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公開番号
2025137445
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2025028706
出願日
2025-02-26
発明の名称
靴
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
A43B
23/02 20060101AFI20250911BHJP(履物)
要約
【課題】本発明は、着脱が容易な靴、特には片麻痺患者用の靴、を提供する。
【解決手段】本発明は、少なくとも1つのアッパー部、足を収容する為のソール部、及び、前記甲部を前記底部に連結させる少なくとも1つの連結部、を少なくとも備えており、前記連結部を軸とした前記アッパー部の開閉動作を行うことができるように構成されている靴を提供する。また、本発明は、少なくとも1つのアッパー部、及び足を収容する為のソール部、を少なくとも備えており、前記アッパー部の開閉動作を行うことができるように構成されており、前記アッパー部が開いた状態において、前記ソール部のアウトソール面と略垂直な方向に沿った足の移動によって当該足を前記靴の収容空間内に配置することできるように、前記アッパー部は開いている靴も提供する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1つのアッパー部、
足を収容する為のソール部、及び、
前記アッパー部を前記ソール部に連結させる少なくとも1つの連結部、
を少なくとも備えており、
前記連結部を軸とした前記アッパー部の開閉動作を行うことができるように構成されている、
靴。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記連結部は、親指側領域又は小指側領域に設けられている、請求項1に記載の靴。
【請求項3】
前記アッパー部が開いた状態において、前記ソール部のアウトソール面と略垂直な方向に沿った足の移動によって当該足を前記靴の収容空間内に配置することできるように、前記アッパー部は開いている、請求項1又は2に記載の靴。
【請求項4】
前記アッパー部が閉じており且つ足が前記靴の収容空間内に配置されている状態において、当該靴の一部を固定しながら当該足を動かすことによって又は当該靴に対して所定の操作を行うことによって、前記アッパー部が開いた状態になる、請求項1又は2に記載の靴。
【請求項5】
前記アッパー部が閉じた状態において前記アッパー部と前記ソール部との位置関係を固定する位置固定部をさらに備えている、請求項1又は2に記載の靴。
【請求項6】
前記アッパー部は、複数の穴を有する領域を含む、又は、2以上の部分に分割されている、請求項1又は2に記載の靴。
【請求項7】
前記アッパー部は、複数の穴を有する領域を含み、
該複数の穴は、交差した複数の線により形成される、
請求項1又は2に記載の靴。
【請求項8】
前記アッパー部は、複数の穴を有する領域を含み、
該複数の穴は、交差した複数の線により形成され、
前記領域の開口率は、30%以上である、
請求項1又は2に記載の靴。
【請求項9】
前記アッパー部は、複数の穴を有する領域を含み、
該複数の穴は、交差した複数の線により形成され、
前記複数の線の線幅が10mm以下である、
請求項1又は2に記載の靴。
【請求項10】
前記アッパー部は、複数の穴を有する領域を含み、
該複数の穴は、交差した複数の線により形成され、
前記領域は、前記アッパー部の親指側端部から小指側端部にわたって存在する、
請求項1又は2に記載の靴。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、靴に関し、特には靴の着用に困難を伴う対象により用いられる靴及びその着用方法に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)は年間約22万人が新規発症し、生存する総患者数は約170万人にも及ぶ非常にコモンな疾患である。脳卒中の後遺症として片側の手足に麻痺が残る場合がある。
【0003】
下肢麻痺を有する患者は、しばしば福祉用靴を装着することがある。福祉用靴に関して、これまでにいくつかの提案が行われている。例えば、下記特許文献1には、舌革部位置に装着ベルトを掛けるリハビリ靴が記載されている。下記特許文献2には、甲皮、底部材、舌片および締結ベルトが設置されたリハビリ靴が記載されている。下記特許文献3には、甲皮、底部材および締結ベルトが設置されたリハビリ靴が記載されている。下記特許文献4には、甲被のかかと部に月型芯を湾曲して配設した靴が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-212134号公報
特開2015-54187号公報
特開2015-54186号公報
実開平07-015033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
下肢の麻痺により、プラスティック、金属、及びカーボンなどから成る下肢装具を装着しなければ歩けないケースが見られる。当該下肢装具を装着した足は、装具非装着の足と比較して1~2cmほど足のサイズ(足長)が大きくなる。そのため、一般的な左右同じサイズの靴を着用することは難しく、同じデザインのサイズ違いの靴を2セット購入し、大きいほうを装具装着肢に着用し、小さいほうを装具非装着肢に着用することがある。また装具によっては、当該装具に設けられた面ファスナー部分又は足底~足の側部にかけてのソール部分の影響により、装具装着肢は、足の甲、足首、又は足の横幅に関しても健側肢と比べてスペースを要する。その場合、足の甲からつま先にかけてタイトなデザインのスニーカーやパンプス等は履くことが困難になる。このようなサイズに関する問題の故に、上記で述べたような福祉用靴が利用されることがある。
