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公開番号2025072083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182598
出願日2023-10-24
発明の名称のり面植栽工に用いる樹木保持具
出願人ダイトウテクノグリーン株式会社,株式会社ネクスコ東日本エンジニアリング
代理人個人
主分類A01G 20/00 20180101AFI20250430BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】自然環境に悪影響を及ぼすおそれがなく、のり面植栽工における施工性に優れた樹木保持具を提供する。
【解決手段】耐水性を有する紙製板材が折り曲げられて形成され、のり面(10)に設置された状態において略水平となる頂板(2)と、頂板より広い面積を有し接地する底板(3)と、頂板と前記底板を連結し鉛直方向に対し傾斜している側板(4)と、で構成され、頂板は複数の片部に分割され、片部が起立した状態において、頂板、底板、および、側板で囲まれる内側空間の開口が形成され、底板は、内側空間と地表面との連通口を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
耐水性を有する紙製板材が折り曲げられて形成され、
のり面に設置された状態において略水平となる頂板と、
前記頂板より広い面積を有し接地する底板と、
前記頂板と前記底板を連結し鉛直方向に対し傾斜している側板と、で構成され、
前記頂板は複数の片部に分割され、前記片部が起立した状態において、前記頂板、前記底板、および前記側板、で囲まれる内側空間の開口が形成され、
前記底板は、前記内側空間と地表面との連通口を有していることを特徴とする樹木保持具。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記頂板は、前記内側空間に降水を誘導する取水路を有する請求項1に記載の樹木保持具。
【請求項3】
前記取水路は、前記片部を折り込むことにより形成される請求項2に記載の樹木保持具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、のり面植栽工において、のり面に植える樹木を保持するために用いる樹木保持具に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
のり面の雨水による浸食や風化を防止するために、植物をのり面に繁茂させ表層部を根茎で緊縛する、のり面緑化工が広く採用されている。そして、のり面緑化工において植物を導入する植生工として、種子を直接用いる播種工、生育している植物体を用いる植栽工、苗木を設置した上で種子を吹き付ける苗木設置吹付工が知られている。
【0003】
また、植栽工として、のり面に植穴を掘削し樹木を植える工法(以下、「植穴利用型植栽工」とする)、及び、編柵を設けて客土し樹木を植える工法(以下、「編柵利用型植栽工」とする)が知られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
道路土工-切土工・斜面安定工指針(平成21年度版),社団法人日本道路協会
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
のり面植栽工は、傾斜面での施工となり、大型の機械を利用することができず人手による作業が強いられるため、施工のために持ち込む資材は可能な限り軽量化することが好ましい。そのため、植穴利用型植栽工は、人力に要る掘削が多くなり、現地では大きな負担である。また、のり面の浸食防止のため植栽するのり面の状態によっては、植穴を設けることができず、植穴利用型植栽工が不適切となる場合もあった。
【0006】
これに対し、のり面に客土する編柵利用型植栽工では、のり面に直接穴を掘る必要がなく、植穴を設けることのできないのり面にも適用することができる。
【0007】
しかしながら、編柵利用型植栽工では、景観等を考慮し、編柵を構成する資材として丸太を用いた場合、施工性に問題があった。一方、施工性を考慮し、合成樹脂製の軽い資材を用いた場合、人工物である資材の自然環境に及ぼす悪影響が懸念された。
【0008】
そこで、本発明は、自然環境に悪影響を及ぼすおそれがなく、のり面植栽工における施工性に優れた樹木保持具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明にかかる樹木保持具は、耐水性を有する紙製板材が折り曲げられて形成され、のり面に設置された状態において略水平となる頂板と、前記頂板より広い面積を有し接地する底板と、前記頂板と前記底板を連結し鉛直方向に対し傾斜している側板と、で構成される。そして、前記頂板は複数の片部に分割され、前記片部が起立した状態において、前記頂板、前記底板、および、前記側板で囲まれる内側空間の開口が形成される。また、前記底板は、前記内側空間と地表面との連通口を有している。
【0010】
前記頂板は、前記内側空間に降水を誘導する取水口を有するものであってもよい。また、前記取水口は、前記片部を折り込むことにより形成されるものであってもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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