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公開番号
2025113995
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2025008180
出願日
2025-01-21
発明の名称
光学積層体
出願人
TOPPAN・TOMOEGAWAオプティカルフィルム株式会社
代理人
弁理士法人小笠原特許事務所
主分類
B32B
7/06 20190101AFI20250728BHJP(積層体)
要約
【課題】支持基材から剥離した後であっても保護層の剥離面の濡れ性に優れ、保護層を薄膜化した場合であっても、ハードコート性及びフレキシブル性が良好な光学積層体を提供する。
【解決手段】ポリエチレンテレフタレートからなる支持基材と、支持基材の少なくとも一方の面に剥離可能に積層された保護層とを備え、保護層の膜厚が1.0μm以上5.0μm以下であり、保護層のビッカース硬度が60以上160以下であり、保護層の剥離面側の純水接触角が50度以上85度以下であることを特徴とする、光学積層体。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリエチレンテレフタレートからなる支持基材と、
前記支持基材の少なくとも一方の面に剥離可能に積層された保護層とを備え、
前記保護層の膜厚が1.0μm以上5.0μm以下であり、
前記保護層のビッカース硬度が60以上160以下であり、
前記保護層の剥離面側の純水接触角が50度以上85度以下であることを特徴とする、光学積層体。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
ポリエチレンテレフタレートからなる支持基材と、
前記支持基材の少なくとも一方の面に剥離可能に積層された保護層とを備え、
前記保護層の膜厚が1.0μm以上5.0μm以下であり、
前記保護層の突き刺し力が0.25N以上、突き刺し伸びが1.0mm以上、かつ、突き刺し弾性率が0.15N/mm以上であり、
前記保護層の剥離面側の純水接触角が50度以上85度以下であることを特徴とする、光学積層体。
【請求項3】
前記支持基材から前記保護層を剥離する際の剥離力が0.030N/25mm以上0.150N/25mm以下である、請求項1または2記載の光学積層体。
【請求項4】
前記支持基材の前記保護層が積層される面の表面自由エネルギーが30mJ/m
2
以上85mJ/m
2
以下である、請求項1または2記載の光学積層体。
【請求項5】
前記支持基材の前記保護層が積層される面の算術平均粗さRaが20nm以下であり、最大高さRzが100nm以下であることを特徴とする、請求項1または2記載の光学積層体。
【請求項6】
前記保護層が、紫外線硬化性化合物と、光重合開始剤と、溶剤とを含む塗布液の硬化膜からなり、
前記光重合開始剤は、前記塗布液中の3.0質量%以上6.0質量%以下であり、
前記紫外線硬化性化合物の二重結合当量が90g/mol以上140g/mol以下であることを特徴とする、請求項1または2記載の光学積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光板の保護フィルムとして使用可能な硬化膜を剥離可能に積層した光学積層体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
偏光板として、ポリビニルアルコール(PVA)系フィルムとヨウ素などの二色性色素からなる偏光子の両面に、偏光子保護フィルムをポリビニル系接着剤により貼り合せたものが一般的に用いられている。
【0003】
近年のディスプレイ装置の薄型化及び軽量化に伴って、偏光板及びこれに用いる偏光子保護フィルムにも薄型化が求められている。従来、偏光子保護フィルムとしては、トリアセチルセルロース(TAC)フィルム等の透明基材にハードコート層の機能層を積層した積層フィルムが用いられてきたが、偏光子保護フィルムの薄型化の要求に対し、透明基材の薄膜化が図られている。
【0004】
偏光子保護フィルムに用いられる透明基材には、ある程度の厚みがあり、薄膜化を図るとしても限界がある。また、透明基材の薄膜化に伴い、硬度、耐久性、紫外線吸収機能等の偏光子保護フィルムに求められる諸特性が得難くなるという問題がある。
【0005】
そこで、偏光板を薄型化する方法の一つとして、TACフィルムのような基材を備えない偏光子保護フィルムを使用する技術が検討されている(例えば、特許文献1~3参照)。特許文献1~3においては、支持基材(離型フィルム)の一方の面に保護層を剥離可能に形成した積層体を作製し、支持基材から剥離した保護層を偏光子保護フィルムとして使用している。このような基材レスの偏光子保護フィルムの場合、支持基材上に形成する保護層に添加剤を添加することによって所望の機能を得ることも可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2019/054405号
特開2018-169513号公報
特開2017-65017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
支持基材上に剥離可能に保護層を積層した場合、剥離後の保護層(剥離面)の濡れ性が悪化することがあり、その後の他部材との貼合工程にて密着不良などの不具合が発生する可能性がある。
【0008】
また、近年のディスプレイ装置の薄型化及びフレキシブル化の要望が高まっており、偏光子保護フィルムを、例えば1~5μmまで薄膜化にした場合においても、ハードコート性とフレキシブル性の両立ができることが求められる。
【0009】
それ故に、本発明は、支持基材から剥離した後であっても保護層の剥離面の濡れ性に優れ、保護層を薄膜化した場合であっても、ハードコート性及びフレキシブル性が良好な光学積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る光学積層体は、ポリエチレンテレフタレートからなる支持基材と、支持基材の少なくとも一方の面に剥離可能に積層された保護層とを備え、保護層の膜厚が1.0μm以上5.0μm以下であり、保護層のビッカース硬度が60以上160以下であり、保護層の剥離面側の純水接触角が50度以上85度以下であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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