TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024179505
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098401
出願日
2023-06-15
発明の名称
履物
出願人
徳武産業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A43B
11/00 20060101AFI20241219BHJP(履物)
要約
【課題】高齢者等の個々の足の状態に対応可能な、脱いだり履いたりが容易な履き心地の良い履物の提供。
【解決手段】開口部25を有する甲部2と、底部4とを備え、甲部2は、つま先部21、足側部22、および、かかと部23を有し、かかと部23は、かかと後方を支持し、幅方向に湾曲するかかとカーブ部230と、かかとカーブ部230において、かかとカーブ部230の下端よりも上方に形成され、外側に突出して形成される段部231と、開口部25の後端部に位置するかかと部上端に形成され、後方に拡開するガイド部232と、を有し、かかと部23の段部231に対応する突出部2331を有し、ガイド部232の形状を維持するためのガイド芯部2332を備える硬質芯材233を内装する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部を有する甲部と、底部とを備える、履物であって、
前記甲部は、つま先部、足側部、および、かかと部を有し、
前記かかと部は、
かかと後方を支持し、幅方向に湾曲するかかとカーブ部と、
前記かかとカーブ部の外側表面に、外側に突出して形成される段部と、
前記開口部の後端部に位置するかかと部上端に形成され、後方に拡開するガイド部と、を有し、
前記かかと部の前記段部に対応する突出部を有し、前記ガイド部の形状を維持するためのガイド芯部を備える硬質芯材を内装する、ことを特徴とする履物。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記段部は、前記かかとカーブ部の下端よりも上部に形成されており、指が引っ掛かり、指で下側から上方に押し上げることが可能となっている、請求項1に記載の履物。
【請求項3】
前記ガイド芯部は、水平方向切断面において、厚さが相対的に厚い山部と、厚さが相対的に薄い谷部とを有しており、前記山部と前記谷部とが幅方向において交互に形成されている、請求項1に記載の履物。
【請求項4】
前記甲部が、つま先部、履口周辺から後端に向けて開口部内に斜め上方に延出する舌部、足側部、および、かかと部で構成された、トゥボックスが高めでつま先の納まる部分にゆとりがあるスリップオン型の構造を有することを特徴とする請求項1に記載の履物。
【請求項5】
前記甲部が、二枚の生地が足側部で縫製された同一形状の一対の生地を甲の長手方向の中心部分で縫製して形成される、請求項1に記載の履物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、かかとの挿入をガイドするため、本体後方に拡開するガイド部を有する、より詳細にはトゥボックスが高めでつま先の納まる部分にゆとりがあるスリップオン型の構造を有する履物に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
履物は、歩行の際に脱げにくいように設計してしまうと、着脱する時に、時間を要し着脱が簡単にできない傾向にある。一方、履きやすく設計した場合には、歩行の際に脱げやすくなってしまうことがある。健康な人であっても、履物の着脱は、しばしば忙しいときなどには、煩わしく、時間を要して着脱を行っている。たとえば着脱に手の力をかりて行なう場合には、身体が不自由であるがために、前屈しにくい人や手足の自由度の少ない人にとっては、最も苦しい身体の動作を強いられ、着脱のための容易な操作は到底得ることができない。
【0003】
靴ベラの使用や靴を履くために屈み込むなどの動作をすることなく、足を滑り込ませるように簡単に履くようにした靴が知られている。例えば、履き口となる開口縁のうち後縁を含む踵部に、履き口の開口縁から前方に向かうほどに低くなるように傾斜した案内部を形成した剛性部と、この剛性部に対し靴の内側において均一な厚さの柔軟部材とを備え、履き動作の際の踵部分の足裏を滑り込ませるようにした物が知られている(特許文献1)。また、手を使わずに、また靴ベラなしでも履けるようにした靴が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3212460号公報
特開2022-139151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、高齢者や足に傷病のある人(以下、「高齢者等」という。)の個々の足の状態に対応可能な、脱いだり履いたりが容易な履き心地の良い履物を提供することを目的とする。着脱のための容易な操作(足を滑り込ませるだけで簡単に履け、他方の足を引っ掛けて簡単に脱げる)を得ることができ、足指に負担がかかりにくく、歩いているときもつま先回りを快適に保つことができる履物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の(1)ないし(5)の履物を要旨とする。
(1)開口部を有する甲部と、底部とを備える、履物であって、前記甲部は、つま先部、足側部、および、かかと部を有し、前記かかと部は、かかと後方を支持し、幅方向に湾曲するかかとカーブ部と、前記かかとカーブ部において、前記かかとカーブ部の下端よりも上方に形成され、外側に突出して形成される段部と、前記開口部の後端部に位置するかかと部上端に形成され、後方に拡開するガイド部と、を有し、前記かかと部の前記段部に対応する突出部を有し、前記ガイド部の形状を維持するためのガイド芯部を備える硬質芯材を内装する、ことを特徴とする履物。
