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公開番号2025131055
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028551
出願日2024-02-28
発明の名称履物
出願人アキレス株式会社
代理人個人,個人
主分類A43B 23/02 20060101AFI20250902BHJP(履物)
要約【課題】
手や靴ベラなどを使わなくても容易に着用可能であるとともに、着用時の足の感覚が良好であって当該足の動きを妨げることなく、更に履物の重量が極端に増加し着用時に負担が生じることのない履物を提供する。
【解決手段】
靴底(2)と、靴底(2)以外の上部本体(3)と、履き口(4)とを有し、上部本体(3)は、上部本体(3)の最外層を構成するアッパー(5)と、最内層を構成するインナー(6)とを備えた履物(100)であって、上部本体(3)の踵部(14)には、アッパー(5)とインナー(6)との間にカウンター(16)が備えられ、カウンター(16)の上端(20)側に、後方に向かって斜め上方に突出した補強層(22)が延設され、補強層(22)は、樹脂が含浸された生地にて構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
靴底と、当該靴底以外の上部本体と、履き口とを有し、
前記上部本体は、当該上部本体の最外層を構成するアッパーと、最内層を構成するインナーとを備えた履物であって、
前記上部本体の踵部には、前記アッパーと前記インナーとの間にカウンターが備えられ、
前記カウンターの上端側に、後方に向かって斜め上方に突出した補強層が延設され、
前記補強層は、樹脂が含浸された生地にて構成されたことを特徴とする履物。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記インナーは、少なくとも踵部において動摩擦係数が0.80以下である請求項1に記載の履物。
【請求項3】
前記踵部は、
前記補強層の履き口側の内面には発泡層が備えられ、
当該発泡層は、前記履き口方向に膨出していることを特徴とする請求項1または2に記載の履物。
【請求項4】
前記アッパーは、少なくとも甲部が編物にて構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の履物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、踵部にカウンターが備えられた履物に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
踵部にカウンターが備えられた履物は、当該カウンターの存在によって着用者の踵部分をしっかりと支えることが出来るため歩行時の安定性に優れる。その一方、履物を履く際に踵が当該カウンターに突き当たったり、当該カウンターを踵で踏みつけてしまった場合にはカウンターが折れ曲がったり破損したりするなどの事態が生じる場合もある。そのためこのような事態が生じないようにするために、履物を履く際に手指で踵部の上端側をつまんで引き上げながら、あるいは靴ベラを使うなどして、着用時に踵がカウンターに突き当たることなく履物の踵部に円滑に収まるための作業が必要となる。
【0003】
そのため、着用者にとって前記作業が面倒に感じる場合がある。また、特に高齢者や障碍者等、身体を自由に動かすことが難しい場合や子供を抱いたり荷物を持つなどして手がふさがっている場合、前記のとおり履物を履きながら履物の踵部を引き上げたり靴ベラを使う作業が煩雑となったり困難となるおそれがある。
【0004】
ここで特許文献1に示すとおり、手や靴ベラを使わずとも履けるようになることを目的とした履物がすでに知られている。即ち特許文献1に記載の履物は、踵部の上端に、上方斜め方向に向けて延びる硬質の突出部が形成され、着用時に当該突出部から足の踵を履物内に導入するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-139151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に示すとおり踵部から突出した長尺な硬質の突出部は、履いた時に当該突出部に着用者の踵から足首の部分が当接する。そのため、着用時に履き心地が悪くなったり、足首の動きが制限されてしまうというおそれがある。また、前記突出部は硬質であって変形しにくいため、着用の際には当該突出部が邪魔になり、足のつま先側を極端に下方に伸ばした状態で、当該つま先側から履物の内部に足を挿入しなければならず、体に負担がかかり着用が煩雑なものとなる傾向にあった。
【0007】
そこで前記如き課題を解決するため、本発明は手や靴ベラなどを使わなくても容易に着用可能であるとともに、着用時の足の感覚が良好であって当該足の動きを妨げることなく、更に履物の重量が極端に増加し着用時に負担が生じることのない履物を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
即ち本願発明は、上述の如き課題を解決するものであって、
靴底と、当該靴底以外の上部本体と、履き口とを有し、
前記上部本体は、当該上部本体の最外層を構成するアッパーと、最内層を構成するインナーとを備えた履物であって、
前記上部本体の踵部には、前記アッパーと前記インナーとの間にカウンターが備えられ、
前記カウンターの上端側に、後方に向かって斜め上方に突出した補強層が延設され、
前記補強層は、樹脂が含浸された生地にて構成されたものである。
【0009】
尚、本願における後方とは、履物のつま先部側を前方としてその反対側、すなわち踵部側を意味するものである。また本発明における上下方向は、履物の甲側を上方とするとともに靴底側を下方とすることを意味するものである。また本発明における踵部とは、前記上部本体のうち着用時に着用者の踵を被覆する部分を指すものである。
【発明の効果】
【0010】
本願発明は前記のとおり、前記カウンターの上端側に樹脂が含浸された生地にて構成された補強層を設けたものであるから、当該補強層は適度な保形性及び弾力性を備えたものである。更に当該補強層は前記カウンターから後方に向かって斜め上方に突出して成るものである。よって、履物を履く際に当該補強層からカウンターを通じて着用者の踵を履物の踵部に円滑に且つ容易に導入することができる。そのため、履物を履く際にカウンターを踵で踏む等して当該カウンターの破損や変形を引き起こすおそれがなく、また手や靴ベラを要することなく踵を踵部に容易且つ円滑に挿入することが可能となる。よって、特に高齢者や障碍者等、身体を自由に動かすことが難しい場合や子供を抱いたり荷物を持つなどして手がふさがっている場合でも履物の着用を容易に行うことができるため、着用者への負担を軽減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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