TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025083877
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197526
出願日2023-11-21
発明の名称観測装置
出願人スタンレー電気株式会社,国立大学法人千葉大学
代理人個人
主分類G01W 1/00 20060101AFI20250526BHJP(測定;試験)
要約【課題】遠方の観測対象物と観測装置との間の観測対象物の観測を行うことができる観測装置を提供する。
【解決手段】観測装置10であって、送信光視野Ssを有し、前記送信光視野内にソーラーブラインド帯域の紫外域に属する波長のパルス光を送信する送信部20と、受信光視野Srを有し、観測対象物で反射された前記パルス光の反射光のうち前記受信光視野内の反射光を受信する受信部30と、観測データ生成部と、を備え、前記送信部の光軸AXsと前記受信部の光軸AXrは、互いに平行であり、前記送信光視野を規定する送信光視野角θsは、前記受信光視野を規定する受信光視野角θrより大きく、前記送信光視野及び前記受信光視野は、互いに少なくとも一部が重なっており、前記観測データ生成部は、前記受光素子が出力する信号に基づき、観測データであるライダーデータを生成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
送信光視野を有し、前記送信光視野内にソーラーブラインド帯域の紫外域に属する波長のパルス光を送信する送信部と、
受信光視野を有し、観測対象物で反射された前記パルス光の反射光のうち前記受信光視野内の反射光を受信する受信部と、
観測データ生成部と、を備え、
前記送信部は、
前記パルス光を出射する半導体発光素子と、
前記半導体発光素子が出射するパルス光が前記送信光視野内に送信されるように、前記半導体発光素子が出射する前記パルス光を制御する送信光学系と、を備え、
前記受信部は、
前記受信光視野内の反射光を集光する受信光学系と、
前記集光された前記反射光を受信し、当該受信した反射光に応じた信号を出力する受光素子と、を備え、
前記送信部の光軸と前記受信部の光軸は、互いに平行であり、
前記送信光視野を規定する送信光視野角は、前記受信光視野を規定する受信光視野角より大きく、
前記送信光視野及び前記受信光視野は、互いに少なくとも一部が重なっており、
前記観測データ生成部は、前記受光素子が出力する信号に基づき、観測データであるライダーデータを生成する観測装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記送信光視野は、前記送信部の光軸を中心とし、かつ、前記送信部の光軸に沿って当該送信部から離れるに従って直径が大きくなる円錐形状の領域であり、
前記受信光視野は、前記受信部の光軸を中心とし、かつ、前記受信部の光軸に沿って当該受信部から離れるに従って直径が大きくなる円錐形状の領域である請求項1に記載の観測装置。
【請求項3】
前記紫外域に属する波長は、240nm~300nmの波長範囲から選定される波長である請求項1に記載の観測装置。
【請求項4】
前記パルス光は、自然放出光(インコヒーレンス光)である請求項3に記載の観測装置。
【請求項5】
前記パルス光の周波数は、1~10MHzである請求項4に記載の観測装置。
【請求項6】
前記パルス光のパルス幅は、1~10nsである請求項5に記載の観測装置。
【請求項7】
前記受光素子が出力する信号は、フォトンに対応するパルス電気信号である請求項1に記載の観測装置。
【請求項8】
前記受信光学系は、非軸放物面ミラー及び折り返しミラーである請求項1に記載の観測装置。
【請求項9】
前記非軸放物面ミラー及び前記折返しミラーは、各々のミラー表面に前記反射光を反射する誘電体多層膜を有する請求項8に記載の観測装置。
【請求項10】
前記非軸放物面ミラー及び前記折返しミラーは、各々の誘電体多層膜の下層、又は各々のミラーの裏面に前記反射光以外の光を吸収する反射防止部材を有する請求項9に記載の観測装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、観測装置、特に、地表面近傍且つ観測装置から近距離の観測対象物の観測を行うことができる観測装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、観測対象物に向けて発射したレーザ光に対する観測光に基づいてライダー観測を行う観測装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2003/073127号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1においては、レーザ光を用いて観測するため、比較的遠方(例えば、数キロメートル遠方)に存在する観測対象物の観測が可能であるものの、遠方の観測対象物と観測装置との間の観測対象物、例えば、地表面近傍且つ観測装置から近距離の観測対象物の観測ができない、という課題がある。