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公開番号2025086641
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200750
出願日2023-11-28
発明の名称車両用灯具
出願人市光工業株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類F21S 41/265 20180101AFI20250602BHJP(照明)
要約【課題】投影配光パターンの縁部における所望の箇所の明暗差を維持しつつその変化の度合を緩やかにすることのできる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具10は、光源(31から34)から出射された光を投影して、車両の前方を照射する投影配光パターン(すれ違い用配光パターンLP)を形成する投影レンズ14を備える。投影レンズ14は、それぞれが光源からの光を投影して個別に照射パターン(P1からP4)を形成する複数のレンズ部(51から54)に区画され、投影配光パターンは、複数の照射パターンが少なくとも一部が重ねられて形成され、複数のレンズ部には、投影する光を少なくとも上下方向に拡散する拡散部70が設けられ、拡散部70は、レンズ部毎に異なる拡散度合いとされている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
光源から出射された光を投影して、車両の前方を照射する投影配光パターンを形成する投影レンズを備え、
前記投影レンズは、それぞれが前記光源からの光を投影して個別に照射パターンを形成する複数のレンズ部に区画され、
前記投影配光パターンは、複数の前記照射パターンが少なくとも一部が重ねられて形成され、
複数の前記レンズ部には、投影する光を少なくとも上下方向に拡散する拡散部が設けられ、
前記拡散部は、前記レンズ部毎に異なる拡散度合いとされていることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記照射パターンは、カットオフラインを有する第1照射パターンと、前記第1照射パターンよりも大きな第2照射パターンと、を有し、
前記レンズ部は、前記第1照射パターンを形成する第1レンズ部と、前記第2照射パターンを形成する第2レンズ部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記第1レンズ部の前記拡散部の拡散度合いが、前記第2レンズ部の前記拡散部の拡散度合いよりも小さくされていることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記照射パターンは、前記第2照射パターンよりも幅方向に拡がる第3照射パターンを有し、
前記レンズ部は、前記第3照射パターンを形成する第3レンズ部を有し、
前記第3レンズ部の前記拡散部の拡散度合いが最も大きくされていることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記光源は、前記第1レンズ部から光を投影させる第1光源と、前記第2レンズ部から光を投影させる第2光源と、前記第3レンズ部から光を投影させる第3光源と、を有することを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具。
【請求項6】
さらに、前記第1光源からの光を反射して前記第1レンズ部へと進行させる第1リフレクタ部と、前記第2光源からの光を反射して前記第2レンズ部へと進行させる第2リフレクタ部と、前記第3光源からの光を反射して前記第3レンズ部へと進行させる第3リフレクタ部と、を備えることを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記照射パターンは、前記第3照射パターンの外側を照射する第4照射パターンを有し、
前記レンズ部は、前記第4照射パターンを形成する第4レンズ部を有し、
前記第4レンズ部の前記拡散部の拡散度合いが最も大きくされていることを特徴とする請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両用灯具は、照射パターンを形成するユニットが複数設けられ、その複数の照射パターンの少なくとも一部を重ねて所定の投影配光パターンを形成するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用灯具では、投影配光パターンの縁部における所望の箇所に照射パターンを部分的に重ねることで、その箇所に求められる所望の明暗差を形成しつつ広い範囲を照射することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-533537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、投影配光パターンの縁部では、明暗差が必要な箇所であっても、変化の度合いが急になり過ぎないことが求められる。しかしながら、上記の車両用灯具は、求められる明暗差を得るために複数の照射パターンを重ねているので、明暗差を維持しつつその変化の度合を緩やかにすることは困難である。
【0005】
