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公開番号2025080250
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2025014327,2025505518
出願日2025-01-30,2023-09-28
発明の名称乳母車
出願人コンビ株式会社
代理人個人,個人
主分類B62B 9/12 20060101AFI20250516BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ハンドルの位置を切り替えた際の乳母車の操作性の変化を抑制することができる乳母車を提供する。
【解決手段】乳母車10は、乳母車本体11を備え、乳母車本体11は、本体フレーム12と、本体フレーム12に前後方向に揺動可能に取り付けられたハンドル30と、本体フレーム12に保持されるシート支持ユニット40と、を含み、シート支持ユニット40は座部支持体41を含み、本体フレーム12における座部支持体41の前後方向の位置が、ハンドル30の揺動に応じて変わる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
乳母車本体を備える乳母車であって、
前記乳母車本体は、
本体フレームと、
前記本体フレームに前後方向に揺動可能に取り付けられたハンドルと、
前記本体フレームに保持されるシート支持ユニットと、
を含み、
前記シート支持ユニットは座部支持体を含み、
前記本体フレームにおける前記座部支持体の前後方向の位置が、前記ハンドルの揺動に応じて変わる、乳母車。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記乳母車本体は、前記座部支持体および前記ハンドルに接続された連動部材であって、前記座部支持体を前記ハンドルに連動して移動させる連動部材をさらに含む、請求項１に記載の乳母車。
【請求項３】
前記連動部材は、前記ハンドルの揺動と共に前後方向に揺動する第１連動要素であって、前記座部支持体に直接又は間接的に接続された第１連動要素を含む、請求項２に記載の乳母車。
【請求項４】
前記本体フレームは、前脚および後脚を含み、
前記シート支持ユニットは、前記本体フレームの幅方向の内側に配置され、
前記ハンドルは、前記本体フレームの幅方向の外側に接続され、
前記第１連動要素は、前記後脚の後方を通過して前記本体フレームの内側に延びる、請求項３に記載の乳母車。
【請求項５】
前記連動部材は、前記第１連動要素と前記座部支持体に接続された第２連動要素であって、前記第１連動要素の揺動を、前記座部支持体の前後方向の直線運動に変更する第２連動要素を含む、請求項３又は４に記載の乳母車。
【請求項６】
前記本体フレームは、前記ハンドルの揺動に伴う前記座部支持体の移動を案内する、請求項１乃至５のいずれか一項に記載の乳母車。
【請求項７】
前記本体フレームは、
第１リンク部材と、
前記第１リンク部材と接続し前記第１リンク部材に対して回動可能な前脚と、
前記第１リンク部材と接続し前記第１リンク部材に対して回動可能な後脚と、
前記第１リンク部材と接続し前記第１リンク部材に対して回動可能な第２リンク部材と、前記前脚と前記第２リンク部材との間に設けられ、前記前脚および前記第２リンク部材に対して回動可能な第３リンク部材と、
を有し、
前記第３リンク部材は、前記ハンドルの揺動に伴う前記座部支持体の移動を案内する、請求項１乃至６のいずれか一項に記載の乳母車。
【請求項８】
前記連動部材は、
前後方向に延び前記座部支持体に接続されたラックと、
前記ラックの噛合面と噛み合い前記ハンドルの揺動に伴って回転する歯車と、
を含む、請求項２に記載の乳母車。
【請求項９】
前記連動部材は、前記ハンドルの揺動を、前記座部支持体の前後方向の直線運動に変更する、請求項２に記載の乳母車。
【請求項１０】
前記ハンドルは、背面押し位置と対面押し位置との間を前後方向に揺動可能であり、
前記座部支持体は、前記ハンドルが前記背面押し位置にあるとき第１位置に位置付けられ、前記ハンドルが前記対面押し位置にあるとき前記第１位置よりも前方の第２位置に位置付けられる、請求項１乃至９のいずれか一項に記載の乳母車。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、乳母車に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
乳幼児を連れ出す際に用いられる乳母車が広く普及している。乳母車は、乳幼児が着座するシートを支持するシート支持ユニットと、シート支持ユニットを支持する本体フレームと、本体フレームに取り付けられたハンドルとを有する。乳母車の操作者（保護者等）はハンドルを操作することで、乳母車の進行方向を調整可能であり、また、段差を乗り越えるために乳母車の傾きを変更可能である。ＪＰ２０１８－２０２９８２Ａには、ハンドルの位置を背面押し位置と対面押し位置との間で切り替えることができる乳母車が開示されている。
【０００３】
ハンドルの位置を背面押し位置と対面押し位置との間で切り替え可能な乳母車では、一般に、ハンドルを背面押し位置に配置した場合と対面押し位置に配置した場合とで、ハンドルの把持部と乳母車上の乳幼児の重心との距離が異なる。このため、ハンドルを背面押し位置に配置した場合と対面押し位置に配置した場合とで乳母車の操作性が異なり、一方の場合では乳母車を操作しづらくなることがある。
【発明の開示】
【０００４】
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、ハンドルの位置を切り替えた際の乳母車の操作性の変化を抑制することを目的とする。
【０００５】
本実施形態による乳母車は、
乳母車本体を備える乳母車であって、
前記乳母車本体は、
本体フレームと、
前記本体フレームに前後方向に揺動可能に取り付けられたハンドルと、
前記本体フレームに保持されるシート支持ユニットと、
を含み、
前記シート支持ユニットは座部支持体を含み、
前記本体フレームにおける前記座部支持体の前後方向の位置が、前記ハンドルの揺動に応じて変わる。
【０００６】
本発明によれば、ハンドルの位置を切り替えた際の乳母車の操作性の変化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、乳母車の全体構成を説明するための斜視図である。
図２は、ハンドルが背面押し位置に配置された状態で図１の乳母車を示す側面図である。
図３は、ハンドルが対面押し位置に配置された状態で図１の乳母車を示す側面図である。
図４は、折り畳まれた状態で図１の乳母車を示す側面図である。
図５は、シート支持ユニットを、ハンドルおよび第３リンク部材と共に示す斜視図である。
図６は、乳母車の右側半部を内側且つ後方から見た斜視図である。
図７は、乳母車の右側半部を内側から見た図であって、ハンドルが背面押し位置に配置された状態を示す図である。
図８は、図７に対応する図であって、ハンドルが対面押し位置に配置された状態を示す図である。
図９は、乳母車の変形例を示す図であって、乳母車の右側半部を内側から見た斜視図である。
図１０は、図９に対応する図であって、ハンドルが対面押し位置に配置された状態を示す図である。
図１１は、乳母車の他の変形例を示す図であって、乳母車の左側半部を外側且つ前方から見た斜視図である。
図１２は、乳母車のさらに他の変形例を示す図であって、乳母車の左側半部を外側且つ前方から見た斜視図である。
図１３は、乳母車のさらに他の変形例を示す図であって、乳母車の右側半部を内側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、図面に示された一具体例を参照しながら本発明の一実施の形態について説明する。
【０００９】
図１～図８は本発明による乳母車の一実施の形態を説明するための図である。このうち、図１～図４には、乳母車の一具体例の全体構成が示されている。
【００１０】
本実施の形態の乳母車１０は、乳母車本体１１を含む。図１に示すように、図示された乳母車本体１１は、全体的に、前後方向および上下方向に沿った面を中心として概ね対称な構成を有している。乳母車本体１１は、前脚１４および後脚１６を有する本体フレーム１２と、本体フレーム１２に取り付けられたハンドル３０と、本体フレーム１２に支持されたシート支持ユニット４０と、を有している。
（【００１１】以降は省略されています）

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