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公開番号2025075278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186330
出願日2023-10-31
発明の名称塗装装置
出願人アーベーベー・シュバイツ・アーゲー,ABB Schweiz AG
代理人IAT弁理士法人
主分類B05C 11/10 20060101AFI20250508BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】塗料循環経路を区分けして洗浄する場合に、洗浄後の塗料充填に要する時間を削減することが可能な塗装装置を提供する。
【解決手段】 塗料を吐出する塗装ヘッド47を備える塗装装置10において、塗料を塗装ヘッド47に供給する供給路48と、塗装ヘッド47から吐出されなかった塗料を供給路48の上流側へ戻す戻り流路49と、塗装ヘッド47とから構成され、複数の区間S1、S2、S3、S4、HSに区分けされる塗料循環経路41を備え、複数の区間S1、S2、S3、S4、HSは、塗料循環経路41の上流側から順に個別に洗浄され、洗浄が終了して次の区間を洗浄中に、洗浄が終了した上流側の区間に順次塗料が充填される。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
塗料を吐出する塗装ヘッドを備える塗装装置において、
塗料を前記塗装ヘッドに供給する供給路と、前記塗装ヘッドから吐出されなかった塗料を前記供給路の上流側へ戻す戻り流路と、前記塗装ヘッドとから構成され、複数の区間に区分けされる塗料循環経路
を備え、
前記複数の区間は、前記塗料循環経路の上流側から順に個別に洗浄され、洗浄が終了して次の前記区間を洗浄中に、洗浄が終了した上流側の前記区間に順次塗料が充填される、
ことを特徴とする塗装装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
請求項1に記載の塗装装置であって、
前記塗装ヘッドを含むヘッド区間と前記ヘッド区間の上流側に隣接する上流側区間とを接続する前記塗料循環経路に介装され、前記ヘッド区間に洗浄のための洗浄液を流しながら前記上流側区間に塗料を充填する入口側切替弁
をさらに備えることを特徴とする塗装装置。
【請求項3】
請求項2に記載の塗装装置であって、
前記ヘッド区間と前記ヘッド区間の下流側に隣接する下流側区間とを接続する前記塗料循環経路に介装され、前記ヘッド区間に洗浄のための洗浄液を流しながら前記下流側区間に塗料を充填する出口側切替弁
をさらに備えることを特徴とする塗装装置。
【請求項4】
請求項3に記載の塗装装置であって、
前記入口側切替弁より上流側の前記供給路に介装される上流側切替弁と、
前記出口側切替弁より下流側の前記戻り流路に介装される下流側切替弁と、
前記上流側切替弁と前記下流側切替弁とを接続するバイパス流路と
をさらに備え、
前記ヘッド区間の洗浄中、前記上流側切替弁および前記下流側切替弁が前記バイパス流路を介して接続されることで、前記供給路の塗料が前記バイパス流路を介して前記戻り流路へ流れ、前記下流側切替弁から前記出口側切替弁まで逆流する
ことを特徴とする塗装装置。
【請求項5】
請求項4に記載の塗装装置であって、
前記戻り流路に介装され、前記戻り流路の塗料を前記供給路の上流側へ戻すポンプ
をさらに備え、
前記ヘッド区間の洗浄中、前記ポンプを逆回転させることで、塗料を前記下流側切替弁から前記出口側切替弁まで逆流させる
ことを特徴とする塗装装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
複数のノズルを有する塗装ヘッドを用いて塗装を行う塗装装置が知られている。塗装装置では、同じ塗装装置で、途中で塗料の色を切り替えて異なる色の塗装を行うことがある。塗料の色を切り替える際には、異なる色の塗料が混合することを防止するため、塗料の供給路に洗浄液を流して供給路を洗浄する。
【0003】
塗装装置は、塗料の分離および凝集化を防止するため、塗料を塗装ヘッドへ供給した後、塗装ヘッドから吐出されなかった塗料を回収して、再度塗装ヘッドへ供給する塗料循環経路を有する。
【0004】
塗料循環経路を洗浄するとき、塗料循環経路における塗料の付着状態は、経路を構成する各種の構成部品によって異なるため、塗料循環経路を一律に洗浄しても十分に塗料を洗い流すことが難しい。また、塗料循環経路の上流側から洗浄液を流した場合、下流側では洗浄液による洗浄作用が得られにくいため、洗浄時間が長くなる。
【0005】
そこで、特許文献1には、塗料循環経路を、塗装ヘッドや塗料循環経路に配置した複数の回路構成部品を含む複数の区間に区分けし、区分けされた複数の区間を個別に洗浄することで、各構成部品の洗浄性や下流側における洗浄性を向上させる塗装装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-056828号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に記載の塗装装置では、塗料循環経路の区分けされたすべての区間の洗浄が終了してから塗料を充填しているので、洗浄が終了してからすべての区間に塗料を充填するまでに要する時間だけ待ち時間が生じ、塗装装置全体のサイクルタイムが長くなる。
【0008】
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、塗料循環経路を区分けして洗浄する場合に、洗浄後の塗料充填に要する時間を削減することが可能な塗装装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一側面の塗装装置は、塗料を吐出する塗装ヘッドを備え、塗料を塗装ヘッドに供給する供給路と、塗装ヘッドから吐出されなかった塗料を供給路の上流側へ戻す戻り流路と、塗装ヘッドとから構成され、複数の区間に区分けされる塗料循環経路を備え、複数の区間は、塗料循環経路の上流側から順に個別に洗浄され、洗浄が終了して次の区間を洗浄中に、洗浄が終了した上流側の区間に順次塗料が充填される。
【0010】
また、上述の発明において、塗装ヘッドを含むヘッド区間とヘッド区間の上流側に隣接する上流側区間とを接続する塗料循環経路に介装され、ヘッド区間に洗浄のための洗浄液を流しながら上流側区間に塗料を充填する切り替え位置を有する入口側切替弁をさらに備える、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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