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公開番号
2025104452
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222266
出願日
2023-12-28
発明の名称
感熱記録体
出願人
大阪シーリング印刷株式会社
代理人
弁理士法人G-chemical
主分類
B41M
5/337 20060101AFI20250703BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】黒点の発生の抑制に優れる感熱記録体を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の感熱記録体は、基材上に、非フェノール系顕色剤を含有するサーマル層が積層された感熱記録体であり、上記サーマル層は架橋剤および/または増粘剤を含有し、さらに以下の態様(1)~(3)のいずれか1以上を充たすことを特徴とする。
態様(1):上記サーマル層は、上記増粘剤を含有し、上記増粘剤の含有割合は、上記サーマル層の乾燥質量100質量%に対して、0.07質量%以上である。
態様(2):上記サーマル層は、上記架橋剤としてカチオン性架橋剤を含有し、上記カチオン性架橋剤の含有割合は、上記サーマル層の乾燥質量100質量%に対して、0.30質量%以上である。
態様(3):上記サーマル層は、上記架橋剤として非カチオン性架橋剤を含有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材上に、非フェノール系顕色剤を含有するサーマル層が積層された感熱記録体であり、
前記サーマル層は架橋剤および/または増粘剤を含有し、
さらに以下の態様(1)~(3)のいずれか1以上を充たす、感熱記録体。
態様(1):前記サーマル層は、前記増粘剤を含有し、前記増粘剤の含有割合は、前記サーマル層の乾燥質量100質量%に対して、0.07質量%以上である。
態様(2):前記サーマル層は、前記架橋剤としてカチオン性架橋剤を含有し、前記カチオン性架橋剤の含有割合は、前記サーマル層の乾燥質量100質量%に対して、0.30質量%以上である。
態様(3):前記サーマル層は、前記架橋剤として非カチオン性架橋剤を含有する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記非フェノール性顕色剤は、下記式(1)で表される化合物および/または下記式(2)で表される化合物を含有する、請求項1に記載の感熱記録体。
TIFF
2025104452000020.tif
34
150
(式(1)中、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、R
7
、R
8
、R
9
、R
10
、およびR
11
は、それぞれ独立して、水素原子、または置換基を示す。R
6
、およびR
12
は、それぞれ独立して、置換基を示す。mは、0~4の整数を示す。mが2以上の場合、複数のR
6
は、同一であっても、異なっていてもよい。nは、0~4の整数を示す。nが2以上の場合、複数のR
12
は、同一であっても、異なっていてもよい。)
TIFF
2025104452000021.tif
30
150
(式(2)中、R
13
、R
14
、R
15
、R
16
、R
17
、R
19
、R
20
、R
21
、R
22
、およびR
23
は、それぞれ独立して、水素原子、または置換基を示す。R
18
は、置換基を示す。oは、0~4の整数を示す。oが2以上の場合、複数のR
18
は、同一であっても、異なっていてもよい。)
【請求項3】
前記非フェノール系顕色剤は、下記式(1a)で表される化合物および/または下記式(2a)で表される化合物を含有する、請求項1または2に記載の感熱記録体。
TIFF
2025104452000022.tif
39
150
(式(1a)中の各記号は、式(1)と同じである。)
TIFF
2025104452000023.tif
38
150
(式(2a)中の各記号は、式(2)と同じである。)
【請求項4】
前記非フェノール系顕色剤は、ウレアウレタン化合物を含有する、請求項1または2に記載の感熱記録体。
【請求項5】
前記ウレアウレタン化合物は、下記式(3)で表されるウレアウレタン化合物である、請求項4に記載の感熱記録体。
TIFF
2025104452000024.tif
29
150
(式(3)中、R
24
、R
25
、R
26
、R
27
、R
28
、R
33
、R
34
、R
35
、R
36
、およびR
37
は、それぞれ独立して、水素原子、または置換基を示す。R
29
、R
30
、R
31
、およびR
32
は、それぞれ独立して、置換基を示す。pは、0~4の整数を示す。pが2以上の場合、複数のR
29
は、同一であっても、異なっていてもよい。qは、0~4の整数を示す。qが2以上の場合、複数のR
30
は、同一であっても、異なっていてもよい。rは、0~4の整数を示す。rが2以上の場合、複数のR
31
