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公開番号
2025071687
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023182077
出願日
2023-10-23
発明の名称
生分解性容器、育苗ポット及び育苗方法
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A01G
9/02 20180101AFI20250428BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】播種や育苗に適した生分解性容器を低コストで提供可能にすること。
【解決手段】生分解性容器1は、植物粉と天然系接着剤成分とを含有する組成物の成形体である容器本体10の外面に、天然塗料による塗膜層20が形成されているものであり、組成物を、炭酸水素ナトリウムをさらに含む発泡体組成物とすることによって容器本体10が発泡体として構成される。このような生分解性容器1からなる育苗ポットに土を入れ、播種して、育苗した後、内部に土と苗を入れた状態のまま育苗ポットを露地に埋めることで、苗を植え付ける。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
植物粉及び天然系接着剤成分を少なくとも含有する組成物の成形体である容器本体の少なくとも内面に、天然塗料による塗膜層が形成されている、生分解性容器。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記植物粉と前記天然系接着剤成分との質量比が植物粉:天然系接着剤成分=30:70~70:30の範囲内である、請求項1に記載の生分解性容器。
【請求項3】
前記組成物は、炭酸水素ナトリウムを更に含有する発泡剤組成物であり、
前記容器本体は、前記発泡剤組成物による発泡体である、請求項1又は2に記載の生分解性容器。
【請求項4】
植物粉及び天然系接着剤成分を少なくとも含有する組成物の成形体である容器本体を有する、育苗ポット。
【請求項5】
請求項4に記載の育苗ポットに土を入れ、当該育苗ポット内に播種して苗を育てた後、当該苗を露地に植え付ける際に、内部に土と前記苗を入れた状態の前記育苗ポットを露地に埋める、育苗方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、播種や育苗に使用される生分解性容器及び育苗方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、播種や育苗に使用される容器としては、ビニール製の育苗ポットが一般的である。ビニール製の育苗ポットは再使用が可能であるという利点がある一方、分解しにくいためにポットのまま畑に植えることができない。このため、必ず、苗をポットから外して畑に植える必要があり、植え付けの際に、苗の根が張っている土が落下しやすくなる。
【0003】
そこで従来、熱可塑性の生分解性樹脂と、象牙やしの種子の胚乳から成る粉状体とを混合して原材料とし、射出成形機等の樹脂成形機によって形成された成形品であって、植物を生育させる鉢形状に成形されている育苗ポットが提案されている(特許文献1)。この育苗ポットは、生分解されて土に還るので、育苗ポットごと土に埋めることで苗を植えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-286978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1において、熱可塑性の生分解性樹脂についての具体的記載はないが、農業用シート等の用途で実用化されている熱可塑性の生分解性樹脂としてポリ乳酸が知られている。しかしながら、ポリ乳酸製育苗ポットは、ビニール製育苗ポットに比べて高価であり、なかなか普及には至らないのが実情である。加えて、特許文献1に記載された育苗ポットは象牙やしの子種の胚乳を原材料としているが、象牙やしは南米に自生している椰子の木の実であり、こちらも容易に入手できるものではない。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決し、播種や育苗に適した生分解性容器を低コストで提供可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、植物粉及び天然系接着剤成分を少なくとも含有する組成物の成形体である容器本体の少なくとも内面に、天然塗料による塗膜層が形成されている、生分解性容器である。
【0008】
本発明によれば、植物粉、天然系接着剤成分及び天然塗料は、いずれも容易かつ低コストに入手可能な生分解性材料である。また、容器本体の少なくとも内面に、天然塗料による塗膜層が被覆されているため、生分解性容器に水を入れた場合に水の容器本体への浸み出しを低減することが可能になる。加えて、生分解性容器を土に埋めることによって容器の廃棄が可能になるとともに、植物粉、天然系接着剤成分及び天然塗料に含まれる成分を肥料成分として活用することも可能である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、播種や育苗に適した生分解性容器を、従来知られるポリ乳酸製育苗ポットに比べて低コストで提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態における生分解性容器1の外観を示す図である。
本発明の一実施形態における生分解性容器1の内部構造を示す断面図である。
育苗ポット5の外観を示す図である。
育苗ポット5の内部構造を示す断面図である。
生分解性容器1の製造工程を示す図である
育苗ポット5で育苗した苗を畑に植え付けた状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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