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公開番号2024170206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023087236
出願日2023-05-26
発明の名称
出願人山三商事株式会社
代理人個人
主分類A43C 1/02 20060101AFI20241129BHJP(履物)
要約【課題】見栄えが良く靴紐による締め上げ状態を良好に維持できる、これまでにない靴を提供する。
【解決手段】対向状態で複数の紐通し孔1が並設された一対の羽根部2および該紐通し孔1に挿通される靴紐3で構成された締付調整部と、前記羽根部2の裏側に設けられる舌部4と、履き口5とを有する靴であって、前記靴紐3は、少なくとも紐長手方向両端部に、前記紐通し孔1の孔径よりも大径に形成されると共に、引っ張り操作により該引っ張り操作方向に伸長弾性変形して前記紐通し孔1の孔径よりも小径に変形する小径変形部が設けられた小径変形部領域を有するものであり、前記舌部4の履き口5側の端部には、前記紐通し孔1に挿通された前記靴紐3の両端部の前記小径変形部を止着可能な止着部6と、前記止着部6を覆う開閉自在な覆い部7とが設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対向状態で複数の紐通し孔が並設された一対の羽根部および該紐通し孔に挿通される靴紐で構成された締付調整部と、前記羽根部の裏側に設けられる舌部と、履き口とを有する靴であって、
前記靴紐は、少なくとも紐長手方向両端部に、前記紐通し孔の孔径よりも大径に形成されると共に、引っ張り操作により該引っ張り操作方向に伸長弾性変形して前記紐通し孔の孔径よりも小径に変形する小径変形部が設けられた小径変形部領域を有するものであり、
前記舌部の履き口側の端部には、前記紐通し孔に挿通された前記靴紐の両端部の前記小径変形部を止着可能な止着部と、前記止着部を覆う開閉自在な覆い部とが設けられていることを特徴とする靴。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
請求項1記載の靴において、前記止着部には、前記小径変形部が前記小径に変形した状態では通過可能で、大径状態では通過移動不能な靴紐挿通孔が設けられていることを特徴とする靴。
【請求項3】
請求項2記載の靴において、前記靴紐挿通孔は靴幅方向に延在するものであることを特徴とする靴。
【請求項4】
請求項3記載の靴において、前記靴紐挿通孔は靴長手方向に2つ並設されていることを特徴とする靴。
【請求項5】
請求項1~4いずれか1項に記載の靴において、前記覆い部は前記舌部の前記履き口側の端部に連設される折り返し片により構成され、この折り返し片には前記止着部を覆うように折り返した状態で前記舌部に係止可能な係止部が設けられていることを特徴とする靴。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、靴に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
出願人は、例えば特許文献1に開示されるような、少なくとも紐長手方向両端部に、紐通し孔の孔径よりも大径に形成されると共に、引っ張り操作により該引っ張り操作方向に伸長弾性変形して紐通し孔の孔径よりも小径に変形する小径変形部(こぶ部)が設けられた小径変形部領域を有する靴紐を採用した靴に関する種々の特許出願を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-69180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記靴紐の両端部を良好に止着できるのは勿論、止着部を覆うことで目立たず且つ外部と干渉し難い状態とすることができ、見栄えが良く靴紐による締め上げ状態を良好に維持できる、これまでにない靴を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0006】
対向状態で複数の紐通し孔1が並設された一対の羽根部2および該紐通し孔1に挿通される靴紐3で構成された締付調整部と、前記羽根部2の裏側に設けられる舌部4と、履き口5とを有する靴であって、
前記靴紐3は、少なくとも紐長手方向両端部に、前記紐通し孔1の孔径よりも大径に形成されると共に、引っ張り操作により該引っ張り操作方向に伸長弾性変形して前記紐通し孔1の孔径よりも小径に変形する小径変形部が設けられた小径変形部領域を有するものであり、
前記舌部4の履き口5側の端部には、前記紐通し孔1に挿通された前記靴紐3の両端部の前記小径変形部を止着可能な止着部6と、前記止着部6を覆う開閉自在な覆い部7とが設けられていることを特徴とする靴に係るものである。
【0007】
また、請求項1記載の靴において、前記止着部6には、前記小径変形部が前記小径に変形した状態では通過可能で、大径状態では通過移動不能な靴紐挿通孔10が設けられていることを特徴とする靴に係るものである。
【0008】
また、請求項2記載の靴において、前記靴紐挿通孔10は靴幅方向に延在するものであることを特徴とする靴に係るものである。
【0009】
また、請求項3記載の靴において、前記靴紐挿通孔10は靴長手方向に2つ並設されていることを特徴とする靴に係るものである。
【0010】
また、請求項1~4いずれか1項に記載の靴において、前記覆い部7は前記舌部4の前記履き口5側の端部に連設される折り返し片により構成され、この折り返し片には前記止着部6を覆うように折り返した状態で前記舌部4に係止可能な係止部11が設けられていることを特徴とする靴に係るものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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