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公開番号2025090393
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205595
出願日2023-12-05
発明の名称被覆シート、鋼構造物、及び鋼構造物の補修方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 15/08 20060101AFI20250610BHJP(積層体)
要約【課題】鋼材の点検を容易にする、被覆シートを提供する。
【解決手段】鋼材の被覆に用いられる被覆シートである。被覆シートは、第1面及び第2面を含む。第1面は、鋼材とは反対側を向く。全光線透過率は70%以上である。第1面を入射面とする反射法による像鮮明度は5.0%以下である。波長300nm以上350nm以下での最大の分光透過率は1.0%以下である。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
鋼材の被覆に用いられる被覆シートであって、
第1面及び第2面を備え、
前記第1面は、前記鋼材とは反対側を向き、
全光線透過率は70%以上であり、
前記第1面を入射面とする像鮮明度は5.0%以下であり、
波長300nm以上350nm以下での最大の分光透過率は1.0%以下である、被覆シート。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
透過ヘイズは97%以下である、請求項1に記載の被覆シート。
【請求項3】
前記第2面から前記第1面に向けた順で、基材と、耐候層と、を含み、
前記基材は、ポリオレフィンを含む、請求項1に記載の被覆シート。
【請求項4】
前記第2面から前記第1面に向けた順で、基材と、耐候層と、を含み、
前記耐候層は、電子線硬化性樹脂組成物の硬化物を含む、請求項1に記載の被覆シート。
【請求項5】
前記第2面から前記第1面に向けた順で、バリア層と、耐候層と、を含み、
前記耐候層は、紫外線吸収剤を含む、請求項1に記載の被覆シート。
【請求項6】
温度40℃、湿度90%RH環境下における水蒸気透過度は、3.0g/(m

・day)以下である、請求項1に記載の被覆シート。
【請求項7】
408時間の耐候性試験後において、
全光線透過率は70%以上であり、
前記第1面を入射面とする像鮮明度は7.0%以下であり、
波長300nm以上350nm以下での最大の分光透過率は1.0%以下である、請求項1に記載の被覆シート。
【請求項8】
前記第2面から前記第1面に向けた順で、接合層と、基材と、を含む、請求項1に記載の被覆シート。
【請求項9】
前記鋼材と、
請求項1~8のいずれか一項に記載された被覆シートと、を備える、鋼構造物。
【請求項10】
鋼構造物の劣化部に対して素地調整を行う工程と、
請求項1~8のいずれか一項に記載された被覆シートによって素地調整された鋼材を被覆する工程と、を備える、鋼構造物の補正方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被覆シート、鋼構造物、及び鋼構造物の補修方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
橋梁などの鋼構造物は鋼材を含む。鋼材は、腐食により経年劣化する。劣化した鋼材は、鋼構造物の強度を大幅に低下させ得る欠陥となる。このため、鋼材には、腐食を抑制するための複数の塗膜が積層されている。塗膜として、エポキシ樹脂を含む複数の下塗り層、フッ素系樹脂を含む中塗り層、フッ素系樹脂を含む上塗り層等が例示される。
【0003】
鋼構造物は、定期的に点検される。点検で欠陥が発見された場合、鋼材は補修される。従前の事後保全では、重大な欠陥が発見された後に大がかりな補修が実施されていた。
【0004】
昨今では、予備保全が注目されている。予備保全では33、重大な欠陥に至る前の鋼材の劣化部に対して補修が実施される。予防保全の施工回数は、事後保全より多くなる。しかしながら、予防保全の一回の施工は、事後保全と比較して、格段に簡易となる。予防保全は、事後保存と異なり、高い熟練度を要さない。
【0005】
特許文献1では、フッ素系樹脂層を含む積層体が開示されている。特許文献1では、積層体を用いることにより、予防保全を容易化することを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-179569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
鋼材上には多数の塗膜が積層されている。塗り忘れを防止するため、通常、塗膜は着色されている。したがって、多数の塗膜の下にある鋼材の軽微な劣化を発見することは容易でない。
【0008】
特許文献1では、積層体の透過率を調節して、積層体越しに鋼材を観察することが提案されている。ただし、鋼構造物は通常屋外に配置される。太陽光下において、積層体は、鋼材以上に光を反射し得る。積層体での反射により、特許文献1の積層体越しに鋼材の劣化を容易に発見することはできない。
【0009】
すなわち、予防保全を採用しようとしても、従来技術では鋼材を容易に点検できない。本開示は、鋼材の点検を容易にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一実施の形態による被覆シートは、
鋼材の被覆に用いられる被覆シートであって、
第1面及び第2面を備え、
前記第1面は、前記鋼材とは反対側を向き、
全光線透過率は70%以上であり、
前記第1面を入射面とする像鮮明度は5.0%以下であり、
波長300nm以上350nm以下での最大の分光透過率は1.0%以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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