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公開番号2025083585
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2025044463,2021069930
出願日2025-03-19,2021-04-16
発明の名称結束機
出願人マックス株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類E04G 21/12 20060101AFI20250523BHJP(建築物)
要約【課題】結束物である鉄筋に巻き付けられたワイヤを切断したときに、ワイヤが緩むことを抑制できるようにした結束機を提供する。
【解決手段】鉄筋結束機1Aは、鉄筋Sに巻き付けられたワイヤWを切断する切断部6Aと、鉄筋Sに巻き付けられ、切断部6Aで切断されたワイヤWを捩じる結束部7Aを備え、結束部7Aは、回転軸72の軸方向に移動すると共に、回転軸72と共に回転するスリーブ71に設けられる第1のワイヤ保持部71c2a及び第2のワイヤ保持部71c2bと、第1のサイドフック70Lに設けられる抜け防止部70Laを備え、第1のワイヤ保持部71c2a及び第2のワイヤ保持部71c2bと、抜け防止部70Laが、回転軸72の軸方向に沿って相対的に近づく方向に移動することで、ワイヤWが曲げられて保持され、ワイヤWが保持された後、切断部6Aでワイヤが切断される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤを送るワイヤ送り部と、
前記ワイヤ送り部で一の方向に送られるワイヤを結束物の周囲に巻き回す経路を構成するカール形成部と、
前記ワイヤ送り部で一の方向と反対向きの他の方向に送られて結束物に巻き付けられたワイヤを切断する切断部と、
結束物に巻き付けられ、前記切断部で切断されたワイヤを捩じる結束部とを備え、
前記結束部は、
ワイヤが係止されるワイヤ係止体と、
前記ワイヤ係止体を作動させる回転軸と、
相対的に前記回転軸の軸方向に沿って近づく方向と離れる方向に移動する第1の部材と第2の部材を有し、前記ワイヤ送り部で他の方向に送られて結束物に巻き付けられたワイヤを、前記第1の部材と前記第2の部材とが相対的に近づく動作で保持するワイヤ保持部を備え、
前記ワイヤ保持部は、結束物に巻き付けられたワイヤの先端とは反対の切断前のワイヤの一部を、前記回転軸の軸方向に沿って曲げて保持し、
前記切断部は、前記ワイヤ送り部と前記ワイヤ保持部との間のワイヤの送り経路に設けられ、前記ワイヤ保持部でワイヤが保持された後、ワイヤを切断する
結束機。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記ワイヤ保持部は、前記回転軸の軸方向に直交する他の方向から、前記第1の部材及び第2の部材でワイヤを挟持する
請求項1に記載の結束機。
【請求項3】
前記ワイヤ係止体は、
前記回転軸の軸方向に移動すると共に、前記回転軸と共に回転する直動回転部材と、
前記直動回転部材が前記回転軸の軸方向に移動する動作で、相対的に近づく方向及び離れる方向に移動する少なくとも一対の係止部材とを備え、
前記ワイヤ保持部は、前記第1の部材が前記直動回転部材に設けられ、前記第2の部材が前記係止部材に設けられる
請求項1または請求項2に記載の結束機。
【請求項4】
前記ワイヤ係止体は、
固定係止部材と、
前記固定係止部材に対して近づく方向及び離れる方向に移動する第1の開閉係止部材と、
前記固定係止部材に対して近づく方向及び離れる方向に移動する第2の開閉係止部材とを備え、
前記第1の開閉係止部材と前記固定係止部材との間を前記ワイヤ送り部で送られるワイヤが通り、前記第2の開閉係止部材と前記固定係止部材との間を前記カール形成部で巻き癖が付けられたワイヤが通り、
第2の開閉係止部材が前記固定係止部材に近づく方向に移動を開始と同時または第2の開閉係止部材が前記固定係止部材に近づく方向に移動を開始してから、前記第2の開閉係止部材と前記固定係止部材との間にワイヤを係止するまでの間に、前記第1の開閉係止部材が前記固定係止部材に近づく方向に移動を開始する
請求項1~請求項3の何れか1項に記載の結束機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
鉄筋等の結束物をワイヤで結束する結束機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリート建造物には強度を向上させるために鉄筋が使用されており、コンクリート打設時に鉄筋が所定の位置からずれないように、ワイヤで結束している。
【0003】
従来から、2本以上の鉄筋にワイヤを巻き、鉄筋に巻いたワイヤを捩じって当該2本以上の鉄筋をワイヤで結束する鉄筋結束機と称す結束機が提案されている。
【0004】
鉄筋をワイヤで結束する場合、結束が緩いと、鉄筋同士がずれてしまうため、鉄筋同士を強固に保持することが求められている。そこで、鉄筋に巻いたワイヤを捩じる捩じり手段を鉄筋に接近または離間可能に設け、捩じり手段をコイルバネで鉄筋から離れる方向である後方向に付勢し、ワイヤに張力をかけながらねじることで、結束力を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3013880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、1本または複数本のワイヤを送ってワイヤを捩じる結束機において、ワイヤの余剰分を引き戻すことで、ワイヤを鉄筋に巻き付けた後、鉄筋に巻き付けたワイヤを捩じる構成では、ワイヤの切断後、ワイヤを捩じる前に、鉄筋に巻き付けたワイヤが緩むと、ワイヤを鉄筋に密着させるようにすることができない。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためなされたもので、結束物である鉄筋に巻き付けられたワイヤを切断したときに、ワイヤが緩むことを抑制できるようにした結束機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するため、本発明は、ワイヤを送るワイヤ送り部と、ワイヤ送り部で一の方向に送られるワイヤを結束物の周囲に巻き回す経路を構成するカール形成部と、ワイヤ送り部で一の方向と反対向きの他の方向に送られて結束物に巻き付けられたワイヤを切断する切断部と、結束物に巻き付けられ、切断部で切断されたワイヤを捩じる結束部とを備え、結束部は、ワイヤが係止されるワイヤ係止体と、ワイヤ係止体を作動させる回転軸と、相対的に回転軸の軸方向に沿って近づく方向と離れる方向に移動する第1の部材と第2の部材を有し、ワイヤ送り部で他の方向に送られて結束物に巻き付けられたワイヤを、第1の部材と第2の部材とが相対的に近づく動作で保持するワイヤ保持部を備え、ワイヤ保持部は、結束物に巻き付けられたワイヤの先端とは反対の切断前のワイヤの一部を、回転軸の軸方向に沿って曲げて保持し、切断部は、ワイヤ送り部とワイヤ保持部との間のワイヤの送り経路に設けられ、ワイヤ保持部でワイヤが保持された後、ワイヤを切断する結束機である。
【0009】
本発明では、ワイヤが係止され、結束物に巻き付けられたワイヤがワイヤ保持部で保持された後、切断部で切断され、切断部で切断されたワイヤが結束部で捩じられる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、結束物に巻き付けられ、切断前のワイヤが緩むことが抑制される。これにより、ワイヤを捩じる動作で、ワイヤを結束物に密着させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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