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公開番号2025073297
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183950
出願日2023-10-26
発明の名称ステアリングコラム支持構造
出願人トヨタ車体株式会社
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類B62D 1/19 20060101AFI20250502BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ステアリング操作時の剛性及び操縦安定性を向上させ且つ車両衝突時のブレーキペダル用ブラケットの動きを抑制できるステアリングコラム支持構造を提供する。
【解決手段】ステアリングコラム支持構造10において、ブラケット連結部20は、ステアリングコラム支持ブラケット12及びブレーキペダル用ブラケット13を介してインパネリーンフォース11との間で環状をなす第1環状連結構造を形成し、ブレース14は、接合部材15及びブレーキペダル用ブラケット13を介してインパネリーンフォース11との間で環状をなす第2環状連結構造を形成し、ブラケット連結部20は、車両衝突時にステアリングコラム支持ブラケット12が閾値を上回る荷重を受けた場合に、ステアリングコラム支持ブラケット12とブレーキペダル用ブラケット13との連結を解除するように構成されている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
車両に設けられるステアリングコラム支持構造であって、
インパネリーンフォースに接合されており、ステアリングコラムを支持するステアリングコラム支持ブラケットと、
前記インパネリーンフォースに接合されており、ブレーキペダルの後退を防止するためのブレーキペダル用ブラケットと、
前記ステアリングコラム支持ブラケットと前記ブレーキペダル用ブラケットとを連結するブラケット連結部と、
前記インパネリーンフォースに沿って延びるブレースと、
前記ブレースの一端部と前記インパネリーンフォースを接続する第1接続部材と、
前記ブレースの他端部と前記インパネリーンフォースを接続する第2接続部材と、
を備え、
前記ブラケット連結部は、前記ステアリングコラム支持ブラケット及び前記ブレーキペダル用ブラケットを介して前記インパネリーンフォースとの間で環状をなす第1環状連結構造を形成し、
前記ブレースは、前記第1接続部材及び前記第2接続部材を介して前記インパネリーンフォースとの間で環状をなす第2環状連結構造を形成し、
前記ブラケット連結部は、車両衝突時に前記ステアリングコラム支持ブラケットが閾値を上回る荷重を受けた場合に、前記ステアリングコラム支持ブラケットと前記ブレーキペダル用ブラケットとの連結を解除するように構成されている、ステアリングコラム支持構造。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第2接続部材は、前記ブレーキペダル用ブラケットによって構成される、請求項1に記載のステアリングコラム支持構造。
【請求項3】
前記ブラケット連結部と前記ブレースの前記他端部は、共通の締結部材で前記ブレーキペダル用ブラケットに締結固定される、請求項2に記載のステアリングコラム支持構造。
【請求項4】
前記ブラケット連結部は、前記ステアリングコラム支持ブラケットと前記ブレーキペダル用ブラケットを連結するための締結部材と、前記ステアリングコラム支持ブラケットから前記ブレーキペダル用ブラケットまでの間で前記締結部材の締結軸が離脱可能に挿通される切り欠き部と、を有し、前記切り欠き部は、前記ステアリングコラム支持ブラケットの車両衝突時の変形を許容するように延びている、請求項1~3のいずれか一項に記載のステアリングコラム支持構造。
【請求項5】
前記ブラケット連結部は、前記ステアリングコラム支持ブラケットに固定される第1ブラケットと、前記ブレーキペダル用ブラケットに固定される第2ブラケットと、を備え、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットが前記締結部材によって締結固定されており、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットのいずれか一方に前記切り欠き部が設けられている、請求項4に記載のステアリングコラム支持構造。
【請求項6】
前記第1ブラケットと前記第2ブラケットはともに、車幅方向に沿って延びている、請求項5に記載のステアリングコラム支持構造。
【請求項7】