本開示は、上記の事情に鑑みて為されたもので、投影配光パターンの縁部における所望の箇所の明暗差を維持しつつその変化の度合を緩やかにすることのできる車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両用灯具は、光源から出射された光を投影して、車両の前方を照射する投影配光パターンを形成する投影レンズを備え、前記投影レンズは、それぞれが前記光源からの光を投影して個別に照射パターンを形成する複数のレンズ部に区画され、前記投影配光パターンは、複数の前記照射パターンが少なくとも一部が重ねられて形成され、複数の前記レンズ部には、投影する光を少なくとも上下方向に拡散する拡散部が設けられ、前記拡散部は、前記レンズ部毎に異なる拡散度合いとされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の車両用灯具によれば、投影配光パターンの縁部における所望の箇所の明暗差を維持しつつその変化の度合を緩やかにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に係る一実施形態としての車両用灯具を示す説明図である。
車両用灯具の構成を分解して示す説明図である。
取付部材に光源部が設けられた様子を示す説明図である。
投影レンズとリフレクタ部材と各光源との位置関係を上下方向の上側から見た様子を示す説明図である。
投影レンズを入射面側から見た様子を示す説明図である。
投影光軸上の中心位置で水平線と鉛直線とが中心位置で交差するスクリーン上において、車両用灯具の第1ユニットが形成する第1照射パターンを示す説明図である。
図6と同様のスクリーン上において、車両用灯具の第2ユニットが形成する第2照射パターンを示す説明図である。
図6と同様のスクリーン上において、車両用灯具の一方の第3ユニットが形成する第3照射パターンを示す説明図である。
図6と同様のスクリーン上において、車両用灯具の他方の第3ユニットが形成する第3照射パターンを示す説明図である。
図6と同様のスクリーン上において、車両用灯具の第4ユニットが形成する第4照射パターンを示す説明図である。
図6と同様のスクリーン上において、すれ違い用照射パターンと第4照射パターンとを形成した様子を示す説明図である。
図6と同様のスクリーン上において、第1照射パターンにおけるスクリーンの中心位置の近傍を拡大して示す説明図である。
図6と同様のスクリーン上において、第2照射パターンにおけるスクリーンの中心位置の近傍を拡大して示す説明図である。
図6と同様のスクリーン上において、第3照射パターンにおけるスクリーンの中心位置の近傍を拡大して示す説明図である。
図12、図13、図14を重ね合わせた様子を示す説明図である。
図15に示す抽出線における明るさの分布を示すグラフであり、縦軸で抽出線上での位置を示し、横軸で明るさの度合いを示している。
他の例の投影レンズを示す図5と同様の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示に係る車両用灯具の一例としての車両用灯具10の実施例1について図面を参照しつつ説明する。なお、各照射パターンを示す図6から図11では、車両用灯具10による照射の中心位置O(車両用灯具10における投影光軸Lp)を原点として水平線Hと鉛直線Vとが交差するスクリーン上で、明るさの分布を中に向かうほど明るさが高くなる等高線のように示している。また、図12から図15では、各拡散部70の効果の把握を容易とするために、各照射パターン(P1からP3)を簡易な図としつつ、その上縁近傍を拡大して示している。その図12から図15では、それぞれの様子の把握を容易とするために各照射パターン(P1からP3)と各(81から83)との明るさを色の濃さ(濃いほど明るい)の違いで示しているが、必ずしも実際の明るさの態様とは一致しない。
【実施例】
【0010】
本開示に係る車両用灯具の一実施形態に係る実施例1の車両用灯具10を、図1から図16を用いて説明する。実施例1の車両用灯具10は、自動車等の車両の前照灯装置として用いられる。その前照灯装置は、車両の前部の左右両側にそれぞれ搭載され、開放された前端がアウターレンズで覆われたランプハウジングにより形成される灯室に車両用灯具10が設けられて構成される。車両用灯具10は、上下方向用光軸調整機構や左右方向用光軸調整機構を介して灯室に設けられ、車両の前方を適宜照射する。以下の説明では、車両用灯具10において、車両が進行する方向を前後方向(図面ではZとする)とし、前後方向を水平面に沿う状態とした際の鉛直方向を上下方向(図面ではYとする)とし、前後方向および上下方向に直交する方向(水平方向)を幅方向(図面ではXとする)とする。その前後方向では、後述する投影レンズ14が設けられる側を前側とし、上下方向では、後述するリフレクタ部材13が設けられる側を上側とする。ここで、車両用灯具10は、車両の右側に設けられるものと左側に設けられるものとで基本的に等しい構成とされつつ幅方向(左右)で反転されたものであるので、以下では、右側に設けられる車両用灯具10を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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