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公開番号2025072596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2025020457,2022525179
出願日2025-02-12,2020-10-05
発明の名称ブロックチェーントランザクションを使用した通信プロトコル
出願人エヌチェーン ライセンシング アーゲー
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04L 9/32 20060101AFI20250430BHJP(電気通信技術)
要約【課題】第1のネットワークに参加する許可をリクエスタに与える方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】システム500において、第1のネットワーク501は、ブリッジノード503のセットと、ブリッジノードのセットのうちの1つまたは複数によって制御可能なデバイス502のセットと、を含む。各ブリッジノードは、ブロックチェーンネットワーク106のそれぞれのノードでもある。方法は、登録機関によって実行され、登録機関の第1の公開鍵にリンクされた署名を含む入力と、リクエスタに割り当てられた識別子を有する第1の証明書を含む第1の出力と、を含む第1のブロックチェーントランザクションを生成し、ブロックチェーンに含めるために第1のブロックチェーントランザクションをブロックチェーンネットワークに送信する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1のネットワークに参加する許可をリクエスタに与えるためのコンピュータ実装方法であって、
前記第1のネットワークは、ブリッジノードのセットと、前記ブリッジノードのセットのうちの1つまたは複数によって制御可能なデバイスのセットとを含み、各ブリッジノードはブロックチェーンネットワークのそれぞれのノードでもあり、前記コンピュータ実装方法は、登録機関によって実行され、前記方法は、
第1のブロックチェーントランザクションを生成するステップであり、前記第1のブロックチェーントランザクションは、前記登録機関の第1の公開鍵にリンクされた署名を含む入力と、第1の証明書を含む第1の出力とを含み、前記第1の証明書は、前記リクエスタに割り当てられた識別子を含み、前記第1の証明書は、前記リクエスタのネットワークアドレスを含む、ステップと、
前記ブロックチェーンに含めるために、前記第1のブロックチェーントランザクションを、前記ブロックチェーンネットワークに送信するステップと、
1つまたは複数の第2の証明書を前記リクエスタに送信するステップであり、各第2の証明書は、前記第1のネットワークのブリッジノードまたはデバイスの前記セットのそれぞれ1つに対して発行されており、前記第1のネットワークのそれぞれのブリッジノードに対して発行される各第2の証明書は、前記ノードのそれぞれのネットワークアドレスを含み、前記リクエスタは、前記リクエスタのネットワークアドレスから、メッセージを、前記メッセージが送信される1つまたは複数の前記ブリッジノードそれぞれのネットワークアドレスに送信するように構成されている、ステップと、
を含む、方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記第1のブロックチェーントランザクションは、前記登録機関の第2の公開鍵にロックされた第2の出力を含んでおり、前記第1の出力は、前記登録機関の前記第2の公開鍵にタイムロックされ、タイムロックは、所定の期間後まで前記第1の出力がロック解除されるのを防ぐ、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の出力は、少なくとも前記登録機関の前記第2の公開鍵および異なる公開鍵にロックされる、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記第1のブロックチェーントランザクションのトランザクション識別子を許可リクエスタに送信するステップを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記ネットワークに参加するための要求を前記リクエスタから受信するステップであり、前記要求は、1つまたは複数のクレデンシャルを含む、ステップと、
前記1つまたは複数のクレデンシャルに基づいて、前記要求を妥当性確認するステップであり、前記第1のブロックチェーントランザクションを前記生成するステップは、前記要求が有効であることを条件とするステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ブリッジノードのセットは、マスタノードと、前記マスタノードによって制御可能な中間ノードのセットと、を含み、
前記登録機関は、前記マスタノードである、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ブリッジノードのセットは、マスタノードと、前記マスタノードによって制御可能な中間ノードのセットとを含み、前記リクエスタは、前記マスタノードである、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記リクエスタは、前記第1のネットワークの1つまたは複数のブリッジノードによって制御可能なデバイスであり、前記方法は、
