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公開番号
2025104217
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2024120290
出願日
2024-07-25
発明の名称
靴
出願人
株式会社アシックス
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A43B
9/00 20060101AFI20250702BHJP(履物)
要約
【課題】ヒールカウンターをシェルおよびアッパー本体に対して安定的に固定可能な靴を提供する。
【解決手段】靴1Aは、可撓性のシェル10と、シェル10に収容された袋状のアッパー本体20と、シェル10に収容されるとともにアッパー本体20の外側に配置されたヒールカウンター50とを備える。シェル10、アッパー本体20およびヒールカウンター50のうちの1つである第1部材および他の1つである第2部材には、それぞれ第1挿通部および第2挿通部が設けられ、シェル10、アッパー本体20およびヒールカウンター50のうちの残る1つである第3部材は、ベルト状の締付け部を有する。締付け部が第1挿通部および第2挿通部に挿通された状態で第1部材および第2部材が締付け部によって締め上げられることにより、第1部材および第2部材が、第3部材に固定可能である。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
着用者の足が挿入される挿入空間が内部に設けられた靴であって、
接地面を有する底壁部および当該底壁部の周縁から立設された周壁部を含む可撓性のシェルと、
前記シェルに収容されるとともに、着用者の足が挿入可能な開口部が設けられた袋状のアッパー体と、
前記シェルおよび前記アッパー体よりも硬質であり、前記シェルに収容されるとともに前記アッパー体の外側に配置されることで着用者の足の踵部の周面を少なくとも覆うことが可能に構成されたヒールカウンターとを備え、
前記シェル、前記アッパー体および前記ヒールカウンターのうちの1つを第1部材とし、前記シェル、前記アッパー体および前記ヒールカウンターのうちの他の1つを第2部材とし、前記シェル、前記アッパー体および前記ヒールカウンターのうちの残る1つを第3部材とした場合に、
前記第1部材には、貫通孔状の第1挿通部が設けられ、
前記第2部材には、貫通孔状の第2挿通部が設けられ、
前記第3部材は、本体部と、前記本体部から引き出されるように設けられたベルト状の締付け部とを有し、
前記締付け部が前記第1挿通部および前記第2挿通部に挿通された状態で前記第1部材および前記第2部材が前記締付け部によって締め上げられることにより、前記第1部材および前記第2部材が、前記第3部材に固定可能である、靴。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記締付け部の先端側の部分が、前記第3部材に固定可能である、請求項1に記載の靴。
【請求項3】
前記締付け部の先端側の部分が、前記締付け部の基端側の部分または前記本体部に固定可能である、請求項2に記載の靴。
【請求項4】
前記締付け部の先端側の部分が、前記第1部材または前記第2部材に固定可能である、請求項1に記載の靴。
【請求項5】
前記第1挿通部と前記第2挿通部とが、互いに対向するように位置している、請求項1に記載の靴。
【請求項6】
前記締付け部の基端側の部分が、前記第1挿通部および前記第2挿通部のいずれよりも高い位置に設けられている、請求項1に記載の靴。
【請求項7】
前記締付け部が、当該靴の後端部に設けられ、
前記第1挿通部および前記第2挿通部が、いずれも着用者の足の足幅方向に合致する方向である左右方向に延在するスリット形状を有し、
前記締付け部が、前記左右方向に延びる軸を締付け中心として締付け可能に構成されている、請求項1に記載の靴。
【請求項8】
前記締付け部が締め上げられた状態において、前記締付け部の先端側の部分が、前記締付け部のうちの当該先端側の部分を除く部分と、前記第1部材および前記第2部材のうちのいずれか一方とによって挟み込まれて挟持されている、請求項1に記載の靴。
【請求項9】
前記締付け部が、前記第1挿通部および前記第2挿通部のうちの一方の挿通部に挿通された状態でループ状に巻き戻された巻き戻し部を含み、
前記締付け部のうちの前記巻き戻し部よりも先端側の部分、および、前記締付け部のうちの前記巻き戻し部よりも基端側の部分が、いずれも前記第1挿通部および前記第2挿通部のうちの前記一方の挿通部とは異なる方の挿通部に挿通されている、請求項1に記載の靴。
【請求項10】
前記第1部材が、前記ヒールカウンターであり、
前記第2部材が、前記シェルであり、
前記第3部材が、前記アッパー体である、請求項1に記載の靴。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、靴に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば特開2022-127292号公報(特許文献1)や特開2022-127293号公報(特許文献2)には、可撓性のシェルと、当該シェルに収容された袋状のアッパー体と、当該アッパー体に収容されたソール本体とを備えた靴が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-127292号公報
特開2022-127293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、これら特許文献1,2に開示の靴にあっては、シェルおよびアッパー体がいずれも比較的軟質の部材にて構成されているため、耐久性の向上の観点や、着用者の足に対する追従性の観点等から、当該靴においては、着用者の足の踵部の周面に対応する部分に比較的硬質の部材からなるヒールカウンターが設けられることが好ましい。しかしながら、上述したように、シェルおよびアッパー体がいずれも比較的軟質であるため、当該ヒールカウンターを如何にしてこれらシェルおよびアッパー体に固定するかが問題となる。
【0005】
このヒールカウンターの固定が不十分な場合には、使用時においてヒールカウンターが位置ずれを起こしてしまい、結果として着用者の足に対するフィット性が大幅に損なわれてしまう問題が生じ得る。
【0006】
一方で、ヒールカウンターをアッパー体やシェルに対して接着剤を用いて接合することも想定されるものの、このような固定構造を採用した場合には、接着剤が相応の量の有機溶剤を含んでいるため、環境負荷の観点から必ずしも好ましいものとはならない。
【0007】
したがって、本開示は、可撓性のシェルおよび当該シェルに収容された袋状のアッパー体を備えた靴において、接着剤を使用することなく、または接着剤の使用量を削減しつつ、ヒールカウンターをシェルおよびアッパー体に対して安定的に固定可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る靴は、着用者の足が挿入される挿入空間が内部に設けられたものであって、可撓性のシェルと、アッパー体と、ヒールカウンターとを備えている。上記シェルは、接地面を有する底壁部と、当該底壁部の周縁から立設された周壁部とを含んでいる。上記アッパー体は、上記シェルに収容されており、着用者の足が挿入可能な開口部が設けられた袋状の形状を有している。上記ヒールカウンターは、上記シェルに収容されるとともに上記アッパー体の外側に配置されることで着用者の足の踵部の周面を少なくとも覆うことが可能に構成されており、上記シェルおよび上記アッパー体よりも硬質である。
【0009】
ここで、上記本開示の一態様に係る靴においては、上記シェル、上記アッパー体および上記ヒールカウンターのうちの1つを第1部材とし、上記シェル、上記アッパー体および上記ヒールカウンターのうちの他の1つを第2部材とし、上記シェル、上記アッパー体および上記ヒールカウンターのうちの残る1つを第3部材とした場合に、上記第1部材に貫通孔状の第1挿通部が設けられており、上記第2部材に貫通孔状の第2挿通部が設けられており、上記第3部材は、本体部と、上記本体部から引き出されるように設けられたベルト状の締付け部とを有している。
【0010】
上記本開示の一態様に係る靴にあっては、上記締付け部が上記第1挿通部および上記第2挿通部に挿通された状態で上記第1部材および上記第2部材が上記締付け部によって締め上げられることにより、上記第1部材および上記第2部材が、上記第3部材に固定可能に構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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