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公開番号
2025107138
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2024184464
出願日
2024-10-18
発明の名称
炭素繊維およびガラス繊維の回収装置および方法
出願人
ドゥサン エナービリティー カンパニー リミテッド
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
B29B
17/02 20060101AFI20250710BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】使用済みの廃ブレードから炭素繊維またはガラス繊維を回収できる装置および方法を提供する。
【解決手段】本発明は廃複合素材供給ユニットと、反応ユニットと、熱供給ユニットと、改質ユニットと、分離ユニットとを含み、1つの工程で廃複合素材を破砕、圧延、一次熱分解、二次熱分解し、炭素繊維とガラス繊維との分離が行われることが可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
廃複合素材を破砕する破砕モジュールと、破砕された廃複合素材を貯蔵する貯蔵モジュールとを備える廃複合素材供給ユニットと、
前記廃複合素材供給ユニットから供給された廃複合素材を加熱する反応ユニットと、
前記反応ユニットに熱を提供する熱供給ユニットと、
前記反応ユニットから排出される熱分解ガスを気体とオイルとに分離する改質ユニットと、
前記反応ユニットの結果物を第1物質と第2物質とに分離する分離部と、第1物質が収容される第1チャンバと、第2物質が収容される第2チャンバとを備える分離ユニットと、を含むことを特徴とする炭素繊維およびガラス繊維の回収装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記反応ユニットは、1つの熱分解反応器を備え、
前記熱分解反応器は、回分式熱分解反応器であり、
前記熱分解反応器で一次熱分解と二次熱分解とが順次に行われることを特徴とする請求項1に記載の炭素繊維およびガラス繊維の回収装置。
【請求項3】
前記反応ユニットは、少なくとも2つの熱分解反応器を備えることを特徴とする請求項1に記載の炭素繊維およびガラス繊維の回収装置。
【請求項4】
複数の前記熱分解反応器は、回分式熱分解反応器であることを特徴とする請求項3に記載の炭素繊維およびガラス繊維の回収装置。
【請求項5】
複数の前記熱分解反応器は、連続式熱分解反応器であることを特徴とする請求項3に記載の炭素繊維およびガラス繊維の回収装置。
【請求項6】
前記改質ユニットは、触媒塔と、熱交換器と、分離タンクとを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の炭素繊維およびガラス繊維の回収装置。
【請求項7】
前記分離ユニットは、
前記第1物質を不織布化(carding)する第1カーディングモジュール、および前記第1物質を粒子化する第1ペレッティングモジュールと、
前記第2物質を不織布化(carding)する第2カーディングモジュール、および前記第2物質を粒子化する第2ペレッティングモジュールとをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の炭素繊維およびガラス繊維の回収装置。
【請求項8】
前記分離ユニットは、
前記第1物質および第2物質の長さをそれぞれ検知して、第1物質および第2物質の長さが5mm以下の場合、それぞれ第1ペレッティングモジュールおよび第2ペレッティングモジュールに流入させることを特徴とする請求項7に記載の炭素繊維およびガラス繊維の回収装置。
【請求項9】
反応器内に廃複合素材を供給する廃複合素材供給ステップと、
前記廃複合素材を一次加熱する第1加熱ステップと、
一次加熱された前記廃複合素材を二次加熱する第2加熱ステップと、
前記第1加熱ステップから排出された熱分解ガスからオイルを抽出するオイル抽出ステップと、
前記第2加熱ステップの結果物を第1物質および第2物質に分離する分離ステップと、を含むことを特徴とする炭素繊維およびガラス繊維の回収方法。
【請求項10】
前記第1加熱ステップおよび前記第2加熱ステップは、1つの熱分解反応器で順次に行われることを特徴とする請求項9に記載の炭素繊維およびガラス繊維の回収方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、炭素繊維およびガラス繊維の回収装置および方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
風力発電とは、風の運動エネルギーでブレードを回転させて機械的エネルギーに変換させ、機械的エネルギーを電気エネルギーに変換させる発電方法である。主に化石燃料を使用していた既存の発電方法の代案としてその活用が増加している。
【0003】
風力発電機は、発電機の回転軸に複数のブレードが装着される。より多くの電気エネルギーを生産するために、ブレードは長くて広く製作される。ブレードの大きさが大きくなるほど、ブレードの重量は増加する。しかし、ブレードはエネルギー効率のために最大限に軽く製作されなければならない。また、ブレードは持続的に風と衝突するので、ブレードの強度を向上させて耐久性も確保しなければならない。このような問題を解決するために、ブレードの素材として炭素繊維強化プラスチックまたはガラス繊維強化プラスチックを使用している。炭素繊維およびガラス繊維が含まれた複合素材は軽いながらもその強度が高くて、ブレード以外にも、自動車分野、航空分野などの多様な分野で活用されている。
【0004】
しかし、風力発電機のブレードが破損したりその寿命が尽きた後は、廃ブレードの処理が問題になる。一般的に、炭素繊維強化プラスチックまたはガラス繊維強化プラスチックなどの複合素材はリサイクルが難しくて埋め立てられる場合が大部分であった。しかし、増加する複合素材廃棄物を継続して埋め立てることは不可能であり、埋め立て以外の処理方法またはリサイクル可能な方法の必要性が持続的に浮上している。
【0005】
そこで、使用済みの廃ブレードから炭素繊維またはガラス繊維を回収できる装置および方法の開発が必要である。また、廃ブレード以外にも、自動車産業、航空産業などで排出される廃複合素材中の炭素繊維、ガラス繊維を回収できる装置および方法の開発が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
韓国登録特許第10-1810284号(名称:廃炭素繊維強化プラスチックから炭素繊維を分離する方法)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、単一工程で廃複合素材から炭素繊維およびガラス繊維をそれぞれ回収できる炭素繊維およびガラス繊維の回収方法を提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、廃複合素材から炭素繊維およびガラス繊維の回収過程で燃料ガスおよび燃料油を回収できる炭素繊維およびガラス繊維の回収方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態に係る炭素繊維およびガラス繊維の回収装置は、廃複合素材供給ユニットと、反応ユニットと、熱供給ユニットと、改質ユニットと、分離ユニットとを含む。廃複合素材供給ユニットは、廃複合素材を破砕する破砕モジュールと、破砕された廃複合素材を貯蔵する貯蔵モジュールとを備えることができる。反応ユニットは、廃複合素材供給ユニットから供給された廃複合素材を加熱することができる。熱供給ユニットは、反応ユニットに熱を提供することができる。改質ユニットは、反応ユニットから排出される熱分解ガスを気体とオイルとに分離することができる。分離ユニットは、反応ユニットの結果物を第1物質と第2物質とに分離する分離部と、第1物質が収容される第1チャンバと、第2物質が収容される第2チャンバとを備えることができる。
【0010】
本発明の一実施形態に係る炭素繊維およびガラス繊維の回収装置において、反応ユニットは、1つの熱分解反応器を備えることができる。熱分解反応器は、回分式熱分解反応器であってもよい。熱分解反応器で一次熱分解と二次熱分解とが順次に行われてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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