前記第1ブラケットと前記第2ブラケットの少なくとも一方は、車高方向の高低差を有する段差形状をなしている、請求項5に記載のステアリングコラム支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられるステアリングコラム支持構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、操作装置の支持構造が開示されている。この支持構造において、ステアリングコラムを支持するステアリングアンカーブラケットと称される支持ブラケットは、フロントピラーパイプに接合されている。ステアリングコラムは、ステアリングホイールが取付けられるステアリングシャフトを支持するように設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-198823号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のステアリングコラム支持構造において、ステアリング操作時の剛性及び操縦安定性を向上させるためには、支持ブラケットの剛性を高める必要がある。支持ブラケットの厚みを増やすことで支持ブラケット自体の剛性を高めることは可能であるが、質量及び原価が増えるという問題がある。
【0005】
そこで、支持ブラケットを周辺の既存のブラケットと繋ぐことによって、支持ブラケットの剛性を高めることができる。例えば、ブレーキペダルの後退を防止するためのブレーキペダル用ブラケットに支持ブラケットを繋ぐことができる。ところが、ブレーキペダル用ブラケットに支持ブラケットを繋ぐと、車両衝突時に支持ブラケットが荷重を受けて変形した場合に、ブレーキペダル用ブラケットがブレーキペダルから外れた位置まで支持ブラケットと一体で動くおそれがある。これにより、ブレーキペダル用ブラケットの本来の機能を損なうという問題が生じ得る。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ステアリング操作時の剛性及び操縦安定性を向上させることができ且つ車両衝突時のブレーキペダル用ブラケットの動きを抑制できるステアリングコラム支持構造を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、
車両に設けられるステアリングコラム支持構造であって、
インパネリーンフォースに接合されており、ステアリングコラムを支持するステアリングコラム支持ブラケットと、
前記インパネリーンフォースに接合されており、ブレーキペダルの後退を防止するためのブレーキペダル用ブラケットと、
前記ステアリングコラム支持ブラケットと前記ブレーキペダル用ブラケットとを連結するブラケット連結部と、
前記インパネリーンフォースに沿って延びるブレースと、
前記ブレースの一端部と前記インパネリーンフォースを接続する第1接続部材と、
前記ブレースの他端部と前記インパネリーンフォースを接続する第2接続部材と、
を備え、
前記ブラケット連結部は、前記ステアリングコラム支持ブラケット及び前記ブレーキペダル用ブラケットを介して前記インパネリーンフォースとの間で環状をなす第1環状連結構造を形成し、
前記ブレースは、前記第1接続部材及び前記第2接続部材を介して前記インパネリーンフォースとの間で環状をなす第2環状連結構造を形成し、
前記ブラケット連結部は、車両衝突時に前記ステアリングコラム支持ブラケットが閾値を上回る荷重を受けた場合に、前記ステアリングコラム支持ブラケットと前記ブレーキペダル用ブラケットとの連結を解除するように構成されている、ステアリングコラム支持構造、
にある。
【発明の効果】
【0008】
上述の態様のステアリングコラム支持構造において、ステアリングコラム支持ブラケットとブレーキペダル用ブラケットとを連結するブラケット連結部は、車両衝突時にステアリングコラム支持ブラケットが閾値を上回る荷重を受けると、ステアリングコラム支持ブラケットとブレーキペダル用ブラケットとの連結を解除する。
【0009】
通常運転時において、ブラケット連結部は、ステアリングコラム支持ブラケットとブレーキペダル用ブラケットとの連結を維持する。加えて、このステアリングコラム支持構造では、少なくとも2つの環状連結構造が形成される。すなわち、ブラケット連結部は、ステアリングコラム支持ブラケット及びブレーキペダル用ブラケットを介してインパネリーンフォースとの間で環状をなす第1環状連結構造を形成する。また、ブレースは、第1接続部材及び第2接続部材を介してインパネリーンフォースとの間で環状をなす第2環状連結構造を形成する。このように、ブラケット連結部と2つの環状連結構造を兼ね備えることによって、ステアリングコラム支持ブラケット自体の厚みを増やすことなく、ステアリングコラム支持ブラケットの剛性を高めることができる。その結果、ステアリング操作時の剛性及び操縦安定性を向上させることができる。
【0010】
一方で、車両衝突時において、ステアリングコラム支持ブラケットが過大な荷重を受けた場合、ブラケット連結部は、ステアリングコラム支持ブラケットとブレーキペダル用ブラケットとの連結を解除する。これにより、ブレーキペダル用ブラケットがステアリングコラム支持ブラケットと一体で動くのを抑制することができ、ブレーキペダル用ブラケットの本来の機能を損なうのを防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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