証明書のセットを前記リクエスタに送信するステップ、を含み、前記セット内の各証明書は、前記ブリッジノードのセットのうちのそれぞれの1つに送信されている、ステップ、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
第1のネットワークに参加する許可を要求するためのコンピュータ実装方法であって、
前記第1のネットワークは、ブリッジノードのセットと、前記ブリッジノードのセットのうちの1つまたは複数によって制御可能なデバイスのセットとを含み、各ブリッジノードはブロックチェーンネットワークのそれぞれのノードでもあり、前記コンピュータ実装方法は、リクエスタによって実行され、前記方法は、
前記第1のネットワークに参加するための要求を、登録機関に送信するステップと、
第1の証明書を取得するステップであり、前記証明書は、前記登録機関によって発行されており、かつ、前記リクエスタに割り当てられた識別子を含み、前記第1の証明書は、前記リクエスタのネットワークアドレスを含む、ステップと、
1つまたは複数の第2の証明書を前記登録機関から受信するステップであり、各第2の証明書は、前記第1のネットワークのブリッジノードまたはデバイスのセットのうちそれぞれ1つに対して発行されており、前記第1のネットワークのそれぞれのブリッジノードに対して発行された各第2の証明書は、前記ノードのそれぞれのネットワークアドレスを含む、ステップと、
前記ブリッジノードのセットの1つまたは複数にメッセージを送信するステップであり、前記メッセージは、前記リクエスタのネットワークアドレスから、前記メッセージが送信される1つまたは複数の前記ブリッジノードのそれぞれのネットワークアドレスに送信される、ステップと、
を含む、方法。
【請求項10】
前記取得するステップは、
前記第1の証明書を含む第1のブロックチェーントランザクションのトランザクション識別子を受信するステップと、
前記トランザクション識別子を使用して、前記ブロックチェーンから前記第1のブロックチェーントランザクションを取得するステップと、
を含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば、要求エンティティがネットワークにアクセスするために、ネットワークに参加する許可を要求エンティティに与えるための方法に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
ブロックチェーンは、分散型データ構造の形態を指し、ブロックチェーンの複製コピーが、ピアツーピア(P2P)ネットワーク内の複数のノードの各々において維持される。ブロックチェーンは、データブロックのチェーンを含み、各ブロックは1つまたは複数のトランザクションを含む。各トランザクションは、1つまたは複数のブロックにまたがり得るシーケンス内の先行するトランザクションを指し示し得る。トランザクションは、「マイニング」として知られるプロセスによって新しいブロックに含まれるためにネットワークにサブミットされ得、このプロセスは、複数のマイニングノードの各々が、「プルーフオブワーク」を実行しようと競うことと、すなわち、ブロックに含まれるのを待っている保留中のトランザクションのプールに基づいて暗号パズルを解くことを伴う。
【0003】
従来、ブロックチェーンにおけるトランザクションは、デジタル資産、すなわち価値の蓄蔵として機能するデータを伝達するために使用される。しかしながら、ブロックチェーンは、ブロックチェーンの上に追加の機能を重ねるために活用することもできる。例えば、ブロックチェーンプロトコルは、トランザクションの出力における追加のユーザデータの格納を可能にし得る。最新のブロックチェーンでは、単一のトランザクション内に格納可能な最大データ容量が増えており、より複雑なデータを組み込むことが可能である。例えば、これを使用して、ブロックチェーンに電子文書を格納したり、さらにはオーディオまたはビデオデータを格納したりすることができる。
【0004】
ネットワーク内の各ノードは、フォワード、マイニング、および格納という3つの役割のうちのいずれか1つ、2つ、またはすべてを担うことができる。フォワーディングノードは、ネットワークのノード全体にトランザクションを伝搬する。マイニングノードは、ブロックへのトランザクションのマイニングを実行する。ストレージノードは各々が、ブロックチェーンのマイニングされたブロックのそれら自体のコピーを格納する。ブロックチェーンにトランザクションを記録させるために、当事者は、伝搬されるべきネットワークのノードのうちの1つにトランザクションを送信する。トランザクションを受信するマイニングノードは、トランザクションを新しいブロックにマイニングしようと競い合い得る。各ノードは、同じノードプロトコルを尊重するように構成され、そのノードプロトコルには、トランザクションが有効であるための1つまたは複数の条件が含まれる。無効なトランザクションは、伝搬もブロックへのマイニングもされない。トランザクションが妥当性確認(validate)され、それによってブロックチェーン上に受け入れられたと仮定すると、追加のユーザデータは、したがって、不変の公開記録としてP2Pネットワーク内のノードの各々に格納されたままになる。
