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公開番号2025112937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007500
出願日2024-01-22
発明の名称転写シート
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 7/06 20190101AFI20250725BHJP(積層体)
要約【課題】絵柄層の劣化を抑制可能な転写シート及びこれを使用する化粧シートの製造方法を提供する。
【解決手段】離型フィルム11と、離型フィルム11上に剥離可能に設けられて発泡抑制剤が点在する発泡抑制層12と、発泡抑制層12上に設けられて耐候剤を含有させた樹脂材料から形成された保護層13と、保護層13上に設けられて絵柄を形成された絵柄層14とを備えている転写シート10とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
離型フィルムと、
前記離型フィルム上に剥離可能に設けられて発泡抑制剤が点在する発泡抑制層と、
前記発泡抑制層上に設けられて耐候剤を含有させた樹脂材料から形成された保護層と、
前記保護層上に設けられて絵柄を形成された絵柄層と
を備えていることを特徴とする転写シート。
続きを表示（約 240 文字）【請求項２】
前記保護層は、前記樹脂材料１００質量部に対して、前記耐候剤を１質量部以上３０質量部以下の割合で含有している
ことを特徴とする請求項１に記載の転写シート。
【請求項３】
前記耐候剤は、トリアジン系又はトリアゾール系の紫外線吸収剤を含んでいる
ことを特徴とする請求項１に記載の転写シート。
【請求項４】
前記保護層は、厚さが２μｍ以上６μｍ以下である
ことを特徴とする請求項１に記載の転写シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、転写シートに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、樹脂製の基材に装飾用の絵柄層が設けられた床材等の化粧シートにおいては、意匠性を向上させるため、表面に凹凸形状のエンボスを設けることが行われる。このような化粧シートは、発泡抑制剤を点在させた発泡抑制層を離型フィルム上に設けると共に、発泡抑制層上に絵柄層をさらに設けた転写シートを使用することにより、製造することができる。
【０００３】
すなわち、転写シートの表面側の絵柄層を基材に重ねるように積層して絵柄層及び発泡抑制層を基材へ加熱転写する。そして、離型フィルムを剥離した後、発泡剤を含有する発泡材料層を発泡抑制層上に設けて加熱等の発泡処理を行う。発泡材料層は、点在する発泡抑制剤と接する部分以外が発泡し、表面に凹凸形状のエンボスが形成された発泡層となる。これにより、化粧シートを得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－００６５６５号公報
特開２０２２－０１２８９１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
前述したような化粧シートを屋外の床材等に使用すると、絵柄層の絵柄が次第に退色してしまい、意匠性の低下を引き起こし易くなっていた。
【０００６】
このようなことから、本発明は、絵柄層の劣化を抑制可能な転写シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前述した課題を解決するための、本発明に係る転写シートは、離型フィルムと、前記離型フィルム上に剥離可能に設けられて発泡抑制剤が点在する発泡抑制層と、前記発泡抑制層上に設けられて耐候剤を含有させた樹脂材料から形成された保護層と、前記保護層上に設けられて絵柄を形成された絵柄層とを備えていることを特徴とする。
【０００８】
また、本発明に係る転写シートは、上述した転写シートにおいて、前記保護層が、前記樹脂材料１００質量部に対して、前記耐候剤を１質量部以上３０質量部以下の割合で含有していると、好ましい。
【０００９】
また、本発明に係る転写シートは、上述した転写シートにおいて、前記耐候剤が、トリアジン系又はトリアゾール系の紫外線吸収剤を含んでいると、好ましい。
【００１０】
また、本発明に係る転写シートは、上述した転写シートにおいて、前記保護層の厚さが２μｍ以上６μｍ以下であると、好ましい。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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