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公開番号2024104456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2023008668
出願日2023-01-24
発明の名称靴の中底と靴
出願人株式会社フォーカルワークス
代理人個人
主分類A43B 13/38 20060101AFI20240729BHJP(履物)
要約【課題】靴はサイズごとに製造、流通、販売、利用が必要で無駄が多い。
【解決手段】
中底1000は、利用者の体重を支える足裏部分の骨格構造で、靴底と側壁は含まない。中底1000は5層構造で、靴底に近い方から、ベース下層11、ベース上層12、4枚からできた第1可動層15、2枚からできた第2可動層13、カバー層10をもつ。第2可動層13と第1可動層15を併せて可動層17である。調整ダイヤル34により中底1000は前後方向、左右方向にサイズが変わる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
靴において利用者の足裏を受け止めて支える中底であって、
ベース層と、
可動層と、
可動層をベース層に固定する固定機構と、
を有し、
可動層は靴の長さ方向と幅方向に可動域を有し、
固定機構は利用者の所望する位置にて可動層をベース層に固定する靴の中底。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の靴の中底において、中底はさらにカバー層を有し、
利用者が履いたとき、カバー層、可動層、ベース層はこの順に利用者の足裏に近い方から並ぶ靴の中底。
【請求項3】
請求項1に記載の靴の中底において、可動層を動かす調整機構を備え、この調整機構は可動層を靴の長さ方向と幅方向の両方向に連動して動かす靴の中底。
【請求項4】
請求項3に記載の靴の中底において、可動層は靴の長さ方向に可動域をもつ第2可動層と靴の幅方向に可動域をもつ第1可動層を有する靴の中底。
【請求項5】
請求項4に記載の靴の中底において、調整機構は第1または第2可動層の一方を動かし、その動きにより他方が動く靴の中底。
【請求項6】
請求項4に記載の靴の中底において、第2可動層は、
a)つま先側の部材
b)踵側の部材
の分離した2部材をもつ靴の中底。
【請求項7】
請求項4に記載の靴の中底において、第1可動層は、
a1)つま先側でかつ足の内側の部材
a2)つま先側でかつ足の外側の部材
b1)踵側でかつ足の内側の部材
b2)踵側でかつ足の外側の部材
の分離した4部材をもつ靴の中底。
【請求項8】
靴において利用者の足裏を受け止めて支える中底であって、
ベース層と、
靴の長さ方向に可動域を有する可動層と、
可動層をベース層に固定する固定機構と、
外部から回転させることで可動層を動かす構造を有する調整機構と、
を有する靴の中底。
【請求項9】
靴において利用者の足裏を受け止めて支える中底であって、
ベース層と
カバー層と、
それら二層に挟まれて固定され、複数の部材をもつ可動層と、
調整機構と、
を有し、調整機構は可動層の各部材をベース層に対して相対的に動かすことにより、靴の長さ方向および幅方向が変化する靴の中底。
【請求項10】
利用者の足を包み固定するアッパーと、
長さ方向および幅方向が変化する機構をもつ中底と、
中底の下方に設けられ地面に接する本底と、
を有する靴。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は靴を履いたときその人の体重を受け止める靴の中底と、その中底を用いた靴に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ランニングシューズのようにつま先から踵(かかと)まで、足を包む「アッパー」と呼ばれる部分が大きな靴は、多少サイズが大きくても簡単に脱げることはない。しかし、アッパーが比較的小さい女性のパンプスの場合、サイズがわずかに大きいだけでも、歩行中脱げてしまうことがある。逆にワンサイズ小さいものを履くと、窮屈で指が痛んだり、靴擦れを起こすともある。
【0003】
日本で販売される靴は一般に、5mm刻みで商品がラインナップされている。ある民間企業によるアンケート調査では、婦人用の場合、利用者が買うサイズの分布は以下のとおりである。
22.5cm以下……15%
23.0cm ……22%
23.5cm ……27%
24.0cm ……17%
24.5cm ……14%
25.0cm ……3%
とくにアッパーが硬い革でできた婦人靴の場合、足と完全にフィットしないと上述の問題が起きやすい。市販の靴の5mmの刻みは、最適なサイズを見つけるうえで、かなり大きな刻みと言える。大きい靴に別売りの中敷きを追加してサイズダウンする方法もあるが、対応に限界もある。
【0004】
一方、靴を提供する側は、ひとつの商品でも複数サイズの違うものを作る必要があり、大きなコストとなっている。上述の調査結果を踏まえれば、利用者の8~9割の要望を満たすには、22.5、23、23.5、24、24.5cmの5サイズが必要になる。販売現場もこうしたサイズ違いの在庫をもたざるをえず、場所もとる。しかも、たまたま買いたい人のサイズだけが欠品していたら、ほかのサイズがあっても売れない。みすみす売上を逃すことになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-231602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
サイズ違いの靴を揃えることは、作る側、売る側のコストを上げている。それでも利用者には最適なサイズが見つかる保証もない。仮に購入現場ではサイズがぴったりだったとしても、からだのむくみは足のサイズにも影響する。朝は脱げそうなぐらい余裕のあったパンプスが、仕事の後や飲酒後、痛いぐらいきつくなることもある。
【0007】
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、サイズ調整が容易な靴の中底、およびそれを利用した靴の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、靴において利用者の足裏を受け止めて支える中底であって、ベース層と、可動層と、可動層をベース層に固定する固定機構とを有し、可動層は靴の長さ方向と幅方向に可動域を有し、固定機構は利用者の所望する位置にて可動層をベース層に固定する。
【0009】
本発明の中底の別の態様は、ベース層と、靴の長さ方向に可動域を有する可動層と、可動層をベース層に固定する固定機構と、外部から回転させることで可動層を動かす構造を有する調整機構とを有する。
【0010】
本発明の中底のさらに別の態様は、ベース層と、カバー層と、それら二層に挟まれて固定され、複数の部材をもつ可動層と、調整機構とを有し、調整機構は可動層の各部材をベース層に対して相対的に動かすことにより、靴の長さ方向および幅方向が変化する。
(【0011】以降は省略されています)

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