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公開番号2025103534
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220983
出願日2023-12-27
発明の名称リフティングマグネット装置
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B66C 1/08 20060101AFI20250702BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】吸着面と被吸着面との間のギャップの大きさを容易にかつ正確に判定できるリフティングマグネット装置を提供する。
することを目的とする。
【解決手段】リフティングマグネット装置は、吊物に吸着可能な電磁石と、電磁石の吸着面と吊物の被吸着面との間につながる流体通路と、流体通路に流れるエアの圧力を計測するエア圧センサとを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
吊物に吸着可能な電磁石と、
前記電磁石の吸着面と前記吊物の被吸着面との間につながる流体通路と、
前記流体通路に流れるエアの圧力を計測するエア圧センサと、
を備える、
リフティングマグネット装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記エア圧センサの出力に基づいて前記吸着面と前記被吸着面との間のギャップに関する作業支援を行う、
請求項1記載のリフティングマグネット装置。
【請求項3】
前記吸着面に前記流体通路が開口している、
請求項1記載のリフティングマグネット装置。
【請求項4】
前記流体通路は1つ又は複数の第1開口部を有し、
前記吸着面には、コイルが巻回される内極の端面が含まれ、
前記第1開口部は前記内極の端面に設けられている、
請求項3記載のリフティングマグネット装置。
【請求項5】
前記流体通路は複数の第2開口部を有し、
前記吸着面には、前記コイルの外側を囲う外極の端面が更に含まれ、
前記複数の第2開口部が前記外極の端面に設けられている、
請求項4記載のリフティングマグネット装置。
【請求項6】
前記流体通路を介して、エアの吸い込みと吹き出しとが切替可能である、
請求項1記載のリフティングマグネット装置。
【請求項7】
前記電磁石を前記吊物に接近させる際に前記流体通路を介してエアを吹き出す、
請求項1記載のリフティングマグネット装置。
【請求項8】
前記電磁石により前記吊物を吊る際に前記流体通路を介してエアを吸い込む、
請求項7記載のリフティングマグネット装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リフティングマグネット装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
リフティングマグネット装置は、ワイヤーロープに吊られた電磁石を鋼材などの吊物に吸着させ、吊物を昇降及び搬送する装置である。特許文献1には、磁束を使ったセンシングにより、電磁石が吊物を吸着保持しているか否かを監視する技術について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-073910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電磁石と吊物との間に大きなギャップがあると、吊物の吸着が不安定になる。そのため、ギャップの大きさが正確に検出できると好ましい。しかしながら、上記のギャップは、吊物の被吸着面の異物、被吸着面の凹凸又は曲がり、吊物の自重等による撓みなど、様々な要因により生じる。したがって、ギャップの大きさを正確に検出するのは容易でない。さらに、上記のギャップは、被吸着面の全体で一様に生じるということは少なく、部分的に大きいところと小さいところとが混在することが多い。したがって、外側から隠れた部分にギャップが生じていると目視であってもギャップの大きさを正確に把握するのは容易でない。
【0005】
本発明は、吸着面と被吸着面との間のギャップの大きさを容易にかつ正確に判定できるリフティングマグネット装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るリフティングマグネット装置は、
吊物に吸着可能な電磁石と、
前記電磁石の吸着面と前記吊物の被吸着面との間につながる流体通路と、
前記流体通路に流れるエアの圧力を計測するエア圧センサと、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、吸着面と被吸着面との間のギャップの大きさを容易にかつ正確に判定できるリフティングマグネット装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るリフティングマグネット装置を示す構成図である。
図1の電磁石の構造を説明する図である。
電磁石の動作例を示す図であり、(A)は吸着直前の動作例、(B)は吸着時の動作例、(C)は吊物を吊っているときの動作例を、それぞれ示す。
作業員が実行する吊物の搬送処理の一例を示すフローチャートである。
制御部が実行する制御処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るリフティングマグネット装置を示す構成図である。
【0010】
本実施形態のリフティングマグネット装置1は、吊物80に吸着可能な複数の電磁石10と、流体通路Hを介してエアの吸い込みと吹き出しとが可能なエア装置20と、流体通路Hに流れるエアの圧力を計測するエア圧センサ21と、複数の電磁石10を昇降及び搬送可能なクレーン30と、電磁石10及びクレーン30の運転操作を行う操作部50と、運転支援制御を行う制御部60と、電磁石10の温度を検出する温度センサ18とを備える。吊物80としては鋼板など、磁石に吸着される磁性体が対象である。特に限定されないが、複数の電磁石10はビーム19に吊られており、クレーン30はビーム19を介して複数の電磁石10を昇降及び搬送可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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