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公開番号
2024175628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023102837
出願日
2023-06-06
発明の名称
インソールおよび履物
出願人
株式会社KTC
代理人
主分類
A43B
17/00 20060101AFI20241211BHJP(履物)
要約
【課題】意図的に足裏アーチをつくることで、足を整え、身体全体(姿勢)を整えることができるインソールおよび履物を提供する。
【解決手段】足裏足先部と接する前方板状体2と足裏踵部と接する後方板状体3にて構成され、足裏踵側と接する後方板状体は、踵部後方端部から土踏まず側に肉厚を減ずる勾配を有す第4部分と後方板状体両サイドから中心に向かって肉厚を減ずる勾配を有する第5a・5b部分と二等辺三角形のフラット部分である第6部分、第10部分の若干のふくらみにより形成されている。足裏指先側と接する前方板状体は、先端領域の足指が接する部分がフラット面を有す第7部分と第7部分から後方に向けてゆるやかに肉厚が減ずる勾配を有する第8部分と第8部分最低位置部分から後方に向けてゆるやかに若干肉厚が増す勾配を有する第9部分から形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
足裏指先部分と接する前方板状体と足裏踵部分と接する後方板状体からなるセパレートタイプの靴のインソールであって、前記足裏踵側と接する後方端部から土踏まず側に肉厚を減ずる勾配を有す第4部と後方板状体両サイドから中心に向かい肉厚を減ずる勾配を有する第5a・5b部と、二等辺三角形のフラット部である第6部と、第4部外側の若干のふくらみの第10部によって形成されており、踵を包み込むようにフィットさせ、踵を若干高くするためのインソールであって、足裏指先側と接する前方板状体は、先端領域の足指が接する部分がフラット面を有す第7部分と、第7部分から後方に向けてゆるやかに肉厚が減ずる勾配を有する第8部分と、第8部分最低位置部分から後方に向けてゆるやかに肉厚が増す勾配を有する第9部分にて形成されており、第7部分に足指をのせ、第8部分に足指付け根をフィットさせ、第9部分にて母指球を守り、蹴り出す力をサポートするインソール。
続きを表示(約 40 文字)
【請求項2】
前記請求項1記載のインソールの構造を備えた履物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、装着することで自発的に足裏アーチをつくり、効率よく足裏アーチを鍛えられるようになること、骨盤の前傾姿勢を保てること。そして、足の指を使えるようになること。
これらにより、歩行力が上がり姿勢の改善、起立時・歩行時・運動時の負担軽減により、腰痛・膝痛が改善されるインソールおよび履物に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、正しい歩行は、足のつま先、足指の付け根、踵の3点でバランスをとることが知られている。一方で多くの人は、つけ根と踵の2点でバランスをとりながら歩行を行っている。足指が使われない2点歩行は、足裏体重が足裏の踵方向にズレ、膝の位置が変わり、腰が後継姿勢になり、膝・腰に負担がかかり、痛みが発生する。
また、外反母趾においては、2点歩行によりつま先に力が加わらないことから、縦アーチ・横アーチが崩れ起こる現象である。
故に、3点歩行を行うことが重要なポイントとなる。
従来より、履物の底部構造に工夫することで使用者の腰痛・膝痛を予防・改善するモノが様々なアイデアとして提案されている。
例えばそのようなモノとして、次のようなモノがある。
利用者の足の親指の中趾節関節の足裏側に突起物が設けられている履物。(特開2018-23691)
踵部を高く構成し、土踏まずの内側が接する部位をさらに湾曲させた湾曲部によりアーチを施しサポートし、足指部位にくぼみをつくり出す構成のインソール。(特開2017-148321)以上の様なモノ等がある。
【0003】
しかし、人間の足裏は、日々の体調が変わることにより足裏の凹凸が変わるものとされている。つまり、土踏まずの浮き沈みの変化が日々あるということとなる。
故に違和感が生まれ、理想の姿勢や足の指を使った理想の歩行が困難になる傾向があった。
また、足指を使えることで足裏アーチを形成していく一つの重要な要素であるが、くぼんでいることで、足指5本全部の指を使えない。足裏の筋肉(縦アーチ)・足の甲の筋(横アーチ)を効率よく力を伝えることができない、もしくは、効率的に足指を使い縦・横アーチを鍛えられない傾向があった。
