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公開番号
2025116237
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2025093877,2020182131
出願日
2025-06-05,2020-10-30
発明の名称
積層フィルム、第2積層フィルムの製造方法およびひずみセンサの製造方法
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
G01B
7/16 20060101AFI20250731BHJP(測定;試験)
要約
【課題】低温で加熱しても、抵抗温度係数の絶対値が低い抵抗層を形成することができる積層フィルムおよびひずみセンサを提供すること。
【解決手段】積層フィルム1は、絶縁性の基材樹脂フィルム2と、抵抗層3とを厚み方向に順に備える。抵抗層3が、窒化クロムを含む。抵抗層3の抵抗温度係数が、-400ppm/℃以上-200ppm/℃以下である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁性の基材樹脂フィルムと、抵抗層とを厚み方向に順に備え、
前記抵抗層が、窒化クロムを含み、
前記抵抗層の抵抗温度係数が、-400ppm/℃以上-200ppm/℃以下であることを特徴とする、積層フィルム。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記抵抗層が、体心立方格子構造を有することを特徴とする、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項3】
前記抵抗層が、A15型構造を有さないことを特徴とする、請求項1または2に記載の積層フィルム。
【請求項4】
前記窒化クロムおいて、クロム原子100モル部に対する窒素原子のモル部が、3.0モル部以上9モル部未満であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の積層フィルム。
【請求項5】
前記抵抗層の厚みが、10nm以上150nm以下であることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の積層フィルム。
【請求項6】
前記基材樹脂フィルムの厚みが10μm以上200μm以下であることを特徴とする、
請求項1~5のいずれか一項に記載の積層フィルム。
【請求項7】
前記基材樹脂フィルムの材料が、ポリイミドであることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の積層フィルム。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の積層フィルムを準備する準備工程、および、
前記積層フィルムを、200℃以下で加熱する加熱工程を備えることを特徴とする、第2積層フィルムの製造方法。
【請求項9】
前記加熱工程において、加熱後の前記抵抗層の抵抗温度係数を、-100ppm/℃以上100ppm/℃以下にすることを特徴とする、請求項8に記載の第2積層フィルムの製造方法。
【請求項10】
請求項1~7のいずれか一項に記載の積層フィルムを準備する準備工程、
前記積層フィルムを、200℃以下で加熱する加熱工程、および、
前記積層フィルムにおける前記抵抗層をパターニングするパターニング工程を備えることを特徴とする、ひずみセンサの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層フィルム、第2積層フィルムの製造方法およびひずみセンサの製造方法に関し、詳しくは、積層フィルム、その積層フィルムを用いる第2積層フィルムの製造方法、その積層フィルムを用いるひずみセンサの製造方法に関する。
続きを表示(約 950 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、絶縁性基板と、その表面に配置され、パターニングされたCr-N薄膜とを備えるひずみセンサが知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1では、まず、絶縁性基板の表面にCr-N薄膜を形成して薄膜積層フィルムを作製し、その後、300℃で熱処理し、Cr-N薄膜をパターニングして、ひずみセンサを製造している。特許文献1では、300℃の熱処理によって、Cr-N薄膜の抵抗温度係数(TCR)の絶対値を小さくし、ひずみセンサの安定性を良好にしている。
【0004】
また、上記した高温の熱処理に耐えられる絶縁性基板として、硬質のシリコン基板が用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-31633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかるに、用途および目的によって、耐熱性の低い樹脂からなる基材を用いたい場合がある。しかし、このような樹脂からなる基材を上記した温度で熱処理することはできず、抵抗温度係数の絶対値を小さくできない場合ある。
【0007】
本発明は、低温で加熱しても、抵抗温度係数の絶対値が低い抵抗層を形成することができる積層フィルム、その積層フィルムを用いる第2積層フィルムの製造方法およびその積層フィルムを用いるひずみセンサの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明[1]は、絶縁性の基材樹脂フィルムと、抵抗層とを厚み方向に順に備え、前記抵抗層が、窒化クロムを含み、前記抵抗層の抵抗温度係数が、-400ppm/℃以上-200ppm/℃以下である、積層フィルムである。
【0009】
本発明[2]は、前記抵抗層が、体心立方格子構造を有する、上記[1]に記載の積層フィルムを含んでいる。
【0010】
本発明[3]は、前記抵抗層が、A15型構造を有さない、上記[1]または[2]に記載の積層フィルムを含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
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