【発明の概要】
【0005】
モノのインターネット(IoT)技術により、物理的デバイスのネットワークは、イベントを監視し、人間の介入なしにデータを交換することができる。IoT技術の開発の動機としては、広範囲の産業にわたり従来の監視および制御方法に取って代わるリアルタイムのデータ収集および自動制御機構の必要性が挙げられる。IoTシステムは、大量のデータを生成し、ネットワークスケーラビリティ、強力なサイバーセキュリティ、信頼性のある接続性、および最小ネットワーク待ち時間を伴うシステムに依拠する。
【0006】
現在、集中型アーキテクチャモデルは、IoTネットワーク内のノードを認証し、認可し、接続するために広く使用されている。このようなモデルは攻撃に対して脆弱であり、単一障害点として機能する。集中型システムが危険にさらされた場合、IoTネットワークにアクセスする許可が、悪意のあるデバイスに与えられる可能性、および/または既存のデバイスから除去される可能性がある。悪意のあるデバイスにIoTネットワークへのアクセスが与えられた場合、そのデバイスは、例えば、機密データを得たり、またはネットワークを破壊したりすることができる。
【0007】
ピアツーピア(P2P)アーキテクチャは、集中型アーキテクチャと比較して、より安全かつ効率的なソリューションを提供し、それによって、ネイバーは、それらの間で集中型ノードまたはエージェントを使用することなく、互いに直接対話する。ブロックチェーン技術は、安全なP2P通信の基礎であり、IoTシステムの開発に革命をもたらすことが期待されている。しかしながら、IoTデバイスのための次世代のブロックチェーンベースのシステムが実現される場合、IoTのためのブロックチェーンベースの制御方法は、オープンシステムに固有の課題を克服する必要がある。これらは、ブロックチェーン自体には固有でない可能性があるデータプライバシーおよびデバイス保護/制御機構を含む。
【0008】
本明細書に開示される一態様によれば、第1のネットワークに参加する許可をリクエスタに与えるためのコンピュータ実装方法が提示され、第1のネットワークは、ブリッジノードのセットと、ブリッジノードのセットのうちの1つまたは複数によって制御可能なデバイスのセットとを含み、各ブリッジノードはブロックチェーンネットワークのそれぞれのノードでもあり、方法は、登録機関によって実行され、第1のブロックチェーントランザクションを生成することと、ここで、第1のブロックチェーントランザクションは、登録機関の第1の公開鍵にリンクされた署名を含む入力と、第1の証明書を含む第1の出力とを含み、第1の証明書は、リクエスタに割り当てられた識別子を含み、ブロックチェーンに含めるために第1のブロックチェーントランザクションをブロックチェーンネットワークに送信することとを含む。
【0009】
第1のネットワーク(例えば、IoTネットワーク)は、1つまたは複数のブリッジノードと、ブリッジノードのうちの1つまたは複数によって制御され得る1つまたは複数のデバイスとを含む。ブリッジノードは、ブロックチェーンネットワークのノードでもある。すなわち、それらは、IoTネットワーク(例えば、他のネットワークノードおよびデバイスと通信するため)およびブロックチェーンネットワーク(例えば、トランザクションをブロックチェーンに送信し、ブロックチェーンに記録されたトランザクションを識別して読み出すため)の両方に接続することができるという意味で、IoTネットワークおよびブロックチェーンネットワークの一部である。これらのノードは、第1のネットワークとブロックチェーンネットワークとの間のゲートウェイまたはブリッジとして機能する。それらはまた、ブロックチェーンネットワークのマイニングノード、フォワーディングノード、またはストレージノードの役割を果たす必要はないが、それも除外されるわけではない。いくつかの例では、第1のネットワークのデバイスのうちの1つまたは複数はまた、ブロックチェーンネットワークのノードであり得る。
【0010】
登録機関(IoTネットワークのブリッジノードであってもそうでなくてもよい)は、ブロックチェーンネットワークのノードである。すなわち、登録機関はブロックチェーンに接続され、ブロックチェーンネットワークにトランザクションを送信するように構成される。登録機関は、リクエスタ(要求エンティティ)に証明書を付与する責任があり、これらの証明書は、リクエスタがネットワークに参加する許可を与える。ここで、リクエスタがネットワークに参加すると、リクエスタは、例えば、第1のネットワークに接続された他のノードおよび/またはデバイスとの通信などのタスクを実行することができる。登録機関は、新しいデバイスのクレデンシャルを検証(verify)し、デジタル証明書を発行することができる信頼できる当事者である。登録機関は、参入障壁として機能し、IoTネットワーク上に新しいデバイスが入るのを許可または拒否する。
(【0011】以降は省略されています)

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