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公開番号
2025100717
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025065930,2023084630
出願日
2025-04-11,2021-12-15
発明の名称
コア/シース構造、フロック製品の製造方法及びフロック製品
出願人
ムーン クリエイティブ ラボ インク.
,
Moon Creative Lab Inc.
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B29C
64/118 20170101AFI20250626BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】快適な触感を有する造形物又はフロック製品を提供する。
【解決手段】コア/シース構造は、造形材料又は前記造形材料の溶融硬化物である造形物を構成するコア/シース構造であって、線状の形状を有し、外周面を有し、第1の熱可塑性ポリマーを含むコアと、前記外周面を覆い、第2の熱可塑性ポリマーと前記第2の熱可塑性ポリマーに分散される、繊維及び粒子からなる群より選択される少なくとも1種とを含むシースと、を備える。フロック製品は、熱可塑性ポリマーを含む造形材料又は前記造形材料の溶融硬化物である造形物であり表面を有する本体と、前記表面上に配置された接着層と、前記接着層に突き刺さったフロックと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
造形物を製造する為に溶融及び硬化される造形材料を構成するコア/シース構造であって、
線状の形状を有し、外周面を有し、第1の熱可塑性ポリマーを含むコアと、
前記外周面を覆い、第2の熱可塑性ポリマー及び前記第2の熱可塑性ポリマーに分散される繊維又は粒子の少なくとも1つを含むシースと、
を備えることを特徴とするコア/シース構造。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記シースの前記繊維又は粒子の少なくとも1つが、前記造形物の外周面上に突起を形成することを特徴とする請求項1に記載のコア/シース構造。
【請求項3】
前記第1の熱可塑性ポリマー及び前記第2の熱可塑性ポリマーは、同じタイプの熱可塑性ポリマーであることを特徴とする請求項1に記載のコア/シース構造。
【請求項4】
前記第1の熱可塑性ポリマー及び前記第2の熱可塑性ポリマーは、異なるタイプの熱可塑性ポリマーであることを特徴とする請求項1に記載のコア/シース構造。
【請求項5】
前記コア/シース構造が造形材料を構成し、
前記コア及び前記シースの少なくとも1つが、起泡材及び発泡剤の1つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載のコア/シース構造。
【請求項6】
前記シースが、少なくとも硬質成分及び軟質成分を含むことを特徴とする請求項1に記載のコア/シース構造。
【請求項7】
前記硬質成分が熱可塑性樹脂を含み、
前記軟質成分が熱可塑性エラストマーを含むことを特徴とする請求項1に記載のコア/シース構造。
【請求項8】
前記繊維又は粒子の1つ又は両方が、天然材料又は合成材料の1つ又は両方であることを特徴とする請求項1に記載のコア/シース構造。
【請求項9】
前記コアが多孔質体であることを特徴とする請求項1に記載のコア/シース構造。
【請求項10】
前記コア又は前記シースの少なくとも1つが強化成分を含むことを特徴とする請求項1に記載のコア/シース構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コア/シース構造、フロック製品の製造方法及びフロック製品に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、消耗品フィラメントを開示する。当該消耗品フィラメントは、付加製造システムにおいて、溶融させられ、押し出される。当該消耗品フィラメントは、コア部と、コア部を包むシース部と、を備える。コア部は、第1のベースポリマーのマトリックスと、マトリックスに分散させられた粒子と、を備える。シース部は、第2のベースポリマーを備える。コア部の粒子は、金属粒子、非金属粒子、磁性体粒子及びこれらの組み合わせから選択され、フェライト粒子であってもよい(段落[0005])。コア部の粒子は、シース部の外面を貫通しない(段落[0074])。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2017/0268133号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された消耗品フィラメントを用いて造形物が製造された場合は、当該造形物は、ゴム様の触感、プラスチック様の触感等を有し、快適な触感を有しない。
【0005】
本開示は、この問題に鑑みてなされた。本開示の一態様は、例えば、快適な触感を有する造形物又はフロック製品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様のコア/シース構造は、造形材料又は前記造形材料の溶融硬化物である造形物を構成するコア/シース構造であって、線状の形状を有し、外周面を有し、第1の熱可塑性ポリマーを含むコアと、前記外周面を覆い、第2の熱可塑性ポリマーと前記第2の熱可塑性ポリマーに分散される、繊維及び粒子からなる群より選択される少なくとも1種とを含むシースと、を備える。
【0007】
本開示の他の一態様のフロック製品の製造方法は、a)熱可塑性ポリマーを含む造形材料又は前記造形材料の溶融硬化物である造形物である被処理物の表面上に接着層を配置する工程と、b)前記接着層にフロックを突き刺す工程と、c)工程b)の後に前記接着層を硬化させる工程と、を備える。
【0008】
本開示の他の一態様のフロック製品は、熱可塑性ポリマーを含む造形材料又は前記造形材料の溶融硬化物である造形物であり表面を有する本体と、前記表面上に配置された接着層と、前記接着層に突き刺さったフロックと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の造形材料を模式的に図示する斜視図である。
第1実施形態の造形材料を模式的に図示する断面図である。
第1実施形態の造形材料の試作品の断面の写真である。
第1実施形態の変形例の造形材料を模式的に図示する断面図である。
第2実施形態の造形物を模式的に図示する平面図である。
第2実施形態の造形物に備えられる線状体を模式的に図示する断面図である。
第2実施形態の造形物の試作品に備えられる線状体の断面の全体の電子顕微鏡(SEM)写真である。
第2実施形態の造形物の試作品に備えられる線状体の断面の周辺部のSEM写真である。
第2実施形態の造形物と当該造形物に当たった人間の肌との界面の付近を模式的に図示する拡大断面図である。
第2実施形態の造形物の試作品の断面のSEM写真である。
第2実施形態の造形物の試作品の断面のSEM写真である。
モノフィラメントを用いて製造された造形物の試作品の断面のSEM写真である。
モノフィラメントを用いて製造された造形物の試作品の断面のSEM写真である。
モノフィラメントを用いて製造された造形物の試作品の上面のSEM写真である。
モノフィラメントを用いて製造された造形物の試作品の上面のSEM写真である。
第1実施形態の変形例の造形材料を用いて製造された造形物の試作品のSEM写真である。
ポリエステル製のモノフィラメントの顕微鏡写真である。
ポリエステル製のマルチフィラメントの顕微鏡写真である。
第2実施形態の造形物の製造に用いられる3次元(3D)プリンタを模式的に図示する側面図である。
第3実施形態のフロック製品を模式的に図示する平面図である。
第3実施形態のフロック製品と当該フロック製品に当たった人間の肌との界面の付近を模式的に図示する拡大断面図である。
第3実施形態のフロック製品の製造に用いられる静電堆積装置を模式的に図示する斜視図である。
第3実施形態のフロック製品の製造の流れを示すフローチャートである。
第3実施形態のフロック製品に備えられる本体の試作品の写真である。
第3実施形態のフロック製品の試作品の写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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