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公開番号
2025075420
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186570
出願日
2023-10-31
発明の名称
画像形成装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ネクスト
主分類
B41J
11/42 20060101AFI20250508BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】定着器がシートに加える熱によってシートが縮んだ場合でも、所望の切断位置でシートを切断することが可能となる技術を提供する。
【解決手段】CPU101は、搬送センサSE4によるシートSの検知に基づいて定着器6を通過後のシートSの搬送方向におけるシート長の実測値を取得する実測シート長取得処理(S62,S80)と、シートSの搬送方向におけるシート長の既定値と取得されたシート長の実測値との差に基づいて搬送ローラ85,86の回転量を更新する更新回転量を取得する更新回転量取得処理(S76)と、更新回転量取得処理において取得された更新回転量を次回のシート切断時の回転量に使用する更新回転量使用処理(S18)と、を実行する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
シートの搬送経路を有する装置本体と、
加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体と、を有し、前記シートに形成された画像を前記シートに定着させる定着器と、
前記定着器より搬送方向における下流側に配置され前記搬送経路に沿った搬送方向に前記シートを搬送する搬送ローラと、
前記定着器より前記搬送方向における下流側のカッター位置に配置され、前記搬送方向と交差する切断方向に前記シートを切断可能なカッターと、
前記定着器より前記搬送方向における下流側に搬送されたシートを検知するシート検知センサと、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記搬送ローラを用いて前記シートを前記搬送経路に沿って搬送する搬送処理において、前記搬送経路の一部を通過するシートの切断位置が前記カッター位置に到達するための前記搬送ローラの回転量分、前記搬送ローラを回転させた後、前記搬送ローラを停止させる搬送処理と、
前記搬送処理の後、前記カッターを用いて前記シートを前記切断方向に切断する切断処理と、
前記切断処理の後、前記搬送ローラを回転させて切断後の前記シートを前記装置本体の外部に排出する排出処理と、
前記シート検知センサによる前記シートの検知に基づいて前記定着器を通過後の前記シートの前記搬送方向におけるシート長の実測値を取得する実測シート長取得処理と、
前記シートの前記搬送方向におけるシート長の既定値と取得されたシート長の前記実測値との差に基づいて前記搬送ローラの回転量を更新する更新回転量を取得する更新回転量取得処理と、
前記更新回転量取得処理において取得された更新回転量を次回のシート切断時の回転量に使用する更新回転量使用処理と、
を実行する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記搬送ローラは、前記カッターより前記搬送方向における上流側に配置された第1排出ローラと、前記カッターより前記搬送方向における下流側に配置された第2排出ローラと、を含み、
前記シート検知センサは、前記搬送方向における前記第1排出ローラと前記第2排出ローラとの間に配置され、
前記制御部は、
前記実測シート長取得処理において、前記シート検知センサのオンオフを検知することで前記シートの前記搬送方向におけるシート長の実測値を取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記シート検知センサは、前記搬送方向における前記カッターと前記第1排出ローラとの間に配置される、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記実測シート長取得処理において、前記シート検知センサがオンを検知してからオフを検知するまでの前記搬送ローラの回転量を取得することで、前記シートの前記搬送方向におけるシート長の実測値を取得する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記シート検知センサは、前記搬送方向における前記カッターと前記第2排出ローラとの間に配置される、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記実測シート長取得処理において、前記シート検知センサがオンを検知してからオフを検知した後さらにオフを検知するまでの前記搬送ローラの回転量を取得することで、前記シートの前記搬送方向におけるシート長の実測値を取得する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記シートを載置する供給トレイと、
前記供給トレイが開放されたことを検知するトレイ開放センサと、
メモリと、
をさらに備え、
前記メモリには、前記搬送ローラの回転量の初期値が記憶され、
前記制御部は、
前記トレイ開放センサにより前記供給トレイの開放が検知されるまで、前記更新回転量使用処理を実行し、
