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公開番号2025112604
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006931
出願日2024-01-19
発明の名称版胴運搬用台車
出願人富士機械工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類B41F 9/18 20060101AFI20250725BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】版胴を載せてから運搬するまでの作業性を良好にする。
【解決手段】版胴運搬用台車1は、台車本体10と、版胴100の長手方向に沿うように形成され、版胴100の外周面を支持する版胴支持部20と、版胴支持部20を、台車本体10の前後方向に延びる回動中心線周りに回動可能に支持するとともに、長手方向が上下方向となる姿勢とされた版胴100を側方から支持可能な側方支持位置と、長手方向が水平方向となる姿勢とされた版胴100を下方から支持可能な下方支持位置とに切り替える切替機構30とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
版胴を載せた状態で運搬する版胴運搬用台車であって、
前輪及び後輪が取り付けられた台車本体と、
版胴の長手方向に沿うように形成され、版胴の外周面を支持する版胴支持部と、
前記版胴支持部を、前記台車本体の前後方向に延びる回動中心線周りに回動可能に支持するとともに、長手方向が上下方向となる姿勢とされた版胴を側方から支持可能な側方支持位置と、長手方向が水平方向となる姿勢とされた版胴を下方から支持可能な下方支持位置とに切り替える切替機構とを備える、版胴運搬用台車。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
請求項1に記載の版胴運搬用台車において、
前記切替機構は、前記版胴支持部側に設けられ、前記台車本体の前後方向に延びる支軸と、前記台車本体側に設けられ、前記支軸を受ける軸受部材とを有している、版胴運搬用台車。
【請求項3】
請求項2に記載の版胴運搬用台車において、
前記台車本体は、車幅方向両側にそれぞれ設けられ、上下方向に延びる昇降案内部材と、前記昇降案内部材によって上下方向に案内される被案内部材とを有し、
前記軸受部材は、前記被案内部材に取り付けられている、版胴運搬用台車。
【請求項4】
請求項3に記載の版胴運搬用台車において、
流体の給排によって伸縮する流体圧シリンダをさらに備え、
前記流体圧シリンダの一端部は、前記台車本体における前記支軸よりも下側に取り付けられ、
前記流体圧シリンダの他端部は前記版胴支持部における前記支軸から車幅方向に偏位した部分に取り付けられている、版胴運搬用台車。
【請求項5】
請求項1に記載の版胴運搬用台車において、
前記版胴支持部には、前記側方支持位置にあるときに下となる側に、版胴の下端部が載置される載置部が設けられ、
前記載置部は、版胴の下端部に沿うように延びる支持位置と、版胴の長手方向に沿うように延びる非支持位置とに位置変更可能に取り付けられ、
前記台車本体には、前記支持位置にある前記載置部を前記非支持位置に切り替える切替部が設けられている、版胴運搬用台車。
【請求項6】
請求項1に記載の版胴運搬用台車において、
前記版胴支持部には、係止孔が形成され、
前記台車本体には、前記下方支持位置にある前記版胴支持部の前記係止孔に挿入される係止ピンと、前記係止ピンを前記係止孔へ挿入する方向に常時付勢する付勢部材と、前記係止ピンを前記係止孔から抜く方向に操作する操作部材とが設けられている、版胴運搬用台車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、版胴を運搬する際に使用される版胴運搬用台車に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えばグラビア輪転印刷機等では、印刷版を巻き付けた状態で装着するための版胴が使用される。印刷現場では、異なる印刷版が巻き付けられた複数の版胴を予め用意しておき、段取り替えの際には、現在使用している版胴を別の版胴に交換することで現在の印刷とは異なる印刷を可能としている。
【0003】
版胴を交換する際には、版胴が置かれている場所から印刷機まで運搬する必要がある。この版胴の運搬時には例えば特開2022-169230号公報(以下、特許文献1という)等に開示されている版胴運搬用台車が使用される場合がある。
【0004】
特許文献1の版胴運搬用台車で版胴を運搬する際には、床面等に立てた状態で置かれている版胴が2つの前輪の間に入るように台車を前進させた後、版胴を台車の側板に載せてから版胴支持部を水平になるまで台車の後側へ向けて回動させる。これにより、版胴が水平な姿勢で版胴支持部に支持された状態になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-169230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、版胴運搬用台車を操作する操作者は、台車の後側から当該台車を押したり、台車の後側から版胴支持部を回動させたりするのが一般的である。特許文献1の場合、立ててある版胴を台車に載せる際には、版胴支持部を台車の後側へ向けて回動させるようにしているので、版胴が操作者の方へ倒れてくるように動くことになる。版胴は大きく、かつ、重量物であることから、操作者の方に倒れてくるような動きだと、操作者が台車から離れながら版胴支持部を水平になるまで回動させる操作を行う必要がある。その後、操作者が台車を後側から押して運搬することになるので、運搬時の作業性が良好であるとは言い難い面がある。
【0007】
また、版胴が操作者の方に倒れた状態で台車を操作しようとすると、操作が難しいといった問題もあった。
【0008】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、版胴を載せてから運搬するまでの作業性を良好にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本開示の一態様では、版胴を載せた状態で運搬する版胴運搬用台車を前提とすることができる。版胴運搬用台車は、前輪及び後輪が取り付けられた台車本体と、版胴の長手方向に沿うように形成され、版胴の外周面を支持する版胴支持部と、前記版胴支持部を、前記台車本体の前後方向に延びる回動中心線周りに回動可能に支持するとともに、長手方向が上下方向となる姿勢とされた版胴を側方から支持可能な側方支持位置と、長手方向が水平方向となる姿勢とされた版胴を下方から支持可能な下方支持位置とに切り替える切替機構とを備えている。
【0010】
すなわち、例えば床面等に立てた状態で置かれている版胴を運搬する場合、立てた状態の版胴はその長手方向が上下方向となる姿勢となっているので、まず、版胴の姿勢に対応するように、版胴支持部を側方支持位置としておく。側方支持位置にある版胴支持部に版胴を側方から支持させた状態で、版胴支持部を回動させて下方支持位置に切り替えると、長手方向が水平方向となる姿勢とされた版胴が版胴支持部によって下方から支持される。このときの版胴支持部の回転中心線は台車本体の前後方向に延びているので、版胴が台車本体の左右方向に倒れるように回動することになる。このため、操作者が台車の後側にいたとしても、版胴が操作者の方に向かって倒れてくることはないので、操作者が台車から離れなくても済み、その後、すぐに台車を後側から押して運搬可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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