【0004】
現代の人間は足の指が使われず、指の力が弱く、土踏まずが反り上がった縦アーチが形成されない傾向にある。
足裏体重が踵方向に過多となり、指が浮くことで指が利かない“浮足”となり、指先の踏ん張りがきかない故に、足裏縦・横アーチが形成されず、不安定になり無意識に膝位置が前、腰が後継姿勢にとなる。
そして、背筋が丸まり、顔が前に出て首・腰・膝に負担がかかる。
結果、アーチが形成されずに足裏が不安定になることで、偏平足や外反母趾が表れ、踵重心過多の足裏バランスとなり、姿勢が悪くなり足の指が使えないことにより足の甲の筋・足裏の筋肉が使えず、足首・膝・股関節というバネ運動(運動連鎖)を幅広く使えず制限されてしまい負担が各部分にかかる。そして上記に記したように、無意識に膝が前に位置し、姿勢が悪くなり、腰痛・膝痛・首痛等が表面化していくことが指摘されている。
【0005】
理想的な歩行は、踵部側で軽く着地した後、前足部側へ体重が移動して、足の指で地面を蹴り上げるようにして移動するものである。そのような歩行を実現するためには、図14に示す縦アーチ10および横アーチ11ができて立体的な足の形となること。足の指が良く動くこと。図12に示すような前屈みな姿勢(顎が前に出て背中が丸まり、膝が曲がる姿勢)ではなく、図13が示すような、骨盤が前傾姿勢となり、膝が前に位置し、頭が真っ直ぐ伸びた良い姿勢(目線が上がり、背筋が伸びて、姿勢)で歩けることなどが重要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018―23691号
特開2017―148321号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者は、上記のような理想的な姿勢を保つ・歩行表現を繰り返すことができるインソールおよび履物によって、姿勢が良くなり、足がスムーズに出せるようになり、足の指が使えるように自らの運用にて得た力で足の筋肉が効率的に鍛えられ、全体のパフォーマンスが上がり、膝痛・腰痛が改善されていくこと、次第に偏平足や外反母趾が改善されることに着眼し、長期に渡る試行錯誤を繰り返す中で本発明を完成するに至った。
故に、本発明の課題は、継続的な使用と使用したことによる自らの運用によって得た力により、良い姿勢を保つための筋肉が鍛えられ、理想的な歩行や姿勢を具現化することができ、偏平足や外反母趾の改善、以後の身体への負担を身体のエネルギーの滞りをなくすように軽減させるようにサポートできるインソールおよび履物を提供することにある。
【0008】
上記課題を解決するものは、足裏と接する足先足指部分の前方板状体2と足裏踵部分に接する後方板状体3の2点式で様々な足形やサイズに合わせることを可能にすることを特徴とするインソールおよびインソール構造を備えた履物である。(請求項1・2)
【0009】
前記インソールおよび履物は、1点が前方板状体であり、前記足先足指部分に足指を上げる為の4mmの高さを有したフラット面の部分に足指がのることで全ての足指を有効的に使えるようにし、横アーチを形成するサポート。また、足先足指からつけ根部分に空間が空かないように後方に向けて、ゆるやかに肉厚が減ずる勾配を有することで足指に負担がかからないサポート。指から伝えられた力が母指球に集約される為、母指球までをサポートするサポーターが足指付け根から母指球辺りまで、ゆるやかに上がる傾斜を有している。母指球を伝わってきたエネルギーより守ると共に、緩やかに肉厚が増す勾配を有することにより、蹴り出しやすくサポートする。
もう1点が後方板状体であり、前記足裏踵部分をホールドし、踵部後方端部から土踏まず側に肉厚を減ずる勾配を有することにより、骨盤を前傾姿勢にすることで足裏縦アーチを形成しサポートする。という2点の前方・後方板状体のサポートが満たされるように形成されていることが好ましい。(請求項1)
足裏足先指部分の前方板状体2は、個々足・指の形が違うということにアジャストする為、使用者が初めてそのシューズを使用する装着前に使用者の足指つけ根付近にフィットするような位置に自ら設置する(合わせること)が好ましい。
足裏踵部分の後方板状体3は、使用者が初めてシューズを使用する装着前に使用者の足裏踵最端位置に合わせて自ら設置することが好ましい。
【0010】
また、上記課題を解決するものは、前記請求項1のインソール構造ポイントを備えたことを特徴とする履物である。(請求項2)
(【0011】以降は省略されています)
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