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公開番号
2024101589
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-30
出願番号
2023005563
出願日
2023-01-18
発明の名称
シューズ
出願人
株式会社ゴールドウイン
代理人
個人
主分類
A43B
7/08 20220101AFI20240723BHJP(履物)
要約
【課題】必要な部分に換気口を設けて、効率よく換気を行い、足部の放熱を促し、内部空間の温度湿度の上昇を抑制し、快適に運動することができるシューズを提供する。
【解決手段】シューズ10のアッパー14の、内股側の内股側ソール領域22に、ソール12の近傍に沿って、土踏まずと踵部の境界付近には高い通気性の内股側高通気部22aを備える。内股側高通気部22a以外の内股側ソール領域22には、ソール12に沿って線状に設けられた内股側低通気部22bを有する。アッパー14の、外股側の外股側ソール領域24に、ソール12の近傍に沿って、土踏まずの外側付近に通気性の高い外股側高通気部24aを備える。外股側高通気部24a以外の外股側ソール領域24には、ソール12に沿って外股側低通気部24bを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
足を収容するための内部空間を囲むアッパーと、地面に接触するソールとを備えるシューズにおいて、
前記アッパーには、前記シューズの内部空間と外部空間を連通する換気用の通気部が設けられ、
前記アッパーの幅方向中心線から内股側の内股側ソール領域に設けられた前記通気部は、前記ソールの近傍に沿って爪先部から踵部にかけて設けられ、
土踏まずと踵部の境界付近は高い通気性の内股側高通気部となり、それ以外の内股側ソール領域には、前記ソールに沿って線状に設けられ相対的に通気性の低い内股側低通気部が形成され、
前記アッパーの幅方向中心線から外股側の外股側ソール領域に設けられた前記通気部は、前記ソールの近傍に沿って爪先部から土踏まずの外側にかけて設けられ、
土踏まずの外側付近は高い通気性の外股側高通気部となり、それ以外の外股側ソール領域には、前記ソールに沿って線状に設けられ相対的に通気性の低い外股側低通気部が形成されていることを特徴とするシューズ。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記アッパーの、足の甲の爪先部側に、高い通気性の爪先部高通気部が形成され、
前記アッパーの踵部には、前記ソールに沿って線状に設けられた相対的に通気性の低い踵部低通気部が形成されている請求項1記載のシューズ。
【請求項3】
前記通気部は、多数の換気口から成る請求項1又は2記載のシューズ。
【請求項4】
前記通気部は、通気性生地から成る請求項1又は2記載のシューズ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、ランニング等に用いられる運動用等のシューズに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
通常、シューズを履いてランニング等の運動をすると、シューズの内部空間の温度湿度が上昇する。例えば、40分間のランニングによって、シューズの内部空間の温度は8℃以上、相対湿度は20%以上上昇する。温度湿度の上昇により、心拍数が増加したり、また足に水虫が発生したりするリスクが高くなる。そこで、従来、シューズの内部空間の温度湿度の上昇を抑制するために、通気口を備えて換気を行うシューズがある。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されている靴は、足を収容するための内部空間を囲むアッパーを備え、このアッパーの内足部の内足外表面には、足をスイングさせた時に内部空間から外部に空気を吸い出すための空気吸出部と、内部空間に空気を取り込むための空気取込部と、内部空間から空気を排出するための排気部と、爪先から空気を取り入れるための空気取り入れ孔が設けられている。空気吸出部と空気取込部、排気部、空気取り入れ孔は、靴を水平面に載置した時鉛直方向に対して所定の角度だけ傾斜した方向に延伸し、延伸方向、つまり長手方向に細長いスリット形状である。この靴によれば、運動時の脚のスイング中に靴内を換気することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2020/174654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記背景技術の場合、空気吸出部と空気取込部、排気部、空気取り入れ孔は、各々一方向に延伸するスリット状に形成され、アッパー部分にメッシュやスリットが多数配置されることによって、靴の耐久性や、フィット感、ホールド力などの機能が損なわれる恐れがある。これらの機能が損なわれると、本来の運動に支障が生じたり、快適な運動の妨げとなる恐れがある。しかも、これらの通気部は靴全体に配置された設計となっている。そこで、耐久性を保ちながら、換気機能を高めた構造が求められている。
【0006】
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、靴内の換気を促進するために効果的な通気部を配置し、着用して運動する際に内部空間の温度湿度の上昇を抑制し、快適に運動することができるシューズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、足を収容するための内部空間を囲むアッパーと、地面に接触するソールとを備えるシューズにおいて、前記アッパーには、前記シューズの内部空間と外部空間を連通する換気用の通気部が設けられ、前記アッパーの幅方向中心線から内股側の内股側ソール領域に設けられた前記通気部は、前記ソールの近傍に沿って爪先部から踵部にかけて設けられ、土踏まずと踵部の境界付近は高い通気性の内股側高通気部となり、それ以外の内股側ソール領域には、前記ソールに沿って線状に設けられ相対的に通気性の低い内股側低通気部が形成され、前記アッパーの、幅方向中心線から外股側の外股側ソール領域に設けられた前記通気部は、前記ソールの近傍に沿って爪先部から土踏まずの外側にかけて設けられ、土踏まずの外側付近は高い通気性の外股側高通気部となり、それ以外の外股側ソール領域には、前記ソールに沿って線状に設けられ相対的に通気性の低い外股側低通気部が形成されているシューズである。
【0008】
前記アッパーの、足の甲の爪先部側に、高い通気性の爪先部高通気部が形成され、前記アッパーの踵部には、前記ソールに沿って線状に設けられ相対的に通気性の低い踵部低通気部が形成されている。
【0009】
前記通気部は、多数の換気口から成る。又は、前記通気部は、通気性生地から成るものでもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のシューズは、遊脚動作時において、効果的に靴内の換気を行うために優先度の高い部位に通気部を設けたので、効率よく換気が行われ足部の放熱を促し、着用して運動する際に内部空間の温度湿度の上昇を抑制し、快適に運動することができる。また、シューズの内部空間の温度湿度の上昇を抑制することにより、マラソンなどの継続した身体運動の際に足部の放熱を促して心拍数の増加を抑えることができる。その他、内部空間の通気を良好にして、シューズ内部の衛生環境の悪化を抑え、水虫の発生等を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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