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公開番号2025089267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2024198930
出願日2024-11-14
発明の名称電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータ
出願人厦門普為光電科技有限公司
代理人AIPPAY弁理士法人
主分類H02M 3/28 20060101AFI20250605BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータを提供する。
【解決手段】
電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータは、入力端子、出力端子、整流部材及び変圧器を含む。出力端子は、第1出力端子と第2出力端子を含む。変圧器は、一次巻線、第1二次巻線及び第2二次巻線を含む。一次巻線は、入力端子に接続される。第1二次巻線の上端子は、第1出力端子に接続され、第1二次巻線の下端子は、整流部材の第1端子に接続される。第2二次巻線の上端子は、整流部材の第2端子に接続され、第2二次巻線の下端子は、第2出力端子に接続される。前述のフライバックコンバータの回路設計により、生成されたノイズ信号が互いに打ち消し合うため、電磁干渉を効果的に抑制することができる。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
入力端子と、
第１出力端子及び第２出力端子を含む出力端子と、
整流部材と、
一次巻線、第１二次巻線及び第２二次巻線を含み、前記一次巻線は、前記入力端子に接続され、前記第１二次巻線の上端子は、前記第１出力端子に接続され、前記第１二次巻線の下端子は、前記整流部材の第１端子に接続され、前記第２二次巻線の上端子は、前記整流部材の第２端子に接続され、前記第２二次巻線の下端子は、前記第２出力端子に接続される変圧器と、
を含む電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータ。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記整流部材は、ダイオードであり、前記第１二次巻線の下端子は、前記ダイオードの負極に接続され、前記第２二次巻線の上端子は、前記ダイオードの正極に接続されることを特徴とする請求項１に記載の電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータ。
【請求項３】
前記第１二次巻線の下端子を通過する信号の波形は、前記第２二次巻線の上端子を通過する信号の波形と逆であることを特徴とする請求項１に記載の電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータ。
【請求項４】
前記第１二次巻線の巻数は、前記第２二次巻線の巻数と等しいことを特徴とする請求項１記載の電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータ。
【請求項５】
前記一次巻線の位相は、前記第１二次巻線及び前記第２二次巻線の位相と逆であることを特徴とする請求項１に記載の電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータ。
【請求項６】
前記入力端子は、第１入力端子及び第２入力端子素子を含み、前記第１入力端子は、前記一次巻線の上端子に接続され、前記第２入力端子は、前記一次巻線の下端子に接続されることを特徴とする請求項１に記載の電磁干渉抑制機を備えたフライバックコンバータ。
【請求項７】
第１コンデンサを更に含み、前記第１コンデンサの一端は、前記第１入力端子に接続され、前記第１コンデンサの他端は、前記第１入力端子に接続されることを特徴とする請求項６に記載の電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータ。
【請求項８】
抵抗及びスイッチ部材を更に含み、前記第２入力端子は、前記抵抗及び前記スイッチ部材を介して前記一次巻線の下端子に接続されることを特徴とする請求項６に記載の電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータ。
【請求項９】
前記スイッチ部材は、金酸化物電界効果トランジスタ又は三極管であることを特徴とする請求項８に記載の電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータ。
【請求項１０】
第２コンデンサを更に含み、前記第２コンデンサの一端は、前記第１出力端子に接続され、前記第２コンデンサの他端は、前記第２出力端子に接続されることを特徴とする請求項１に記載の電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、フライバックコンバータに関し、特に電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来の低電力（２００ワット未満）絶縁型照明装置の駆動電源のほとんどは、フライバックコンバータを使用している。フライバックコンバータを使用した絶縁型照明装置の駆動電源は、非常に成熟しており、信頼性が高いため、広く応用されている。
【０００３】
ただし、フライバック(flyback)コンバータの動作中に深刻な電磁干渉（ＥＭＩ）が発生するため、複雑なフィルタ回路によって電磁干渉を低減する必要である。しかしながら、上述したフィルタ回路は、通常、比較的高価であり、照明装置のコストの上昇にもつながる。したがって、如何にして従来のフライバックコンバータの回路設計を効果的に改善し、電磁干渉を効果的に抑制するかは、緊急の課題となっている。
【０００４】
中国特許出願公開第１０４６１９０７６号明細書（特許文献１）及び中国特許出願公開第１０５８７１１９４号明細書（特許文献２）は、改良されたコンバータ回路設計を開示しているが、依然として従来技術の課題を効果的に解決できていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
中国特許出願公開第１０４６１９０７６号明細書
中国特許出願公開第１０５８７１１９４号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明の目的は、電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、入力端子、出力端子、整流部材及び変圧器を含む電磁干渉抑制機能を備えたフライバックコンバータを提供する。出力端子は、第１出力端子と第２出力端子を含む。変圧器は、一次巻線、第１二次巻線及び第２二次巻線を含む。一次巻線は、入力端子に接続される。第１二次巻線の上端子は、第１出力端子に接続され、第１二次巻線の下端子は、整流部材の第１端子に接続される。第２二次巻線の上端子は、整流部材の第２端子に接続され、第２二次巻線の下端子は、第２出力端子に接続される。
【０００８】
本発明の一改良に基づき、整流部材は、ダイオードである。第１二次巻線の下端子は、ダイオードの負極に接続され、第２二次巻線の上端子は、ダイオードの正極に接続される。
【０００９】
本発明の一改良に基づき、第１二次巻線の下端を通過する信号の波形は、第２二次巻線の上端を通過する信号の波形と逆である。
【００１０】
本発明の一改良に基づき、第１二次巻線の巻数は、第２二次巻線の巻数と等しい。
（【００１１】以降は省略されています）

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