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公開番号
2025102664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2024198818
出願日
2024-11-14
発明の名称
建設機械用接触防止システム
出願人
株式会社カナモト
代理人
個人
主分類
B66F
9/24 20060101AFI20250701BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】建設機械のバケット及びブームが側域エリア上に検知されると自動的にバケット及びブームが停止して、道路上の高所作業おける建設機械と往来する車両との接触を事前回避し、作業員の判断を補助することにより事故被害の軽減を目的とする。
【解決手段】建設機械2と車両4との接触危険性を検知して危険通知信号を送信する送信装置10は、建設機械と車両との接触危険性を検知する側域センサ11からの検知情報を危険通知信号か否かを判定し、はみ出し接触の警報を発する警報出力部16と、危険通知信号を無線送信する無線送信機19とを制御する判定・制御部15とを備え、危険通知信号を受信する受信装置30は無線送信された危険通知信号を受信する無線受信機33と、はみ出し接触の警報を発する警報出力部35と、建設機械と車両との接触を回避させる制御信号を送出する制御部34とを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車道上で高所作業する建設機械と当該車道上を往来する車両との接触危険性を検知して危険通知信号を送信する送信装置と、前記危険通知信号を受信する受信装置からなる建設機械用接触防止システムであって、
前記送信装置は、
前記建設機械と車両との接触危険性を検知する側域センサと、
前記側域センサからの検知情報が接触危険性あると判定し、警報を発する警報出力部と前記危険通知信号を無線通信で送信する無線送信機に送出制御する判定・制御部と、を備え、
前記受信装置は、
前記送信機から無線送信された前記危険通知信号を受信する無線受信機と、
前記無線受信機からの前記危険通知信号に基づき、警報を発する警報出力部と、建設機械と車両との接触危険性を回避する信号とを送出制御する制御部と、を備えていると、を備えていることを特徴とする建設機械用接触防止システム。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記側域センサは、規制エリアのエリア距離とエリア角度とで側域エリアが設定され、車両との接触危険性を検知可能なレーザスキャナであることを特徴とする請求項1に記載の建設機械用接触防止システム。
【請求項3】
前記警報出力部には、警報ランプと警報ブザーが接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の建設機械用接触防止システム。
【請求項4】
前記受信装置の制御部からの建設機械と車両との接触危険性を回避する信号の送出先は、建設機械の操作用のフットペダルであることを特徴とする請求項1または2に記載の建設機械用接触防止システム。
【請求項5】
前記送信装置と前記受信装置の両方の起動信号確認があった場合にのみ前記フットペダルが操作可能であることを特徴とする請求項4に記載の建設機械用接触防止システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械と車両との接触事故を防止する建設機械用接触防止システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示されるような作業機械の周囲の状態を運転室内に備えられた表示装置に表示される画像にて監視する作業機械の周囲監視装置において、カメラ画像に所要の監視範囲及び当該監視範囲内に侵入している障害物(作業員)を強調するためのマークが描画された画像を表示装置に表示させ、ショベルに搭載される障害物検出器の監視範囲内で作業者が検出された場合に警報音を発する周辺監視装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-179940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この特許文献1は、複数のカメラからの入力画像に基づいて障害物を判別する障害物検知システムであるため視認を間違うおそれや照明器具が必要な場合がある。
さらに、油圧ショベル等の建設機械の周囲に設定された作業エリアの入力画像を表示装置に表示させて障害物検出器の監視範囲内で作業者が検出された場合に警報するだけで、例えば、高速道路の構造物のメンテナンス作業等でよく使われる高所作業車の場合において、作業中に規制エリア外にバケット及びブームがはみ出して高速走行中の車両と接触するおそれがあるような作業環境下に十分に対応したものとなっていない。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑み、建設機械のバケット及びブームが側域エリア上に検知されると自動的にバケット及びブームが停止して、道路上の高所作業おける建設機械と往来する車両との接触を事前回避し、作業員の判断を補助することにより事故被害の軽減を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するために、第一の発明は、車道上で高所作業する建設機械と当該車道上を往来する車両との接触危険性を検知して危険通知信号を送信する送信装置と、前記危険通知信号を受信する受信装置からなる建設機械用接触防止システムであって、
前記送信装置は、
前記建設機械と車両との接触危険性を検知する側域センサと、
前記側域センサからの検知情報が接触危険性あると判定し、警報を発する警報出力部と前記危険通知信号を無線通信で送信する無線送信機に送出制御する判定・制御部と、を備え、
前記受信装置は、
前記送信機から無線送信された前記危険通知信号を受信する無線受信機と、
前記無線受信機からの前記危険通知信号に基づき、警報を発する警報出力部と、建設機械と車両との接触危険性を回避する信号とを送出制御する制御部と、を備えていることを特徴とする。
第二の発明は、第一の発明において、前記側域センサは、エリア距離とエリア角度とで側域エリアが設定され、車両との接触危険性を検知可能なレーザスキャナであることを特徴とする。
第三の発明は、第一の発明又は第二の発明において、前記警報出力部には、警報ランプと警報ブザーとが接続されていることを特徴とする。
第四の発明は、第一の発明又は第二の発明において、前記受信装置の制御部からの建設機械と車両との接触危険性を回避する信号の送出先は、建設機械の操作用のフットペダルであることを特徴とする。
第五の発明は、第四の発明において、前記送信装置と前記受信装置の両方の起動信号確認があった場合にのみ前記フットペダルが操作可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、建設機械のバケット及びブームが側域エリア上に検知されると自動的にバケット及びブームが停止して、道路上の高所作業おける建設機械と往来する車両との接触を事前回避し、作業員の判断を補助することにより事故被害を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る全体概要図である。
本発明の一実施形態に係る送信装置の設置図である。
本発明の一実施形態に係る装置のブロック図である。
本発明の一実施形態に係る装置の動作フローチャートである。
図4の動作フローチャートに続く次の動作フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、図1に示すように、車道上で高所作業する機械側の建設機械2と当該車道上を往来する地上側の車両4の作業台であるバケット及びブーム3との接触危険性を検知して危険通知信号を送信する送信装置10と、危険通知信号を受信する受信装置20からなる建設機械用接触防止システム1である。送信装置10は、工事現場の車道上と作業領域の境界線上のどこにでもおけるように、ラバーコーン5の先端に設置している。具体的には、図2に示すように、ラバーコーン5の先端を輪切りした空洞部分5aに、送信装置10のボックス14の外側底面にて治具されるようにパイプ6を挿入させることで無線送信装置10を固定し保持している。
さらに、添付図面を適宜参照しながら、建設機械の一例として高所作業車における建設機械用接触防止システム1の好適な実施の形態として詳細に本発明を説明する。
【0010】
[送信装置]
送信装置10は、図3に示すように、建設機械2のバケット及びブーム3と車両4(図1ではトラックを一例として示す。)との接触危険性を検知する側域センサ(ライダーセンサともいう。)11と、当該側域センサ11からの検知情報が接触危険性あると判定し、警報を発する警報出力部16と、危険通知信号を無線通信で送信する無線送信機19に送出制御する判定・制御部と15とで構成されている。この他に、側域センサ11、警報出力部16、判定・制御部15及び無線送信機19に電力を供給する電源部22を備えている。電源部は22、チャージ可能なバッテリーを送信装置10のボックスに内蔵している。
(【0011】以降は省略されています)
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