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公開番号
2025083027
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196669
出願日
2023-11-20
発明の名称
接合装置
出願人
シチズンファインデバイス株式会社
代理人
主分類
B29C
65/16 20060101AFI20250523BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】 接合材により接合される接合体の製造において、接合体を構成する部材に印加される熱を抑制することで接合体の品質を確保できる接合装置を提供する。
【解決手段】 接合材40を溶融固化して第1部材20と第2部材30とを接合する接合装置100であって、筒壁部113と当該筒壁部113に包囲された開口を有する基台111と、接合材40を溶融する加熱手段121とを備え、基台111は開口の内部に第1部材20、第2部材30及び接合材40を収容することで第1部材20と第2部材30との相対的な位置を決定し、筒壁部113に加熱手段121を挿通する窓部117を備える。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
接合材を溶融固化して第1部材と第2部材とを接合する接合装置であって、
筒壁部と当該筒壁部に包囲された開口を有する基台と、
前記接合材を溶融する加熱手段と、を備え、
前記基台は前記開口の内部に前記第1部材、前記第2部材及び前記接合材を収容することで前記第1部材と前記第2部材との相対的な位置を決定し、
前記筒壁部に前記加熱手段を挿通する窓部を備える、ことを特徴する接合装置。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記加熱手段は加熱ロッドであることを特徴とする請求項1に記載の接合装置。
【請求項3】
前記加熱手段を前記窓部に挿入及び取出し可能に移動させる移動手段を備えることを特徴する請求項1または2に記載の接合装置。
【請求項4】
前記加熱手段はレーザ光であることを特徴とする請求項1に記載の接合装置。
【請求項5】
前記基台は有底の筒状であり、前記有底面より前記第2部材、前記接合材、前記第1部材の順番で収容され、
前記第1部材を押圧する押圧手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の接合装置。
【請求項6】
前記基台は前記第1部材または前記第2部材のいずれかより高い熱伝導率を備えることを特徴とする請求項1に記載の接合装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は接合装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
2つ以上の部材を部材間に配置した接合材によって接合する技術が広く利用されている。
【0003】
例えば、特許文献1の光学ユニットは、筒状の枠部材の先端側の面と光学部材との間に半田等の接合材を配置し、この接合材を溶融、固化させて枠部材と光学部材とを固定している。枠部材と光学部材の固定は、枠部材の先端面上に環状の接合材と光学部材とを配置した状態で治具に収容した光学ユニットを、連続式水素炉のコンベアベルト上に載置して加熱及び冷却することによって行うことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-94043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示される光学ユニットにおける枠部材と光学部材の接合は、光学ユニットが収容された治具全体を加熱することで行われる。そのため、枠部材及び光学部材には接合部材の融点以上の熱が印加され、それによって枠部材、光学部材に歪みが生じることがある。光学部材の変形は、光学部材の光学特性の変化、例えば光学部材がレンズの場合はレンズの焦点距離が変化等の原因となり、接合体の品質低下を招く。
【0006】
本発明は、上記課題を解決しようとするもので、接合材により接合される接合体の製造において、接合体を構成する部材に印加される熱を抑制することで接合体の品質を確保することができる接合装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
接合材を溶融固化して第1部材と第2部材とを接合する接合装置であって、筒壁部と当該筒壁部に包囲された開口を有する基台と、前記接合材を溶融する加熱手段と、を備え、前記基台は前記開口の内部に前記第1部材、前記第2部材及び前記接合材を収容することで前記第1部材と前記第2部材との相対的な位置を決定し、前記筒壁部に前記加熱手段を挿通する窓部を備える接合装置とする。前記加熱手段は加熱ロッドとしてもよい。前記加熱手段を前記窓部に挿入及び取出し可能に移動させる移動手段を備えていてもよい。また、前記加熱手段はレーザ光であってもよい。さらに、前記基台は有底の筒状であり、前記有底面より前記第2部材、前記接合材、前記第1部材の順番で収容され、前記第1部材を押圧する押圧手段を備えていてもよい。また、前記基台は前記第1部材または前記第2部材のいずれかより高い熱伝導率を備えていてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の接合装置によれば、接合体を構成する部材に印加される熱を抑制でき、接合体を高品質に製造可能な接合装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の接合装置によって接合された接合体の一実施形態を示す図であり、(a)は接合体の平面図であり、(b)は(a)のA-A断面における正面断面図である。
光学部材を示す図であり、(a)は光学部材の平面図、(b)は(a)のA-A断面における正面断面図である。
枠体を示す図であり、(a)は枠体の平面図、(b)は(a)のA-A断面における正面断面図である。
接合材を示す図であり、(a)は接合材の平面図、(b)は(a)のA-A断面における正面断面図である。
本発明の実施例1に係る接合装置を示す正面断面図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA-A断面における正面断面図である。
本発明の実施例2に係る接合装置200を示す正面断面図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA-A断面における正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。また図面においては各構成をわかりやすくするために実際の形状や実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。図1は、本発明の接合装置よって接合された接合体の一実施例を示す図であり、(a)は接合体の平面図であり、(b)は(a)のA-A断面における正面断面図である。接合体10は筒状の枠体30と、枠体30の一端に配置された円盤状の光学部材20と、枠体30と光学部材20との間に配置され、枠体30と光学部材20とを接合する接合材40とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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