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公開番号
2025104403
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222153
出願日
2023-12-28
発明の名称
再生プラスチック板材およびその製造方法
出願人
ネモエルテック カンパニー リミテッド
,
NEMO LTEC CO., LTD.
代理人
個人
主分類
B29B
17/00 20060101AFI20250703BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】二次環境汚染なしに廃プラスチックをリサイクルし、耐久性に優れた再生プラスチック板材およびその環境にやさしい製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、a)一対の金型板の間にガスケットが設置された型枠を準備するステップと、b)前記型枠に板材組成物を注入するステップと、c)前記板材組成物が注入された型枠を、水より高い比重を有する加熱媒体が充填された水槽に入れて加熱する一次重合反応ステップと、d)前記一次重合反応よりも高い温度で加熱する二次重合反応ステップと、e)前記二次重合反応ステップ後に冷却して型枠を除去する脱型ステップと、を含んでなり、前記板材組成物は、バインダー組成物と、色相別に分類されて粉砕された廃プラスチック粉砕物と、を含むものである、再生プラスチック板材の製造方法と、これから製造された再生プラスチック板材を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
a)一対の金型板の間にガスケットが設置された型枠を準備するステップと、
b)前記型枠に板材組成物を注入するステップと、
c)前記板材組成物が注入された型枠を、水より高い比重を有する加熱媒体が充填された水槽に入れて加熱する一次重合反応ステップと、
d)前記一次重合反応よりも高い温度で加熱する二次重合反応ステップと、
e)前記二次重合反応ステップ後に冷却して型枠を除去する脱型ステップと、を含んでなり、
前記板材組成物は、バインダー組成物と、色相別に分類されて粉砕された廃プラスチック粉砕物とを含むものである、再生プラスチック板材の製造方法。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記加熱媒体の比重が1.1~2である、請求項1に記載の再生プラスチック板材の製造方法。
【請求項3】
前記加熱媒体は、水および水溶性無機塩を含むものである、請求項2に記載の再生プラスチック板材の製造方法。
【請求項4】
前記水溶性無機塩は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化バリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸リチウム、硝酸カルシウム、硝酸マグネシウム、硝酸バリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸リチウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸リチウムよりなる群から選択される1種以上である、請求項3に記載の 再生プラスチック板材の製造方法。
【請求項5】
前記板材組成物は、バインダー組成物5~50重量部と、廃プラスチック粉砕物95~50重量部と、を含む、請求項1に記載の再生プラスチック板材の製造方法。
【請求項6】
前記バインダー組成物は、アクリルモノマー、アクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂およびポリスチレン樹脂よりなる群から選択される1種以上を含む、請求項1に記載の再生プラスチック板材の製造方法。
【請求項7】
前記廃プラスチック粉砕物は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)およびアクリロニトリル-ブタジエン-スチレン(ABS)よりなる群から選択される1種以上の材料を含む、請求項1に記載の再生プラスチック板材の製造方法。
【請求項8】
前記一次重合反応および前記二次重合反応の加熱温度は互いに独立して50~130℃未満である、請求項1に記載の再生プラスチック板材の製造方法。
【請求項9】
前記一次重合反応および前記二次重合反応の加熱時間は30分~2時間である、請求項1に記載の再生プラスチック板材の製造方法。
【請求項10】
前記廃プラスチック粉砕物のサイズは0.1~30mmである、請求項1に記載の再生プラスチック板材の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃プラスチックを用いた再生プラスチック板材およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
世界的に環境イシューが肌に感じられるほど近づいており、炭素中立の流れに合わせて石油化学製品の廃棄物問題が浮上している。このため、廃棄物に関連しては、減縮およびリサイクルを介して石油化学製品の循環経済を形成することが重要な解決課題となっている。
【0003】
ところが、現在のプラスチック処理方法では、大部分を焼却処理し、一部をリサイクルする場合、物性が低下し、所望の色相の製品を製造することが困難であるので、リサイクル製品の開発が制限的である。
【0004】
また、リサイクルの際に溶融による熱および電気エネルギーが多く使用されるため、エネルギーを最小限に抑え、リサイクルの際に環境汚染および二次汚染が発生しない、環境にやさしいリサイクル方法および製造方法を提示しようとする。
一方、プラスチックリサイクルに関する類似先行文献としては、韓国特許第10-1379284号公報が提示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
韓国特許第10-1379284号公報(2014年3月24日)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、二次環境汚染なしに廃プラスチックをリサイクルし、耐久性に優れた再生プラスチック板材およびその環境にやさしい製造方法を提供することを目的とする。
ただし、上記目的は例示的なものであり、本発明の技術的思想はこれに限定されるものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
a)一対の金型板の間にガスケットが設置された型枠を準備するステップと、
b)前記型枠に板材組成物を注入するステップと、
c)前記板材組成物が注入された型枠を、水より高い比重を有する加熱媒体が充填された水槽に入れて加熱する一次重合反応ステップと、
d)前記一次重合反応よりも高い温度で加熱する二次重合反応ステップと、
e)前記二次重合反応ステップ後に冷却して型枠を除去する脱型ステップと、を含んでなり、
前記板材組成物は、バインダー組成物と、色相別に分類されて粉砕された廃プラスチック粉砕物とを含むものである、再生プラスチック板材の製造方法を提供する。
本発明の一態様において、前記加熱媒体の比重は1.1~2であり得る。
【0008】
本発明の一態様において、前記加熱媒体は、水および水溶性無機塩を含むものであり、前記水溶性無機塩は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化バリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸リチウム、硝酸カルシウム、硝酸マグネシウム、硝酸バリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸リチウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよび炭酸リチウムなどよりなる群から選択される1種以上であり得る。
本発明の一態様にいて、前記板材組成物は、バインダー組成物5~50重量部と、廃プラスチック粉砕物95~50重量部と、を含むことができる。
【0009】
本発明の一態様において、前記バインダー組成物は、アクリルモノマー、アクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂およびポリスチレン樹脂よりなる群から選択される1種以上を含むことができる。
【0010】
本発明の一態様において、前記廃プラスチック粉砕物は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)およびアクリロニトリル-ブタジエン-スチレン(ABS)よりなる群から選択される1種以上の材料を含むことができる。
本発明の一態様において、前記一次重合反応および前記二次重合反応の加熱温度は、互いに独立して50~130℃未満であり得る。
本発明の一態様において、前記一次重合反応および前記二次重合反応の加熱時間は、30分~2時間であり得る。
本発明の一態様において、前記廃プラスチック粉砕物のサイズは0.1~30mmであり得る。
また、本発明の他の一態様は、上述した再生プラスチック板材の製造方法から製造された再生プラスチック板材を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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