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公開番号2024144053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023194325
出願日2023-11-15
発明の名称子供用靴
出願人デサントジャパン株式会社
代理人個人,個人
主分類A43B 13/14 20060101AFI20241003BHJP(履物)
要約【課題】耐久性を向上させつつ踵の内側への倒れこみを抑制できる子供靴を提供する。
【解決手段】子供靴は、アッパーと、踵領域が配置される踵部23、踵部23に連接されて足の中足領域が配置されるアーチ部24、アーチ部24に連接されて足の母趾球ないし小趾球領域が配置される踏み込み部25、及び踏み込み部25に連接されて足のつま先領域が配置されるつま先部26を有しており、非発泡のゴム部材で構成される、アウトソール20とを備えている。アーチ部24は、幅方向内側において底面が踵部23の底面と連続しており前方に延びる延長部24hと、延長部24hの幅方向外側において底面が延長部の底面よりも上方に位置するベース部24gとを有している。アウトソール20の踵部23および延長部24hは、残余の部分よりも厚い。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
使用者の足を包むように形成されたアッパーと、
前記アッパーが接着される基本面、地面に接地する靴底面、前記使用者の足の踵領域が配置される踵部、前記踵部に連接されて使用者の土踏まずを含む足の中足領域が配置されるアーチ部、前記アーチ部に連接されて使用者の足の母趾球ないし小趾球領域が配置される踏み込み部、及び前記踏み込み部に連接されて使用者の足のつま先領域が配置されるつま先部を有しており、非発泡のゴム部材で構成される、アウトソールと
を備え、
前記アーチ部は、幅方向内側において底面が前記踵部の底面と連続しており前方に延びる延長部と、前記延長部の幅方向外側において底面が前記延長部の底面よりも上方に位置するベース部とを有しており、
前記アウトソールの前記踵部および前記延長部は、残余の部分よりも厚い、子供靴。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記踵部および前記延長部は、前記基本面から下方に向かって凹む肉抜き部を有する、
請求項1に記載の子供靴。
【請求項3】
前記アウトソールは、前記基本面の周縁から上方に向かって立ち上がる周壁部を有する、
請求項1または請求項2に記載の子供靴。
【請求項4】
前記周壁部は、使用者の足の幅方向内側に位置する内側壁部を有し、
前記内側壁部における前記アーチ部に対応するアーチ内壁部が、前記内側壁部における前記踏み込み部に対応する踏み込み内壁部よりも高い、
請求項3に記載の子供靴。
【請求項5】
前記周壁部は、使用者の足の幅方向外側に位置する外側壁部を有し、
前記外側壁部における前記アーチ部に対応するアーチ外壁部が、前記外側壁部における前記踏み込み部に対応する踏み込み外壁部よりも高い、
請求項4に記載の子供靴。
【請求項6】
前記周壁部は、前記踵部に位置する踵壁部と、前記踏み込み部に位置する踏み込み壁部とを有し、
前記踵壁部が、前記踏み込み壁部よりも高い、
請求項3に記載の子供靴。
【請求項7】
前記周壁部は、前記踵部の前後方向の中間部で、使用者の足の幅方向内側および外側それぞれに設けられた、下方に向かって凹む一対の第1凹部を有する、
請求項3に記載の子供靴。
【請求項8】
前記周壁部は、前記つま先部と前記踏み込み部との境界を含む位置で、使用者の足の幅方向内側および外側それぞれに設けられた、下方に向かって凹む第2凹部を有する、
請求項3に記載の子供靴。
【請求項9】
前記つま先部および前記踏み込み部は、前記踵部および前記アーチ部よりも薄い、
請求項1または請求項2に記載の子供靴。
【請求項10】
前記踏み込み部は、前記アウトソールの屈曲促進部を有している、
請求項1または請求項2に記載の子供靴。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、子供用靴に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、使用者の足を包むように形成されたアッパーと、地面に接地する靴底面を構成するアウトソールとを備えた幼児用靴(子供靴)が開示されている。アウトソールには、使用者の足の踵領域が配置される踵部と、踵部に連接されて使用者の土踏まずを含む足の中足領域が配置されるアーチ部と、アーチ部に連接されて使用者の足の母趾球ないし小趾球領域が配置される踏み込み部と、踏み込み部に連接されて使用者の足のつま先領域が配置されるつま先部とが含まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4024058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、足裏の体幅方向内側には、上方に向かって窪んだアーチ状の土踏まずが位置する。この土踏まずのアーチを正常に形づけているのは、足の骨をつなぐ靭帯や筋肉であるが、歩き始めの子供は靭帯や筋肉が未発達であるので、土踏まずのアーチが発達途上にあり扁平足になりやすい。この扁平足の状態が続くと、土踏まずのアーチの発達がうまくいかず、足が内側へ倒れこんで、ハの字状に傾くいわゆる外反扁平足となる場合がある。これは、転びやすい、疲れやすい等、歩行に支障が生じ得る。しかしながら、特許文献1の幼児用靴では、踵の内側への倒れこみを抑制するための構成を備えていない。
【0005】
また、この種の子供靴は、軽量性およびクッション性の要求から、地面に接地するアウトソールに発泡材料が使用される場合がある。しかしながら、発泡材料は、非発泡の天然ゴム等に比べて、耐磨耗性、耐亀裂成長性等の耐久性が劣る。
【0006】
本発明は、耐久性が向上されると共に、踵の内側への倒れこみを抑制できる子供靴を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、使用者の足を包むように形成されたアッパーと、
前記アッパーが接着される基本面、地面に接地する靴底面、前記使用者の足の踵領域が配置される踵部、前記踵部に連接されて使用者の土踏まずを含む足の中足領域が配置されるアーチ部、前記アーチ部に連接されて使用者の足の母趾球ないし小趾球領域が配置される踏み込み部、及び前記踏み込み部に連接されて使用者の足のつま先領域が配置されるつま先部とを有しており、非発泡のゴム部材で構成される、アウトソールと
を備え、
前記アーチ部は、幅方向内側において底面が前記踵部の底面と連続しており前方に延びる延長部と、前記延長部の幅方向外側において底面が前記延長部の底面よりも上方に位置するベース部とを有しており、
前記アウトソールの前記踵部および前記延長部は、残余の部分よりも厚い、子供靴を提供する。
【0008】
本発明の一態様によれば、アウトソールが非発泡のゴム部材からなるため、発泡部材を用いる場合に比べて、耐久性を向上させることができる。延長部がアーチ部の幅方向外側の部分よりも地面側に突出しているので、装着状態では、延長部が設けられていないアーチ部の幅方向外側の部分が地面に近づくように変形する。言い換えると、アーチ部が幅方向外側に向かって下方に向かうように傾斜する。これにより、使用者の足は、中足領域の幅方向内側に位置する土踏まずが支持されて、幅方向外側の部分が下方に傾斜するので、踵が外側に向かって傾くように補正されて踵の内側への倒れこみが抑制される。
【0009】
前記踵部および前記延長部は、前記基本面から下方に向かって凹む肉抜き部を有していてもよい。
【0010】
本構成によれば、発泡部材に比べて比重が大きい非発泡部材から構成されるアウトソールは、重くなりやすく、特に踵部および延長部の厚さを厚くした場合、さらに重量が増加する傾向となるが、踵部および延長部に肉抜き部を設けることで、重量の増加を抑制できる。また、肉抜き部は、エアクッションとしての機能を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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