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公開番号2025077900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190425
出願日2023-11-07
発明の名称車両用操舵制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 6/00 20060101AFI20250512BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】主電源の異常時でも車両の走行開始時点において、ステアバイワイヤシステムを作動させるに十分な充電残量が蓄えられる車両用操舵制御装置を提供する。
【解決手段】車両固定制御部46により、バックアップ電源34の充電中は車両10が固定され、バックアップ電源34の充電残量SOCが予め設定されたフェールセーフ実施可能充電残量判定値SOC1に到達するまでは、車両固定装置操作スイッチ48の操作による車両固定解除要求に拘わらず車両固定装置38による車両固定が解除されない。これにより、車両固定が解除された車両走行時には、車両の走行開始時点においてステアバイワイヤシステムを作動させるに十分なフェールセーフ実施可能充電残量判定値SOC1まで少なくとも充電残量SOCが蓄えられているので、非常時にも車両用操舵制御装置22を十分に機能させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ステアリングホイールと転舵車輪とが機械的に切り離され、前記ステアリングホイールの操舵操作に応じて前記転舵車輪の舵角を変化させる舵角モータを主電源の電力を用いて制御するとともに、前記主電源をバックアップするバックアップ電源は、車両の電源投入時に充電が開始される車両用操舵制御装置であって、
前記バックアップ電源の充電中は前記車両を固定し、前記バックアップ電源の充電残量が予め設定されたフェールセーフ実施可能充電残量判定値に到達するまでは、車両固定解除要求に拘わらず前記車両の固定を解除しない車両固定制御部を、備える
ことを特徴とする車両用操舵制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主電源とその主電源の異常時に用いられるバックアップ電源とを備える車両用操舵制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ステアリングホイールと転舵車輪とが機械的に切り離され、前記ステアリングホイールの操舵操作に応じて、前記転舵車輪の舵角を変化させる舵角モータを制御する、車両用操舵制御装置(ステアバイワイヤシステム)が、知られている。たとえば、特許文献1に記載された操舵制御装置が、それである。
【0003】
そして、このような車両用操舵制御装置には、主電源とその主電源の異常時に用いられるバックアップ電源とが、備えられる場合がある。この主電源とバックアップ電源との間の制御に関しては、シフトバイワイヤシステムやブレーキシステムに対するものではあるが、特許文献2に記載されている。この場合、バックアップ電源は、車両システムの起動時に充電が行なわれるようにされており、主電源が失陥した場合には、バックアップ電源がバックアップするように制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-131351号公報
特開2023-000522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、非常時にステアバイワイヤシステムを機能させるためには、少なくとも走行開始時において、バックアップ電源には、ステアバイワイヤシステムを作動させるに十分な充電残量(蓄電電力)が蓄えられている必要がある。
【0006】
しかしながら、車両の走行開始時点において、バックアップ電源に十分な充電残量が蓄電されているという観点において、上記従来技術において何らの記載がなく、車両用操舵制御装置の機能が十分に得られないという不都合が発生するおそれがあった。
【0007】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、主電源の異常時でも、車両の走行開始時点において、ステアバイワイヤシステムを作動させるに十分な充電残量(蓄電電力)が蓄えられる車両用操舵制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の要旨とするところは、(a)ステアリングホイールと転舵車輪とが機械的に切り離され、前記ステアリングホイールの操舵操作に応じて前記転舵車輪の舵角を変化させる舵角モータを主電源の電力を用いて制御するとともに、前記主電源をバックアップするバックアップ電源は、車両の起動時に充電が開始される車両用操舵制御装置であって、(b)前記バックアップ電源の充電中は前記車両を固定し、前記バックアップ電源の充電残量が予め設定されたフェールセーフ実施可能充電判定値に到達するまでは、車両固定解除要求に拘わらず前記車両の固定を解除しない車両固定制御部を、備えることにある。
【発明の効果】
【0009】
本発明の車両用操舵制御装置によれば、車両固定制御部により、前記バックアップ電源の充電中は車両が固定され、前記バックアップ電源の充電残量が予め設定されたフェールセーフ実施可能充電判定値に到達するまでは、車両固定解除要求に拘わらず車両の固定が解除されない。これにより、車両の固定が解除された車両走行時には車両の走行開始時点において、ステアバイワイヤシステムを作動させるに十分なフェールセーフ実施可能充電判定値まで充電残量(蓄電電力)が蓄えられているので、非常時にステアバイワイヤシステムを機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明が適用される車両用操舵装置及び制御装置の一例を説明する図である。
図1の制御装置による制御作動の要部を説明するタイムチャートである。
図1の制御装置による制御作動の要部を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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