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公開番号2025104666
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222624
出願日2023-12-28
発明の名称インソール
出願人株式会社P.O.イノベーション
代理人個人
主分類A43B 17/00 20060101AFI20250703BHJP(履物)
要約【課題】足の内側の縦アーチを支持し、紳士靴やパンプス等のデザイン性の高い靴に入れてもきつくならず、且つ、使用中に靴の中で位置がずれずに荷重による本体部分の転倒も防止できるインソールを提供すること。
【解決手段】インソール10は、可撓性を有して使用時に靴70のソール上に足60の幅方向の中心部から内側に配置される本体部20と、本体部20に湾曲して設けられ土踏まずを支持して足60の内側の縦アーチを形成する内側縦アーチ支持部21と、本体部20に内側縦アーチ支持部21の後方から外側に突出して設けられ足60の踵63に踏まれて内側縦アーチ支持部21の転倒を防止するアーチ転倒防止部22と、内側縦アーチ支持部21の外側後方部分からアーチ転倒防止部22の前側中央部分にくり抜いて形成された踵くり抜き部23と、外側縦アーチを支持する部分のない外側縦アーチ空間26を備える。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
靴に入れて足の土踏まずを支持してアーチを形成するインソールであって、
可撓性を有するとともに使用時に前記靴のソール上に前記足の幅方向の中心部から内側に配置される本体部と、前記本体部に湾曲して設けられ使用時に前記土踏まずを支持して前記足の内側の縦アーチを形成する内側縦アーチ支持部と、前記本体部に前記内側縦アーチ支持部の後方から外側に突出して設けられ使用時に前記足の踵に踏まれて前記内側縦アーチ支持部の転倒を防止するアーチ転倒防止部と、前記内側縦アーチ支持部の外側後方部分から前記アーチ転倒防止部の前側中央部分にくり抜いて形成された踵くり抜き部とを備え、平面視でJ字に形成されていることを特徴とするインソール。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1記載のインソールであって、
前記本体部は、前記内側縦アーチ支持部の外側に前記足の外側の縦アーチを支持する部分のない外側縦アーチ空間が形成されていることを特徴とするインソール。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載のインソールであって、
前記アーチ転倒防止部の底面には、0度から30度の範囲で踵の傾きを矯正する角度調整部を備えていることを特徴とするインソール。
【請求項4】
請求項1又は請求項2記載のインソールであって、
前記本体部の先端部分を形成する前側トリミングラインは、使用時に前記足の第1中足骨頭にかからないことを特徴とするインソール。
【請求項5】
請求項1又は請求項2記載のインソールであって、
前記本体部の先端部分を形成する前側トリミングラインは、使用時に前記足の第1中足骨頭、第2中足骨頭、第3中足骨頭、第4中足骨頭及び第5中足骨頭にかからないことを特徴とするインソール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、靴に入れて足の土踏まずを支持してアーチを形成するインソールに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
人の足には複数個の骨があり、それらが歪みなく正しく配列されていることにより正常な歩行や立位が可能になる。足の骨の配列は加齢や足のケガ等により歪みを生じ、その結果、偏平足等の足のトラブルとなって発現する。足の骨の歪みは構造的なものであり、薬や湿布等では良くならずインソール等による足裏からのアプローチによって足の骨の構造を立て直す必要がある。
【0003】
また、インソールでは人体の足に接する内面部分の構造であるヒールカップの重要性はもちろんのこと、インソールと靴の接する外面部分の構造に関しても重要である。
【0004】
人の足は体重を支えて衝撃を分散等するために複数の骨がアーチ状に組み合わされ、足底のアーチに沿って足底筋膜が形成されている。詳細には、図4に示されるように、人の足60には3つのアーチが形成されており、小指の付け根と踵を結ぶ外側の縦アーチ64と、一般的に土踏まずと呼ばれる親指の付け根と踵を結ぶ内側の縦アーチ65と、5本の指の付け根を結ぶ横アーチ66とがある。
【0005】
これらのアーチのうち、内側の縦アーチ65は、加齢に伴って筋力が落ち、踵の骨が内側に倒れてくると落ち込んで、土踏まずの部分が地面についてしまう、いわゆる偏平足となる。偏平足になると足が疲れやすくなったり、足の障害が起きやすくなったりする。従来、このような足底のアーチが落ち込みを防ぐために、土踏まずの部分を持ち上げるためのパッドをインソールに設けたり、土踏まずの部分を持ち上げる凸形状を形成したりしてきた。このような、土踏まずの部分を持ち上げるパッドの役割を果たす凸形状を形成したインソールが提案されている(特許文献1)。
【0006】
特許文献1のインソールは、足の裏面に接触する面に、足の骨格の3アーチである横アーチ、内側の縦アーチ、外側の縦アーチを整える隆起したインソール土踏まず対応領域を施し、後足部対応領域から中足部対応領域に渡ってコーナカップ部を形成して、裏側において、中足部対応領域の後端付近の足の内側の位置から後足部対応領域の後端の足の内側よりの位置までを結ぶ直線に対向する後足部対応領域の足の外側までの範囲に傾斜領域を施
したものである。
【0007】
しかし、パッドで土踏まずを持ち上げるパッドに硬さがある場合、体重を掛けたときに衝撃を吸収するための内側の縦アーチが機能できなくなる。そのため、足の内側の縦アーチ(土踏まず)を支持する部分については撓みのある樹脂製等の部材が好ましい。一般的にインソールは特許文献1のインソールのように足の裏全体を支持するように作られるが、男性の紳士靴や女性のパンプス等のデザイン性の高い靴に、別体の新たなインソールを入れると靴の中がきつくなる。
【0008】
靴の中がきつくならないようにするために、仮に内側の縦アーチ(土踏まず)部分のみを支持するインソールを使用すると、靴の中で内側の縦アーチからインソールがずれたり、インソールが上からの体重に押されて靴のなかで転倒したりすることが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2015-208398号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、以上の点に鑑み、足の内側の縦アーチ(土踏まず)を支持するとともに、紳士靴やパンプス等のデザイン性の高い靴に入れてもきつくならず、且つ、使用中に靴の中で位置がずれずに転倒も防止できるインソールを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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