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公開番号
2025101358
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218160
出願日
2023-12-25
発明の名称
エレベータの制御装置
出願人
フジテック株式会社
代理人
弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類
B66B
1/18 20060101AFI20250630BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】利用者の搬送中に途中の階でロボットが乗車又は降車する場合において、その利用者にとっての行先階への到着をできるだけ早められるようにする。
【解決手段】制御装置は、ロボットの乗場呼びが割り当てられている乗りかご(着目かご)に利用者のかご呼びが登録されていると判断した場合、そのかご呼びが示す利用者の行先階(着目行先階)に着目かごが到着する第1到着予想時間と、その利用者をロボットの出発階(又は行先階)にて別の乗りかごに乗り換えさせると仮定したときに当該別の乗りかごが着目行先階に到着する第2到着予想時間と、を比較することにより、別の乗りかごへの乗換えによって着目行先階への利用者の到着が早まるか否かを判断する。そして、制御装置は、着目行先階への利用者の到着が早まると判断した場合、着目かご内の利用者に対し、ロボットの出発階(又は行先階)での別の乗りかごへの乗換えを案内する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ロボットの乗場呼びが割り当てられている乗りかごを着目かごとして、その着目かごに、当該ロボットの乗場呼びが示す出発階より後に到着することになる行先階が、利用者のかご呼びとして登録されているか否かを判断する第1判断処理と、
前記第1判断処理にて前記着目かごに利用者のかご呼びが登録されていると判断した場合に、そのかご呼びが示す利用者の行先階を着目行先階として、当該着目行先階に前記着目かごが到着する第1到着予想時間と、その利用者を前記ロボットの出発階にて別の乗りかごに乗り換えさせると仮定したときに当該別の乗りかごが前記着目行先階に到着する第2到着予想時間と、を比較することにより、前記別の乗りかごへの乗換えによって前記着目行先階への利用者の到着が早まるか否かを判断する第2判断処理と、
前記第2判断処理にて前記着目行先階への利用者の到着が早まると判断した場合に、前記着目かご内の前記利用者に対し、前記ロボットの出発階での前記別の乗りかごへの乗換えを案内する案内処理と、
を行う、エレベータの制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記ロボットの出発階から前記着目行先階までの全ての階に前記別の乗りかごが停止すると仮定したときに当該別の乗りかごが前記着目行先階に到着する予想時間を、前記第2到着予想時間として算出する算出処理、
を更に行う、請求項1に記載のエレベータの制御装置。
【請求項3】
前記第1判断処理では、前記着目かごに利用者のかご呼びが登録されているか否かを判断する際に、当該かご呼びとして、前記ロボットの乗場呼びが示す行先階より後に到着することになる行先階が登録されているか否かを判断し、
その第1判断処理にて前記着目かごに利用者のかご呼びが登録されていると判断した場合に、前記第2判断処理において、そのかご呼びが示す利用者の行先階を着目行先階として、前記別の乗りかごへの乗換えによって当該着目行先階への利用者の到着が早まるか否かを判断する、請求項1に記載のエレベータの制御装置。
【請求項4】
ロボットのかご呼びが登録されている乗りかごを着目かごとして、その着目かごに、当該ロボットのかご呼びが示す行先階より後に到着することになる行先階が、利用者のかご呼びとして登録されているか否かを判断する第1判断処理と、
前記第1判断処理にて前記着目かごに利用者のかご呼びが登録されていると判断した場合に、そのかご呼びが示す利用者の行先階を着目行先階として、当該着目行先階に前記着目かごが到着する第1到着予想時間と、その利用者を前記ロボットの行先階にて別の乗りかごに乗り換えさせると仮定したときに当該別の乗りかごが前記着目行先階に到着する第2到着予想時間と、を比較することにより、前記別の乗りかごへの乗換えによって前記着目行先階への利用者の到着が早まるか否かを判断する第2判断処理と、
前記第2判断処理にて前記着目行先階への利用者の到着が早まると判断した場合に、前記着目かご内の前記利用者に対し、前記ロボットの行先階での前記別の乗りかごへの乗換えを案内する案内処理と、
を行う、エレベータの制御装置。
【請求項5】
前記ロボットの行先階から前記着目行先階までの全ての階に前記別の乗りかごが停止すると仮定したときに当該別の乗りかごが前記着目行先階に到着する予想時間を、前記第2到着予想時間として算出する算出処理、
を更に行う、請求項4に記載のエレベータの制御装置。
【請求項6】
前記第2判断処理にて前記着目行先階への利用者の到着が早まると判断した場合に、前記別の乗りかごへの乗換え階と前記着目行先階とをそれぞれ新たな出発階及び行先階とした1つの乗場呼びを当該別の乗りかごに割り当て、その一方で、前記着目かごに登録されている当該利用者のかご呼びを、その着目かごから削除する、呼び登録処理、
を更に行う、請求項1~5の何れかに記載のエレベータの制御装置。
【請求項7】
