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公開番号
2025087143
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201588
出願日
2023-11-29
発明の名称
ロックウール混合物の製造方法、ロックウール混合物、耐火被覆方法、耐火被覆材の吹付け施工システム
出願人
株式会社大林組
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
E04B
1/94 20060101AFI20250603BHJP(建築物)
要約
【課題】乾式工法による吹付けロックウール耐火被覆工事の低コスト化及び省人化を図ることである。
【解決手段】吹付けノズルの先端で水と混合されて耐火被覆材をなすロックウール混合物の製造方法であって、ロックウール塊を裁断し、ロックウール片を取得する工程と、該ロックウール片に、粉体セメントを添加する工程と、前記ロックウール片を解綿しつつ、前記粉体セメントと混合する工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
吹付けノズルの先端で水と混合されて耐火被覆材をなすロックウール混合物の製造方法であって、
ロックウール塊を裁断し、ロックウール片を取得する工程と、
該ロックウール片に、粉体セメントを添加する工程と、
前記ロックウール片を解綿しつつ、前記粉体セメントと混合する工程と、
を備えることを特徴とするロックウール混合物の製造方法。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のロックウール混合物の製造方法であって、
前記粉体セメントを湿潤状態にして、前記ロックウール片に添加することを特徴とするロックウール混合物の製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載のロックウール混合物の製造方法で製造したことを特徴とするロックウール混合物。
【請求項4】
耐火被覆材を施工対象面に吹付ける耐火被覆方法であって、
請求項3に記載のロックウール混合物を、施工現場で製造しつつ吹付けノズルに向けて圧送する工程と、
前記吹付けノズルの先端で、前記ロックウール混合物と水とを混合して耐火被覆材を得るとともに、該耐火被覆材を前記施工対象面に吹付ける工程と、
を備えることを特徴とする耐火被覆方法。
【請求項5】
請求項4に記載の耐火被覆方法において、
前記耐火被覆材を、前記吹付けノズルの先端から噴霧する水で囲繞しつつ、前記施工対象面に吹付けることを特徴とする耐火被覆方法。
【請求項6】
耐火被覆材を施工対象面に吹付けるための耐火被覆材の吹付け施工システムであって、
ロックウール混合物を製造する製造プラントと、
該製造プラントで製造したロックウール混合物と水とを混合して前記耐火被覆材を取得するとともに、該耐火被覆材を前記施工対象面に吹付ける吹付けノズルと、を含み、
前記製造プラントは、
ロックウール塊を複数のロックウール片に裁断するフィーダー、及び前記ロックウール片を解綿しつつ粉体セメントと混合してロックウール混合物とし、該ロックウール混合物を前記吹付けノズルに定量圧送するエアブロワーを含む解綿機、を有する混合物製造装置と、
前記混合物製造装置に前記粉体セメントを定量供給する粉体供給装置と、を備えることを特徴とする耐火被覆材の吹付け施工システム。
【請求項7】
請求項6に記載の耐火被覆材の吹付け施工システムにおいて、
前記吹付けノズルを搭載したロボットアームを備える吹付け装置を含むことを特徴とする耐火被覆材の吹付け施工システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乾式工法で耐火被覆工事を実施する際に用いるロックウール混合物の製造方法、ロックウール混合物、耐火被覆方法、耐火被覆材の吹付け施工システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄骨構造の建築物では、構造体の表面を耐火被覆材で被覆する耐火被覆工事を行って耐火構造とする。耐火被覆工事のなかでも耐火被覆材を吹付け施工する場合、その方法として乾式工法や半乾式工法が知られている。例えば、特許文献1には、半乾式および乾式の耐火被覆材の吹付け装置が開示されている。
【0003】
半乾式工法は、耐火被覆材を構成するロックウールとセメントスラリーとを別経路で圧送したのち、これらを吹付けノズルの先端で混合して耐火被覆材とし、これを施工対象面に吹付ける工法である。他方、乾式工法は、工場で製造し袋詰めしたプレミックス製品である「ロックウールと粉体セメント」の混合物をエアブロワーで圧送し、吹付けノズルの先端で別経路で送られた水と混合して耐火被覆材とし、これを施工対象面に吹付ける工法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平08-35570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
乾式工法は、プレミックス製品に含まれるロックウールが工場で緻密に解綿されているため、半乾式工法と比較して、鉄骨面に吹付けた耐火被覆の不陸が抑えられ、被覆出来形が綺麗に仕上がることが、広く知られている。ところが、「ロックウールと粉体セメント」のプレミックス製品は高価で、コスト面で半乾式工法と比較して不利となっている。このため、乾式工法は、補修吹き等の限定的な部分での採用にとどまっており、十分に活用されていない。
【0006】
また、吹付け施工による耐火被覆工事は、半乾式及び乾式にかかわらず、吹付けた耐火被覆材の不陸を抑えて平滑にし、かつ、被覆表面の毛羽立ちがないようにコテなどで均す、いわゆるコテ押さえが必要である。このようなコテ押さえ作業は、専用の技能工による作業となるが、近年では、技能工不足が問題となっており、省人化の観点から課題が生じている。
【0007】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、乾式工法による吹付けロックウール耐火被覆工事の、低コスト化及び省人化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するため本発明のロックウール混合物の製造方法は、吹付けノズルの先端で水と混合されて耐火被覆材をなすロックウール混合物の製造方法であって、ロックウール塊を裁断し、ロックウール片を取得する工程と、該ロックウール片に、粉体セメントを添加する工程と、前記ロックウール片を解綿しつつ、前記粉体セメントと混合する工程と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明のロックウール混合物の製造方法は、前記粉体セメントを湿潤状態にして、前記ロックウール片に添加することを特徴とする。
【0010】
本発明のロックウール混合物は、本発明のロックウール混合物の製造方法で製造したことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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