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公開番号2025083049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196713
出願日2023-11-20
発明の名称印刷装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250523BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】スペースの有効活用を可能にしつつ張り出し部を有するベースフレームを補強する。
【解決手段】移動方向に移動しつつ媒体Mに印刷する印刷部5と、印刷部5による印刷範囲において印刷部5と対向する位置に設けられ媒体Mを支持するプラテン3Bと、移動方向に延設されプラテン3Bを支持するベースフレーム100と、移動方向において間隔を空けてベースフレーム100を支持する一対の脚フレーム7と、を備え、ベースフレーム100は、移動方向において脚フレーム7よりも外側に張り出す張り出し部110を有し、張り出し部110は、移動方向と交差する方向から見て複数の板金が重なる補強部120を有する印刷装置1。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
移動方向に移動しつつ媒体に印刷する印刷部と、
前記印刷部による印刷範囲において前記印刷部と対向する位置に設けられ前記媒体を支持するプラテンと、
前記移動方向に延設され前記プラテンを支持するベースフレームと、
前記移動方向において間隔を空けて前記ベースフレームを支持する一対の脚フレームと、
を備え、
前記ベースフレームは、前記移動方向において前記脚フレームよりも外側に張り出す張り出し部を有し、
前記張り出し部は、前記移動方向と交差する方向から見て複数の板金が重なる補強部を有することを特徴とする印刷装置。
続きを表示（約 710 文字）【請求項２】
請求項１に記載された印刷装置において、
前記張り出し部は、前記移動方向における前記補強部よりも内側と外側とで異なる形状をしていることを特徴とする印刷装置。
【請求項３】
請求項２に記載された印刷装置において、
前記張り出し部は、前記移動方向における前記補強部よりも外側に、下側が上方に向けて切り欠かれていることで空間となる空間形状を有していることを特徴とする印刷装置。
【請求項４】
請求項１から３のいずれか１項に記載された印刷装置において、
前記張り出し部は、前記移動方向に複数の前記板金を繋ぎ合わして構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項５】
請求項１から３のいずれか１項に記載された印刷装置において、
一対の前記脚フレームは、前記移動方向と交差する方向から見て前記プラテンを挟む位置に設けられていることを特徴とする印刷装置。
【請求項６】
請求項１から３のいずれか１項に記載された印刷装置において、
前記印刷部のメンテナンスを行うメンテナンス部を備え、
前記メンテナンス部は、前記張り出し部に配置されることを特徴とする印刷装置。
【請求項７】
請求項１から３のいずれか１項に記載された印刷装置において、
前記張り出し部は、前記補強部を複数有することを特徴とする印刷装置。
【請求項８】
請求項７に記載された印刷装置において、
前記補強部のうちの少なくとも２つは、異なる方向に複数の前記板金が重なることを特徴とする印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、印刷装置に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、様々な印刷装置が使用されている。このうち、印刷部と、印刷部と対向する位置で媒体を支持するプラテンと、プラテンを支持するベースフレームと、を備える印刷装置がある。例えば、特許文献１には、往復走査して印刷する印刷部としての吐出ヘッドと、プラテンと、ベースフレームと、１対の脚フレームと、を備え、脚フレームよりも吐出ヘッドの往復走査方向における外側までベースフレームが至る印刷装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－５９０７３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の印刷装置のように、脚フレームよりも印刷部の移動方向における外側までベースフレームが至る、所謂張り出し部を有する構成においては、張り出し部が変形しやすい。そこで、特許文献１には、ベースフレームを補強するため、例えば、三角形状の補強材（いわゆる持ち送り部材）を脚フレームに設置することについて記載されている。しかしながら、三角形状の補強材を脚フレームに設置すると、三角形状の補強材の設置部分のスペースの有効活用ができなくなる。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するための本発明の印刷装置は、移動方向に移動しつつ媒体に印刷する印刷部と、前記印刷部による印刷範囲において前記印刷部と対向する位置に設けられ前記媒体を支持するプラテンと、前記移動方向に延設され前記プラテンを支持するベースフレームと、前記移動方向において間隔を空けて前記ベースフレームを支持する一対の脚フレームと、を備え、前記ベースフレームは、前記移動方向において前記脚フレームよりも外側に張り出す張り出し部を有し、前記張り出し部は、前記移動方向と交差する方向から見て複数の板金が重なる補強部を有することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
本発明の一実施例に係る印刷装置の概略側面断面図。
図１の印刷装置の斜視図。
図２の状態の印刷装置から複数の構成部材を取り外した状態を表す斜視図。
図３の状態の印刷装置からさらに複数の構成部材を取り外した状態を表す斜視図。
図１の印刷装置の張り出し部周辺を表す斜視図。
図５とは異なる角度から見た、図１の印刷装置の張り出し部周辺を表す斜視図。
図６の状態の張り出し部から構成部材を取り外した状態を表す斜視図。
図７の状態の張り出し部からさらに構成部材を取り外した状態を表す斜視図。
図８の状態の張り出し部からさらに構成部材を取り外した状態を表す斜視図。
図９の状態の張り出し部からさらに構成部材を取り外した状態を表す斜視図。
図１０の状態の張り出し部からさらに構成部材を取り外した状態を表す斜視図。
図１１の状態の張り出し部からさらに構成部材を取り外した状態を表す斜視図。
図１の印刷装置の張り出し部及びインク供給ユニット周辺を表す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第１の態様の印刷装置は、移動方向に移動しつつ媒体に印刷する印刷部と、前記印刷部による印刷範囲において前記印刷部と対向する位置に設けられ前記媒体を支持するプラテンと、前記移動方向に延設され前記プラテンを支持するベースフレームと、前記移動方向において間隔を空けて前記ベースフレームを支持する一対の脚フレームと、を備え、前記ベースフレームは、前記移動方向において前記脚フレームよりも外側に張り出す張り出し部を有し、前記張り出し部は、前記移動方向と交差する方向から見て複数の板金が重なる補強部を有することを特徴とする。
【０００８】
本態様によれば、張り出し部は、移動方向と交差する方向から見て複数の板金が重なる補強部を有する。このような構成とすることで、補強材を脚フレームに設置するなど、脚フレームの周辺に新たな構成部材を設ける必要性をなくすことができる。したがって、張り出し部の下部などのスペースを有効活用することができるとともに、張り出し部を有するベースフレームを補強することができる。
【０００９】
本発明の第２の態様の印刷装置は、第１の態様に従属する態様であって、前記張り出し部は、前記移動方向における前記補強部よりも内側と外側とで異なる形状をしていることを特徴とする。
【００１０】
本態様によれば、張り出し部は、移動方向における補強部よりも内側と外側とで異なる形状をしている。このように、張り出し部の形状を補強部よりも内側と外側とで異なる形状とすることで、他の構成部材の形状等に合わせて効率的にスペースを有効活用することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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