(2)前記段部は、前記かかとカーブ部の下端よりも上部に形成されており、指が引っ掛かり、指で下側から上方に押し上げることが可能となっている、上記(1)に記載の履物。
(3)前記ガイド芯部は、水平方向切断面において、厚さが相対的に厚い山部と、厚さが相対的に薄い谷部とを有しており、前記山部と前記谷部とが幅方向において交互に形成されている、上記(1)に記載の履物。
(4)前記甲部が、つま先部、履口周辺から後端に向けて開口部内に斜め上方に延出する舌部、足側部、および、かかと部で構成された、トゥボックスが高めでつま先の納まる部分にゆとりがあるスリップオン型の構造を有することを特徴とする上記(1)に記載の履物。
(5)前記甲部が、二枚の生地が足側部で縫製された同一形状の一対の生地を甲の長手方向の中心部分で縫製して形成される、上記(1)に記載の履物。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、甲部の上端部に足を出し入れする広い開口部を形成しており、その広い開口部と合わさって、段部とガイド部を持つかかと部を含み、着脱のための容易な操作(足を滑り込ませるだけで簡単に履け、他方の足を引っ掛けて簡単に脱げる)を得ることができ、履きやすく、履かせやすい甲部となっている、高齢者等の個々の足の状態に対応可能な、脱いだり履いたりが容易な履き心地の良い履物を提供することができる。
特に、本発明によれば、かかと部は、かかとカーブ部の外側表面に、外側に突出して形成される段部を有しており、使用者または介助者が段部に指を掛けてかかと部を引き上げ、あるいは、引き下げることで、履物の着脱をより容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例のガイド部を持つ履物(右片足)左方から見た外観図(左側面図)を示す。
実施例のガイド部を持つ履物(右片足)を上から見た外観図(平面図)を示す。
実施例のガイド部を持つ履物(右片足)を左後方の上から見た斜視図を示す。
介助者が段部に指を掛けて履物を脱がす場面を示す図である。
図1の履物(右片足)が内装する硬質芯材(月型芯)を左後方から見た斜視図を示す。
図1の履物(右片足)が内装する硬質芯材(月型芯)を左方から見た外観図(左側面図)を示す。
図1の履物(右片足)が内装する硬質芯材(月型芯)を後方から見た外観図(背面図)を示す。
図1の履物(右片足)が内装する硬質芯材(月型芯)を後上方から見た外観図(斜視図)を示す。
図7のIX-IX線に沿う断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[甲部]
甲部とは、底部(底部材)から上の部分であり、爪先を含む甲部、足側部(腰部)およびかかと部分からなる部分の総称であり、アッパーと同義である。本発明において、甲部はつま先部、足側部、および、ガイド部を持つかかと部で構成された全体が深い甲部からなる。甲部の上端部に足を出し入れする履き口部を形成しており、広い開口部と合わさって、履きやすく、履かせやすい構造となっている。
【0010】
[布材]
甲部は、足当たりが良いように布材である甲部材を使用している。そうした布材は通常に用いられる縫製可能な布材であれば特に制限はない。布地で作成したことにより、感触がよく安定した履き心地を得ることができ、足に確実にフィットする。衝撃を緩和すべく、甲部材の表布にウレタンフォームを貼り合わせた布材に裏布を重ねて縫い合わせてクッション性をもたせるのが望ましい。例えば、ニットにスポンジ布を貼り合わせた厚手の生地が好ましい素材としてあげられる。裏布は足入れがし易いように滑り性のある丈夫なニット生地が好ましい。そのようにフィット感ないしホールド感を維持しながら開口部を更に拡大できるように、伸縮性のある布材で構成するのが好ましい。さらにクッション付きかかととすることにより、着用者のかかとの形/足の形に十分にフィットさせることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
徳武産業株式会社
履物
2か月前
個人
靴型
11か月前
個人
履物
9か月前
個人
履物
3か月前
個人
靴用装着物
13日前
山三商事株式会社
靴
2か月前
個人
インソール
6か月前
株式会社サカガワ
草履
10か月前
リトルピアニスト株式会社
履物
9か月前
個人
靴紐用テンションガイド
8か月前
株式会社ティーワン
シューズ
11か月前
個人
靴底及び該靴底を備えた靴
4か月前
アズマ工業株式会社
浴室用履物
10か月前
株式会社KTC
インソールおよび履物
2か月前
株式会社ゴールドウイン
シューズ
7か月前
美津濃株式会社
シューズのソール
9か月前
個人
履物
4か月前
個人
履物
5か月前
株式会社ATN1
中敷き及び履物
5か月前
株式会社フォーナインシューズ
靴
20日前
徳武産業株式会社
履物
2か月前
株式会社アシックス
靴
8か月前
株式会社アメイズプラス
履物
6か月前
株式会社アメイズプラス
履物
5か月前
糸伍株式会社
靴紐
1か月前
株式会社アシックス
履物
11か月前
株式会社ダイマツ
履物及び短靴用月型芯
6か月前
個人
履物用中敷
4か月前
高笙工業有限公司
紐用リール
2か月前
株式会社フォーカルワークス
靴の中底と靴
6か月前
デサントジャパン株式会社
子供用靴
4か月前
豊田合成株式会社
検出装置及び履物
11か月前
ゼンノ株式会社
履物
6か月前
株式会社馬里奈
履物
3か月前
株式会社アシックス
靴
11か月前
株式会社バンダイ
センサ装置、履物、及び履物セット
10か月前
続きを見る
他の特許を見る