前記トレイ開放センサにより前記供給トレイの開放が検知されると、前記更新回転量取得処理において取得された更新回転量を前記メモリに記憶された前記初期値に戻す、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記次回のシート切断時は、次のシートの切断時である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記次回のシート切断時は、次のジョブにおけるシートの切断時である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
表示部、
をさらに備え、
前記制御部は、
前記次回のシート切断時に、前記更新回転量使用処理を実行するか否かを前記表示部に表示してユーザに選択させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は、画像形成されたシートをカッターで切断する画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、レジセンサによる用紙の前端及び後端の検知結果を用いることにより、用紙の第1搬送方向の長さを算出して、用紙が2等分される切断位置を設定し、設定された切断位置で切断部により用紙を切断させるようにしたインクジェット方式の印刷装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-56961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子写真方式の画像形成装置の場合、加熱した定着器にシートを通過させるため、定着器の熱によってシートに含まれる水分が蒸発してシートが縮んでしまいシート長が変化することがある。特許文献1に記載の印刷装置では、定着器がシートに加える熱によってシートが縮むことを考慮していないため、シート長が変わってしまうと所望の切断位置でシートを切断することができない可能性が生じる。
【0005】
本願は、定着器がシートに加える熱によってシートが縮んだ場合でも、所望の切断位置でシートを切断することが可能となる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本願の画像形成装置は、シートの搬送経路を有する装置本体と、加熱回転体と、加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体と、を有し、シートに形成された画像をシートに定着させる定着器と、定着器より搬送方向における下流側に配置され搬送経路に沿った搬送方向にシートを搬送する搬送ローラと、定着器より搬送方向における下流側のカッター位置に配置され、搬送方向と交差する切断方向にシートを切断可能なカッターと、定着器より搬送方向における下流側に搬送されたシートを検知するシート検知センサと、制御部と、を備え、制御部は、搬送ローラを用いてシートを搬送経路に沿って搬送する搬送処理において、搬送経路の一部を通過するシートの切断位置がカッター位置に到達するための搬送ローラの回転量分、搬送ローラを回転させた後、搬送ローラを停止させる搬送処理と、搬送処理の後、カッターを用いてシートを切断方向に切断する切断処理と、切断処理の後、搬送ローラを回転させて切断後のシートを装置本体の外部に排出する排出処理と、シート検知センサによるシートの検知に基づいて定着器を通過後のシートの搬送方向におけるシート長の実測値を取得する実測シート長取得処理と、シートの搬送方向におけるシート長の既定値と取得されたシート長の実測値との差に基づいて搬送ローラの回転量を更新する更新回転量を取得する更新回転量取得処理と、更新回転量取得処理において取得された更新回転量を次回のシート切断時の回転量に使用する更新回転量使用処理と、を実行する、ことを特徴とする。
【0007】
本願の画像形成装置では、シート検知センサによるシートの検知に基づいて定着器を通過後のシートの搬送方向におけるシート長の実測値を取得し、シートの搬送方向におけるシート長の既定値と取得されたシート長の実測値との差に基づいて搬送ローラの回転量を更新する更新回転量を取得し、取得された更新回転量を次回のシート切断時の回転量に使用するようにしたので、定着器がシートに加える熱によってシートが縮んだ場合でも、所望の切断位置でシートを切断することが可能となる。
【0008】
また、搬送ローラは、カッターより搬送方向における上流側に配置された第1排出ローラと、カッターより搬送方向における下流側に配置された第2排出ローラと、を含み、シート検知センサは、搬送方向における第1排出ローラと第2排出ローラとの間に配置され、制御部は、実測シート長取得処理において、シート検知センサのオンオフを検知することでシートの搬送方向におけるシート長の実測値を取得する、ことを特徴とする。
【0009】
これにより、シートが第1排出ローラと第2排出ローラとの間にあるときには常に、シートは第1排出ローラ及び第2排出ローラのうちの少なくとも一方によりニップされているので、搬送方向におけるシート長の実測値を正確に取得することができる。
【0010】
また、シート検知センサは、搬送方向におけるカッターと第1排出ローラとの間に配置される。そして、制御部は、実測シート長取得処理において、シート検知センサがオンを検知してからオフを検知するまでの搬送ローラの回転量を取得することで、シートの搬送方向におけるシート長の実測値を取得する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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