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公開番号2025110569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004470
出願日2024-01-16
発明の名称エレベータのかごドア装置及びその改修方法
出願人三菱電機ビルソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人加藤国際特許事務所
主分類B66B 13/30 20060101AFI20250722BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】乗場ドアの自閉力によるかごドアの閉動作を規制する機能を容易に持たせることができるエレベータのかごドア装置を得ることを目的とする。
【解決手段】規制装置50は、かごドアレール31aに設けられている。また、規制装置50は、ドアモータ44による第1かごドア32及び第2かごドア33の開閉動作を許容しつつ、第1乗場ドア16及び第2乗場ドア17の自閉力による第1かごドア32及び第2かごドア33閉動作を規制する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
かごに設けられているかごドアレール、
前記かごに設けられているドアモータ、
かごドア本体と、前記かごドア本体の上部に設けられており、かつ前記かごドアレールに掛けられているかごドアハンガとを有しており、前記ドアモータによって前記かごドアレールに沿って開閉動作するかごドア、及び
前記かごドアレールに設けられており、前記ドアモータによる前記かごドアの開閉動作を許容しつつ、乗場ドアの自閉力による前記かごドアの閉動作を規制する規制装置
を備え、
前記規制装置は、
前記かごドアレールから突出した位置である規制位置と、前記規制位置よりも前記かごドアレール側に引っ込んだ位置である許容位置との間で変位可能な可動部と、
前記可動部を前記許容位置から前記規制位置に復帰させる復帰ばね部と
を有しており、
前記乗場ドアの自閉力による前記かごドアの閉動作は、前記規制位置に位置する前記可動部に前記かごドアハンガの一部である接触部が当たることにより規制され、
前記ドアモータによる前記かごドアの開閉動作時には、前記接触部により前記可動部が押されることによって、前記復帰ばね部が弾性変形して前記可動部が前記許容位置に変位するエレベータのかごドア装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記かごドアハンガは、
前記かごドア本体の上部に固定されているハンガプレートと、
前記ハンガプレートに回転可能に設けられており、前記かごドアレール上に載せられているハンガローラと
を有しており、
前記接触部は、前記ハンガローラである請求項1記載のエレベータのかごドア装置。
【請求項3】
前記かごドアハンガは、
前記かごドア本体の上部に固定されているハンガプレートと、
前記ハンガプレートに回転可能に設けられており、前記かごドアレール上に載せられているハンガローラと、
前記ハンガプレートに設けられており、前記かごドアレールの下に位置しているアップスラストローラと
を有しており、
前記接触部は、前記アップスラストローラである請求項1記載のエレベータのかごドア装置。
【請求項4】
前記かごドアハンガは、
前記かごドア本体の上部に固定されているハンガプレートと、
前記ハンガプレートに回転可能に設けられており、前記かごドアレール上に載せられているハンガローラと
を有しており、
前記接触部は、前記ハンガプレートである請求項1記載のエレベータのかごドア装置。
【請求項5】
前記規制装置は、ホルダをさらに有しており、
前記復帰ばね部は、前記ホルダ内に設けられている押しばねであり、
前記可動部は、前記押しばねに接している可動部材である請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のエレベータのかごドア装置。
【請求項6】
前記可動部材は、ボールである請求項5記載のエレベータのかごドア装置。
【請求項7】
ドアモータによるかごドアの開閉動作を許容しつつ、乗場ドアの自閉力によるかごドアの閉動作を規制する規制装置を、かごに設置する設置工程
を含み、
前記設置工程において、前記規制装置は、前記かごドアに設けられている既設部品が前記ドアモータによる前記かごドアの開閉動作時に接触する位置に設置され、
前記規制装置は、
前記乗場ドアの自閉力による前記かごドアの閉動作を規制する規制位置と、前記既設部品の通過を許容する許容位置との間で変位可能な可動部と、
前記可動部を前記許容位置から前記規制位置に復帰させる復帰ばね部と
を有しており、
前記乗場ドアの自閉力による前記かごドアの閉動作は、前記規制位置に位置する前記可動部に前記既設部品が当たることにより規制され、