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、地表面近傍且つ観測装置から近距離の観測対象物の観測を行うことができる観測装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる観測装置は、送信光視野を有し、前記送信光視野内にソーラーブラインド帯域の紫外域に属する波長のパルス光を送信する送信部と、受信光視野を有し、観測対象物で反射された前記パルス光の反射光のうち前記受信光視野内の反射光を受信する受信部と、観測データ生成部と、を備え、前記送信部は、前記パルス光を出射する半導体発光素子と、前記半導体発光素子が出射するパルス光が前記送信光視野内に送信されるように、前記半導体発光素子が出射する前記パルス光を制御する送信光学系と、を備え、前記受信部は、前記受信光視野内の反射光を集光する受信光学系と、前記集光された前記反射光を受信し、当該受信した反射光に応じた信号を出力する受光素子と、を備え、前記送信部の光軸と前記受信部の光軸は、互いに平行であり、前記送信光視野を規定する送信光視野角は、前記受信光視野を規定する受信光視野角より大きく、前記送信光視野及び前記受信光視野は、互いに少なくとも一部が重なっており、前記観測データ生成部は、前記受光素子が出力する信号に基づき、観測データであるライダーデータを生成する。
【0007】
このような構成により、地表面近傍且つ観測装置から近距離の観測対象物の観測を行うことができる。
【0008】
これは、受信光視野を規定する受信光視野角より大きく、かつ、送信光視野及び受信光視野が、互いに少なくとも一部が重なっていることによるものである。
【0009】
上記観測装置において、前記送信光視野は、前記送信部の光軸を中心とし、かつ、前記送信部の光軸に沿って当該送信部から離れるに従って直径が大きくなる円錐形状の領域であり、前記受信光視野は、前記受信部の光軸を中心とし、かつ、前記受信部の光軸に沿って当該受信部から離れるに従って直径が大きくなる円錐形状の領域であってよい。
【0010】
また、上記観測装置において、前記紫外域に属する波長は、240nm~300nmの波長範囲から選定される波長であってよい。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本精機株式会社
表示装置
8日前
株式会社チノー
測定装置
15日前
有限会社原製作所
検出回路
6日前
日本無線株式会社
レーダ装置
7日前
株式会社リコー
光学機器
6日前
キヤノン株式会社
放射線撮像装置
1日前
日本精機株式会社
二酸化炭素濃度測定器
13日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
8日前
株式会社チノー
検量線の取得方法
15日前
大同特殊鋼株式会社
座標系較正方法
1日前
学校法人 中央大学
管内径推定装置
19日前
個人
多段電磁加速による高力積衝撃試験機
21日前
大同特殊鋼株式会社
ラベル色特定方法
1日前
東洋紡株式会社
ヘムタンパク質の安定化方法
22日前
本田技研工業株式会社
車載検出器
15日前
NISSHA株式会社
ガス検出器
11日前
キヤノン株式会社
光学装置
12日前
スズキ株式会社
ECU交換診断システム
12日前
株式会社村田製作所
厚み測定装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
異音判定装置
今日
株式会社アイシン
電流センサ
12日前
株式会社ミツトヨ
非接触表面性状評価装置
今日
株式会社イシダ
X線検査装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
鋳巣の強度評価方法
19日前
株式会社北斗測量設計社
測量用ポール座標軸設置台
15日前
レーザーテック株式会社
検査装置及び検査方法
15日前
株式会社デンソー
熱抵抗測定方法
22日前
金井重要工業株式会社
粘度測定具及びスプーン
11日前
株式会社荏原製作所
センサホルダ
25日前
個人
透過電子顕微鏡用リボン状連続超薄切片回収治具
8日前
富士電機株式会社
レーザ式ガス分析装置
26日前
シンフォニアテクノロジー株式会社
回転試験装置
11日前
株式会社ザイエンス
呈色方法
6日前
光大科技股分有限公司
検体採取装置
7日前
株式会社デンソーウェーブ
三次元計測装置
11日前
株式会社イシダ
X線検査装置
11日前
続きを見る