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公開番号
2025080875
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194228
出願日
2023-11-15
発明の名称
車両ドアのステップ装置
出願人
トヨタ車体株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60R
3/00 20060101AFI20250520BHJP(車両一般)
要約
【課題】キャブオーバー形車両の乗降用ステップは狭いため窮屈な姿勢を強いられる。本発明では、ドアの開閉動作に連動して取り出し、格納されるステップ装置において、両足を乗せるに足る大きな面積で利用できるとともに、コンパクトに格納できるようにする。
【解決手段】ドアの開き動作に連動して第1~第3ステップ板11~13が展開され、閉じ動作に連動して第4ステップ板14上に格納される。第1ステップ板11の第1ガイドピン21は第2ステップ板12の第1ガイド溝17に常時挿入される。第2ステップ板12の第2ガイドピン22は第3ステップ板13の第2ガイド溝18に常時挿入される。第3ステップ板13の第3ガイドピン23は第4ステップ板14の第3ガイド溝19に常時挿入される。各ガイドピンがそれぞれガイド溝に案内されることで、第1~第3ステップ板11~13が展開、格納される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のドア開口部と、ヒンジを介して水平方向に回動して前記ドア開口部を開閉するドアの下部との間に架装されるステップ装置であって、
前記ドアの開き動作に連動して水平方向に展開される展開状態と、前記ドアの閉じ動作に連動して板厚方向に重なり合う縮小状態に変位する複数のステップ板を有し、
前記板厚方向に対向する一方の前記ステップ板に係合部材を有し、他方の前記ステップ板に案内溝を有し、
前記係合部材が前記案内溝に一定の範囲で相対変位可能な状態で常時挿入された状態とされるステップ装置。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
請求項1記載のステップ装置であって、
前記ヒンジのヒンジ中心の近傍に前記複数のステップ板を回転可能に支持する支軸を有し、前記案内溝は、前記支軸と同心の円弧に沿った円弧溝形状を有するステップ装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載のステップ装置であって、
前記複数のステップ板の第1ステップ板と第2ステップ板の一方に前記係合部材としての第1係合部材が設けられ、他方に前記案内溝としての第1案内溝が設けられ、
前記複数のステップ板の前記第2ステップ板と第3ステップ板の一方に前記係合部材としての第2係合部材が設けられ、他方に前記案内溝としての第2案内溝が設けられ、
前記複数のステップ板の前記第3ステップ板と第4ステップ板の一方に前記係合部材としての第3係合部材が設けられ、他方に前記案内溝としての第3案内溝が設けられ、
前記ステップ板の前記縮小状態において、前記第1係合部材と前記第2係合部材と前記第3係合部材が平面的に見て相互に離間しているステップ装置。
【請求項4】
請求項1又は2記載のステップ装置であって、
前記複数のステップ板の間に、前記ステップ板の水平方向の変位に摩擦抵抗を与えるための摩擦部材が介在されるステップ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばキャブオーバー車両のドア開口部に設けられるステップ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両のスライドドア用のリンクアームに形成される開口をスライドドアの開き動作に連動して複数のステップ板で塞ぐようにしたステップ装置が開示されている。このステップ装置によれば、リンクアームの開口が塞がれて乗員の乗降性がよくなる。特許文献2に、ドアの水平方向への開き動作に連動して複数枚のステップ板がドア開口部の下部から引き出される構成としたステップ装置が開示されている。このステップ装置によればドア開き時に踏み台として比較的大きな面積が確保されることからより楽な姿勢で乗降できるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-101350号公報
特開2023-117382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のステップ装置では、取り出し、格納時あるいは車両走行時の振動等により複数のステップ板間の係合状態が外れるおそれがあった。本発明では、ステップ板間の係合状態が確実に維持されることでステップ板の取り出し、格納動作が確実になされるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の発明は、例えばステップ装置は、車両のドア開口部と、ヒンジを介して水平方向に回動してドア開口部を開閉するドアの下部との間に架装される。例えばステップ装置は、ドアの開き動作に連動して水平方向に展開される展開状態と、ドアの閉じ動作に連動して板厚方向に重なり合う縮小状態に変位する複数のステップ板を有する。例えば板厚方向に対向する一方のステップ板に係合部材を有し、他方のステップ板に案内溝を有する。例えば係合部材が案内溝に一定の範囲で相対変位可能な状態で常時挿入された状態とされる。
【0006】
第1の発明によれば、複数のステップ板がドアの開き動作により水平方向に展開されることで十分な面積が確保され、ドアの閉じ動作により水平方向に縮小されてコンパクトに格納される。各ステップ板の係合部材が対向するステップ板の案内溝に一定の範囲で相対変位可能に挿入されることで、複数のステップ板の展開、縮小動作が確実になされる。係合部材は案内溝に常時挿入された状態とされることで、振動等により板厚方向に対向するステップ板間の相互の係合状態が外れることが防止される。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、例えばヒンジのヒンジ中心の近傍に複数のステップ板を回転可能に支持する支軸を有する。例えば案内溝は、支軸と同心の円弧に沿った円弧溝形状を有する。
【0008】
第2の発明によれば、ドアの開き、閉じ動作に連動して複数のステップ板が支軸を中心にして水平方向にスムーズに回転する。案内溝が支軸に近接して設けられることから、大きく離間した部位に設ける構成に比して振動等により係合部材が案内溝から外れにくい。
【0009】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、例えば複数のステップ板の第1ステップ板と第2ステップ板の一方に係合部材としての第1係合部材が設けられ、他方に案内溝としての第1案内溝が設けられる。例えば複数のステップ板の第2ステップ板と第3ステップ板の一方に係合部材としての第2係合部材が設けられ、他方に案内溝としての第2案内溝が設けられる。例えば複数のステップ板の第3ステップ板と第4ステップ板の一方に係合部材としての第3係合部材が設けられ、他方に案内溝としての第3案内溝が設けられる。例えばステップ板の縮小状態において、第1係合部材と第2係合部材と第3係合部材が平面的に見て相互に離間している。
【0010】
第3の発明によれば、第1~第3ステップ板が板厚方向により近接して支持される。これによりステップ装置の板厚方向のコンパクト化が図られる。
(【0011】以降は省略されています)
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