前記ドアモータによる前記かごドアの開閉動作時には、前記既設部品により前記可動部が押されることによって、前記復帰ばね部が弾性変形して前記可動部が前記許容位置に変位するエレベータのかごドア装置の改修方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エレベータのかごドア装置及びその改修方法に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来のエレベータのドア装置では、強磁性体により構成された部位が、ハンガローラに設けられている。ドアレールの一部は、磁石によって構成されている。磁石は、ドアが開位置及び閉位置のうちの少なくとも閉位置のときの強磁性体と対応する位置に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6827653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来のエレベータのドア装置では、強磁性体により構成された部位を含む特殊なハンガローラを用いる必要があり、既設のドア装置に適用する場合、ハンガローラを交換する必要がある。また、ドアが開位置及び閉位置のうちの少なくとも閉位置のときの強磁性体と対応する位置に磁石を配置する必要があり、位置調整に手間がかかる。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗場ドアの自閉力によるかごドアの閉動作を規制する機能を容易に持たせることができるエレベータのかごドア装置及びその改修方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るエレベータのかごドア装置は、かごに設けられているかごドアレール、かごに設けられているドアモータ、かごドア本体と、かごドア本体の上部に設けられており、かつかごドアレールに掛けられているかごドアハンガとを有しており、ドアモータによってかごドアレールに沿って開閉動作するかごドア、及びかごドアレールに設けられており、ドアモータによるかごドアの開閉動作を許容しつつ、乗場ドアの自閉力によるかごドアの閉動作を規制する規制装置を備え、規制装置は、かごドアレールから突出した位置である規制位置と、規制位置よりもかごドアレール側に引っ込んだ位置である許容位置との間で変位可能な可動部と、可動部を許容位置から規制位置に復帰させる復帰ばね部とを有しており、乗場ドアの自閉力によるかごドアの閉動作は、規制位置に位置する可動部にかごドアハンガの一部である接触部が当たることにより規制され、ドアモータによるかごドアの開閉動作時には、接触部により可動部が押されることによって、復帰ばね部が弾性変形して可動部が許容位置に変位する。
本開示に係るエレベータのかごドア装置の改修方法は、ドアモータによるかごドアの開閉動作を許容しつつ、乗場ドアの自閉力によるかごドアの閉動作を規制する規制装置を、かごに設置する設置工程を含み、設置工程において、規制装置は、かごドアに設けられている既設部品がドアモータによるかごドアの開閉動作時に接触する位置に設置され、規制装置は、乗場ドアの自閉力によるかごドアの閉動作を規制する規制位置と、既設部品の通過を許容する許容位置との間で変位可能な可動部と、可動部を許容位置から規制位置に復帰させる復帰ばね部とを有しており、乗場ドアの自閉力によるかごドアの閉動作は、規制位置に位置する可動部に既設部品が当たることにより規制され、ドアモータによるかごドアの開閉動作時には、既設部品により可動部が押されることによって、復帰ばね部が弾性変形して可動部が許容位置に変位する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、乗場ドアの自閉力によるかごドアの閉動作を規制する機能を容易に持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1によるエレベータを示す概略の構成図である。
図1の乗場ドア装置の要部を昇降路側から見た正面図である。
図1のかごドア装置を乗場側から見た正面図である。
図3のIV-IV線に沿う断面図である。
図4の規制装置を示す正面図である。
図3の第1かごドアが全開位置に位置しているときのハンガローラと規制装置との位置関係を示す正面図である。
図6のハンガローラと規制装置とを示す斜視図である。
図6のハンガローラが可動部材を通過するときの規制装置の状態を示す正面図である。
図8の規制装置を示す側面図である。
図6のハンガローラが規制装置から離れているときの規制装置の状態を示す正面図である。
実施の形態1の規制装置の変形例を示す側面図である。
実施の形態2によるかごドア装置の要部を示す正面図である。
実施の形態3によるかごドア装置の要部を示す正面図である。
図13のかごドアレールへの規制装置の取付状態を示す側面図である。
実施の形態4による改修方法により改修されたかごドア装置の要部を示す正面図である。
図15の規制装置と連結機構ローラとの位置関係を示す正面図である。
実施の形態5による改修方法により改修されたかごドア装置を示す正面図である。
図17の第2かごドアが全開位置に移動する直前における戸の脚と規制装置との位置関係を示す正面図である。
図17の第2かごドアが全開位置に位置しているときの戸の脚と規制装置との位置関係を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるエレベータを示す概略の構成図である。図において、昇降路1の上には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機3、そらせ車4、及びエレベータ制御装置5が設置されている。
【0010】
巻上機3は、駆動シーブ6、図示しない巻上機モータ、及び図示しない巻上機ブレーキを有している。巻上機モータは、駆動シーブ6を回転させる。巻上機ブレーキは、駆動シーブ6の静止状態を保持する。また、巻上機ブレーキは、駆動シーブ6の回転を制動する。
(【0011】以降は省略されています)

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