【0006】
また、上記で言及した下肢装具を装着していると、基本的には踵からつま先までの足底はプラスティック等で覆われている。そのため、靴を履く際に足を靴内に滑り込ませる事が困難となる。これに対処するために、面ファスナーを備え且つベロが大きく開くようなデザインの福祉用靴が市販されている。しかし、脳卒中後の片麻痺患者は、麻痺のある下肢と同側の上肢も麻痺である場合が多く、この場合には、面ファスナーの開閉、ベロの把持、及び靴の装着を、麻痺のない健側上肢のみで実施しなければならない。脱ぐ際にも同様に、健側上肢のみを使用して、面ファスナー及びベロの操作並びに靴を脱ぐ動作を行う必要がある。このような健側上肢のみを使用した靴の着脱は、しばしば困難を伴う。
【0007】
また、福祉用靴の多くでは、デザイン性に欠けるという問題もある。この問題によって、患者によっては、購入に消極的な様子が見られ、また購入したとしてもその靴を履いての外出や買い物を躊躇してしまうこともある。
【0008】
本発明は、上記で述べた課題の少なくとも一つを解決することを目的とする。特には、着脱が容易な靴、特には靴の着用に困難を伴う対象において用いられる靴、を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、特定の構造を有する靴が、非常に着脱しやすいことを見出した。また、当該靴は、デザイン性にも優れている。さらに、足の左右差に伴う不適合の問題を解決することもできる。
【0010】
すなわち本発明は、以下を提供する。
[1]少なくとも1つのアッパー部、
足を収容する為のソール部、及び、
前記アッパー部を前記ソール部に連結させる少なくとも1つの連結部、
を少なくとも備えており、
前記連結部を軸とした前記アッパー部の開閉動作を行うことができるように構成されている、
靴。
[2]前記連結部は、親指側領域又は小指側領域に設けられている、[1]に記載の靴。
[3]前記アッパー部が開いた状態において、前記ソール部のアウトソール面と略垂直な方向に沿った足の移動によって当該足を前記靴の収容空間内へ配置することができるように、前記アッパー部は開いている、[1]又は[2]に記載の靴。
[4]前記アッパー部が閉じており且つ足が前記靴の収容空間内に配置されている状態において、当該靴の一部を固定しながら当該足を動かすことによって又は当該靴に対して所定の操作を行うことによって、前記アッパー部が開いた状態になる、[1]~[3]のいずれか一つに記載の靴。
[5]前記アッパー部が閉じた状態において前記アッパー部と前記ソール部との位置関係を固定する位置固定部をさらに備えている、[1]~[4]のいずれか一つに記載の靴。
[6]前記アッパー部は、複数の穴を有する領域を含む、又は、2以上の部分に分割されている、[1]~[5]のいずれか一つに記載の靴。
[7]前記アッパー部は、複数の穴を有する領域を含み、
該複数の穴は、交差した複数の線により形成される、
[1]~[6]のいずれか一つに記載の靴。
[8]前記アッパー部は、複数の穴を有する領域を含み、
該複数の穴は、交差した複数の線により形成され、
前記領域の開口率は、30%以上である、
[1]~[7]のいずれか一つに記載の靴。
[9]前記アッパー部は、複数の穴を有する領域を含み、
該複数の穴は、交差した複数の線により形成され、
前記複数の線の線幅が10mm以下である、
[1]~[8]のいずれか一つに記載の靴。
[10]前記アッパー部は、複数の穴を有する領域を含み、
該複数の穴は、交差した複数の線により形成され、
前記領域は、前記アッパー部の親指側端部から小指側端部にわたって存在する、
[1]~[9]のいずれか一つに記載の靴。
[11]前記靴内に配置される足の踵側に設けられた踵固定部をさらに備えている、[1]~[10]のいずれか一つに記載の靴。
[12]前記アッパー部は、前記アッパー部が開いた状態においても、前記アッパー部が閉じた状態における形状を維持するように構成された材料から形成されている、[1]~[11]のいずれか一つに記載の靴。
[13]靴を装着することに困難を伴う対象の足に装着するために用いられる、[1]~[12]のいずれか一つに記載の靴。
[14]少なくとも1つのアッパー部、及び
足を収容する為のソール部、
を少なくとも備えており、
前記アッパー部の開閉動作を行うことができるように構成されており、
前記アッパー部が開いた状態において、前記ソール部のアウトソール面と略垂直な方向に沿った足の移動によって当該足を前記靴の収容空間内に配置することができるように、前記アッパー部は開いている、
靴。
[15][1]~[14]のいずれか一つに記載の靴の着用方法であって、
前記アッパー部が開いた状態において足を前記ソール部上に置くこと、
前記アッパー部を、前記連結部を軸として回転させて、前記アッパー部と前記ソール部とにより足の収容空間を形成すること、
を含み、
当該収容空間内に当該足が収容されて着用状態となる、
前記着用方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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