前記第2判断処理にて前記着目行先階への利用者の到着が早まると判断した場合に、前記別の乗りかごへの乗換え階と前記着目行先階とをそれぞれ新たな出発階及び行先階とした1つの乗場呼びを当該別の乗りかごに割り当て、前記着目かごに登録されている当該利用者のかご呼びについては、その着目かごから削除せずにそのまま残す、呼び登録処理、
を更に行う、請求項1~5の何れかに記載のエレベータの制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者とロボットの両方が利用するエレベータの制御技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
エレベータとして、行先階登録装置において利用者による行先階の登録が行われるごとに、その利用者についての乗りかごへの乗場呼びの割当てを行うものが存在する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-55976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、ロボットが、建物内で従来は人が行っていた様々な作業(掃除、監視、搬送など)に活用されることが多くなってきている。それに伴い、建物内におけるロボットの階間移動にエレベータが利用されることが増えてきており、利用者とロボットの両方がエレベータを利用するケースが増えてきている。
【0005】
一方、ロボットは、利用者に比して乗降に時間を要する。このため、利用者と共にロボットがエレベータを利用する環境下において、利用者の搬送中に途中の階でロボットが乗車してくる場合や、利用者の搬送中に途中の階でロボットが降車していく場合には、利用者にとっては、ロボットが乗降に時間を要した分だけ自身の行先階への到着が遅れることになる。
【0006】
そこで本発明の目的は、利用者の搬送中に途中の階でロボットが乗車又は降車する場合において、その利用者にとっての行先階への到着をできるだけ早められるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る第1の制御装置は、第1判断処理と、第2判断処理と、案内処理と、を行う(態様1)。制御装置は、第1判断処理において、ロボットの乗場呼びが割り当てられている乗りかごを着目かごとして、その着目かごに、当該ロボットの乗場呼びが示す出発階より後に到着することになる行先階が、利用者のかご呼びとして登録されているか否かを判断する。制御装置は、第1判断処理にて着目かごに利用者のかご呼びが登録されていると判断した場合、第2判断処理において、そのかご呼びが示す利用者の行先階を着目行先階として、当該着目行先階に着目かごが到着する第1到着予想時間と、その利用者をロボットの出発階にて別の乗りかごに乗り換えさせると仮定したときに当該別の乗りかごが着目行先階に到着する第2到着予想時間と、を比較することにより、別の乗りかごへの乗換えによって着目行先階への利用者の到着が早まるか否かを判断する。制御装置は、第2判断処理にて着目行先階への利用者の到着が早まると判断した場合、案内処理において、着目かご内の利用者に対し、ロボットの出発階での別の乗りかごへの乗換えを案内する。
【0008】
上記第1判断処理にて「利用者のかご呼びが登録されている」と判断された場合には、その利用者を、そのまま着目かごで当該利用者の行先階(着目行先階)まで搬送したとすると、その利用者は、途中の階(ロボットの出発階)でロボットが乗車してくることを経験しなければならなくなり、当該利用者にとっては、途中の階でロボットが乗車に時間を要した分だけ自身の行先階(着目行先階)への到着が遅れることになる。このような場合でも、上記態様1によれば、ロボットの出発階での乗換えによって着目行先階への利用者の到着を早めることができる別の乗りかごがあれば、それを見付け出すことができ、その別の乗りかごへの乗換えを着目かご内の利用者へ案内することが可能になる。そして、着目かご内の利用者は、案内に従って乗換えを行うことにより、そのまま着目かごで移動するよりも早く自身の行先階に到着できるようになる。
【0009】
上記態様1に係る制御装置は、算出処理を更に行ってもよい(態様2)。この算出処理では、制御装置は、ロボットの出発階から着目行先階までの全ての階に別の乗りかごが停止すると仮定したときに当該別の乗りかごが着目行先階に到着する予想時間を、第2到着予想時間として算出する。
【0010】
上記第2判断処理において、別の乗りかごへの乗換えによって「着目行先階への利用者の到着が早まる」と判断された場合であって、乗換えのための新たな乗場呼びがその別の乗りかご(乗換かご)に割り当てられたとしても、その後、その乗換かごには更に別の乗場呼び(ロボットの出発階から着目行先階までの間の階で乗車しようとする利用者の乗場呼び)の割当てが発生するおそれがある。そのような割当てが発生した場合には、乗換かごについての着目行先階への実際の到着時間が第2到着予想時間よりも遅くなる(又は、長くなる)といったケースが起こり得る。上記態様2によれば、事後的に生じる乗場呼びによって最も停止回数が多くなった場合を想定して第2到着予想時間が算出されるため、その第2到着予想時間との比較によって「着目行先階への利用者の到着が早まる」と第2判断処理にて判断できた場合には、着目行先階への利用者の到着を、乗換えによって確実に早めることができるようになる。
(【0011】以降は省略されています)
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