと噛合するラックが長手方向に沿って形成されており、前記上部ローラ及び前記下部ローラの外径は、前記上部ローラ及び前記下部ローラが前記ラック支柱と前記ガイド支柱に挟持された際に前記ラックと前記ピニオンギヤが適切に噛合できる大きさであり、前記駆動モータの駆動によって前記駆動軸に固定される前記ピニオンギヤが前記ラックと噛合しながら回転し、前記上部ローラ及び前記下部ローラが前記ラック支柱及び前記ガイド支柱に沿って昇降することにより、前記軸固定板に固定されるテーブルフレームを昇降させ、前記テーブルフレームに固定されるテーブル部材を昇降させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
このような特徴によると、本発明にかかる昇降装置は、一部の部品を変更するのみで、簡易に最大積載重量や昇降高さを変更することが可能であること、または経年劣化等によって油漏れや水漏れ等を生じさせずにメンテナンスを簡易的に行うことや、構成に油圧、水圧を用いず安価で製造することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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