は、同一であっても、異なっていてもよい。sは、0~4の整数を示す。sが2以上の場合、複数のR
32
は、同一であっても、異なっていてもよい。)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感熱記録体に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
感熱記録体は、サーマルヘッド等の加熱によって化学反応により発色し、記録画像が得られるものであり、ファクシミリや自動券売機、科学計測機の記録用媒体としてだけではなく、小売店等のPOSシステムの感熱記録ラベル、レシート用紙として広範な用途に使用されている。
【0003】
上記感熱記録体は、一般的に顕色剤を含有するサーマル層を備える。上記顕色剤としては、フェノール系顕色剤が多数提案されているが、近年、フェノール系顕色剤は、内分泌かく乱物質として安全性が懸念される場合があり、安全性および環境対応の観点から、フェノール骨格を含まない顕色剤(非フェノール系顕色剤)を用いた感熱記録体が求められている。
【0004】
非フェノール系顕色剤としては、例えば、N,N’-ジアリール尿素誘導体からなる顕色剤が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/044462号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、非フェノール系顕色剤を含有するサーマル層を備える感熱記録体は、発色させた際に点々と濃く発色することにより、目視で見える大きさの黒点が発生する場合があった。
【0007】
従って本発明の目的は、黒点の発生が抑制された感熱記録体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討した結果、以下の事項を見出した。すなわち、
1.基材上に、非フェノール系顕色剤を含有するサーマル層が積層された感熱記録体は、上記サーマル層に架橋剤および/または増粘剤を含有することにより、黒点の発生がより抑制されること。
2.以下の態様(1)~(3)のいずれか1以上を充たすことにより、黒点の発生がより抑制されること。
態様(1):上記サーマル層は、上記増粘剤を含有し、上記増粘剤の含有割合は、上記サーマル層の乾燥質量100質量%に対して、0.07質量%以上である。
態様(2):上記サーマル層は、上記架橋剤としてカチオン性架橋剤を含有し、上記カチオン性架橋剤の含有割合は、上記サーマル層の乾燥質量100質量%に対して、0.30質量%以上である。
態様(3):上記サーマル層は、上記架橋剤として非カチオン性架橋剤を含有する。
本発明はこれらの知見に基づいて完成させたものである。
【0009】
すなわち、本発明は、基材上に、非フェノール系顕色剤を含有するサーマル層が積層された感熱記録体であり、上記サーマル層は架橋剤および/または増粘剤を含有し、さらに以下の態様(1)~(3)のいずれか1以上を充たす、感熱記録体を提供する。
態様(1):上記サーマル層は、上記増粘剤を含有し、上記増粘剤の含有割合は、上記サーマル層の乾燥質量100質量%に対して、0.07質量%以上である。
態様(2):上記サーマル層は、上記架橋剤としてカチオン性架橋剤を含有し、上記カチオン性架橋剤の含有割合は、上記サーマル層の乾燥質量100質量%に対して、0.30質量%以上である。
態様(3):上記サーマル層は、上記架橋剤として非カチオン性架橋剤を含有する。
【0010】
上記非フェノール性顕色剤は、下記式(1)で表される化合物および/または下記式(2)で表される化合物を含有することが好ましい。このような構成を有することにより、黒点の発生をより抑制することができる。
TIFF
2025104452000002.tif
34
150
(式(1)中、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、R
7
、R
8
、R
9
、R
10
、およびR
11
は、それぞれ独立して、水素原子、または置換基を示す。R
6
、およびR
12
は、それぞれ独立して、置換基を示す。mは、0~4の整数を示す。mが2以上の場合、複数のR
6
は、同一であっても、異なっていてもよい。nは、0~4の整数を示す。nが2以上の場合、複数のR
12
は、同一であっても、異なっていてもよい。)
TIFF
2025104452000003.tif
30
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(式(2)中、R
13
、R
14
、R
15
、R
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、R
17
、R
19
、R
20
、R
21
、R
22
、およびR
23
は、それぞれ独立して、水素原子、または置換基を示す。R
18
は、置換基を示す。oは、0~4の整数を示す。oが2以上の場合、複数のR
18
は、同一であっても、異なっていてもよい。)
(【0011】以降は省略されています)
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