TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025071172
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025024380,2021039262
出願日2025-02-18,2020-04-24
発明の名称防水膜とこれを備える防水部材及び電子機器
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類H04R 1/00 20060101AFI20250424BHJP(電気通信技術)
要約【課題】音の透過領域のさらなる縮小にも対応可能な防水膜を提供する。
【解決手段】透過領域の面積が1.3mm2のときに、周波数1kHzの音に対する挿入
損失が5.0dB以下であり、周波数10kHzの音に対する挿入損失が5.0dB以下である防水膜とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
音の透過領域の面積が1.3mm
2
のときに、
周波数1kHzの音に対する挿入損失が5.0dB以下であり、
周波数10kHzの音に対する挿入損失が5.0dB以下である、
防水膜。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記透過領域の面積が1.3mm
2
のときに、周波数200Hz以上10kHz以下の
範囲の音に対する最大の挿入損失IL
1.3/max
と最小の挿入損失IL
1.3/min
との差IL
1.3/max
-IL
1.3/min
が5.0dB以下である請求項1に記載の防水膜。
【請求項3】
厚さ方向の通気度が、JIS L1096:2010に定められた通気性測定A法(フラジール形法)に準拠して測定したフラジール通気度により表して、3.0cm
3
/(c

2
・秒)未満である請求項1又は2に記載の防水膜。
【請求項4】
前記透過領域の面積が1.3mm
2
のときに、周波数100Hz~10kHzの音の透
過時における面外方向への振動の最大速度V
max
が100μm/秒以上である請求項1~
3のいずれかに記載の防水膜。
【請求項5】
ポリテトラフルオロエチレン膜を含む請求項1~4のいずれかに記載の防水膜。
【請求項6】
比表面積が6m
2
/g以上である請求項1~5のいずれかに記載の防水膜。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載の防水膜と、
前記防水膜に接合された支持体と、を備える防水部材。
【請求項8】
前記支持体が、前記防水膜の主面に垂直な方向から見て、前記防水膜の周縁部の形状に対応する形状を有するとともに、当該周縁部に接合されており、
前記方向から見て、前記防水膜における前記支持体との接合部により囲まれた領域として定められる前記防水部材の透過領域の面積が1.3mm
2
以下である請求項7に記載の
防水部材。
【請求項9】
開口が設けられた筐体と、
前記筐体の外部から内部への前記開口を介した水の侵入を防ぐように前記筐体及び/又は前記筐体の内部の部材に取り付けられた請求項1~6のいずれかに記載の防水膜と、を備える電子機器。
【請求項10】
電気信号と音声との変換を行う音声変換部が前記筐体に収容されており、
前記開口が、前記音声変換部と前記筐体の外部との間に位置している請求項9に記載の電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防水膜と、防水膜を備える防水部材及び電子機器とに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
電子機器の筐体には、音や気体を通過させるための開口が設けられることがある。例えば、スマートウォッチをはじめとするウェアラブルデバイス、スマートフォン、携帯電話、及びカメラ等の電子機器は、音声機能を備えており、マイクロフォン及びスピーカー等の音声変換部を筐体の内部に備えている。音声変換部と外部との間で音を伝達するために、電子機器の筐体には、通常、開口(外部通音口)が設けられており、音声変換部は、当該開口を介した音声変換部と外部との間の音の伝達が可能となるように筐体内に収容されている。また、筐体の内部と外部との間の圧力差の解消等を目的とする開口(通気口)が筐体に設けられることもある。一方で、電子機器の筐体の内部への水の侵入は防がなければならない。このために、水の侵入を防ぐ防水膜が、筐体の外部から内部への上記開口を介した水の侵入を防ぐように配置される。
【0003】
特許文献1,2には、防水膜としての使用が可能なポリテトラフルオロエチレン(以下、「PTFE」と記載する)多孔質膜が開示されている。特許文献1,2の防水膜は、外部通音口からの水の侵入を防ぐように配置することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-165787号公報
特開2018-19222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スマートウォッチ等のウェアラブルデバイスを典型例として、音声機能を有する電子機器の多様化及び小型化がますます進行している。これに伴い、防水膜における音の透過領域(通音領域)のさらなる縮小が余儀なくされることがあるが、特許文献1,2では、この点について考慮されていない。
【0006】
本発明は、音の透過領域のさらなる縮小にも対応可能な防水膜の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
音の透過領域の面積が1.3mm
2
のときに、
周波数1kHzの音に対する挿入損失が5.0dB以下であり、
周波数10kHzの音に対する挿入損失が5.0dB以下である、
防水膜、
を提供する。
【0008】
別の側面において、本発明は、
上記本発明の防水膜と、
前記防水膜に接合された支持体と、を備える防水部材、
を提供する。
【0009】
また別の側面において、本発明は、
開口が設けられた筐体と、
前記筐体の外部から内部への前記開口を介した水の侵入を防ぐように前記筐体及び/又は前記筐体の内部の部材に取り付けられた上記本発明の防水膜と、を備える電子機器、
を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、音の透過領域のさらなる縮小にも対応可能な防水膜が達成される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日東電工株式会社
断熱材
20日前
日東電工株式会社
積層体
26日前
日東電工株式会社
積層体
26日前
日東電工株式会社
複層構造体
27日前
日東電工株式会社
配線回路基板
4日前
日東電工株式会社
スイッチ装置
27日前
日東電工株式会社
スイッチ装置
27日前
日東電工株式会社
センサデバイス
20日前
日東電工株式会社
光学粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
表面保護シート
6日前
日東電工株式会社
光学粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
ガラス樹脂複合体
27日前
日東電工株式会社
透明導電性フィルム
29日前
日東電工株式会社
液晶ポリマーフィルム
19日前
日東電工株式会社
配線回路基板の製造方法
13日前
日東電工株式会社
高分子分散型液晶フィルム
26日前
日東電工株式会社
光学積層体および表示装置
14日前
日東電工株式会社
楕円偏光板および画像表示装置
4日前
日東電工株式会社
拡散フィルムおよび光拡散装置
26日前
日東電工株式会社
積層体、光学部材、及び光学装置
28日前
日東電工株式会社
積層体、光学部材、及び光学装置
28日前
日東電工株式会社
アルコール剥離性光学粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
剥離方法および半導体ウエハの加工方法
22日前
日東電工株式会社
配線回路基板、及び配線回路基板集合体
12日前
日東電工株式会社
配線回路基板、及び配線回路基板の製造方法
12日前
日東電工株式会社
バリアフィルムおよびバリアフィルム付偏光板
14日前
日東電工株式会社
熱電変換材料、熱電変換素子、体温計、及びセンサ
28日前
日東電工株式会社
光学積層体および該光学積層体を用いた画像表示装置
19日前
日東電工株式会社
積層体
4日前
日東電工株式会社
ダイボンドフィルム及びダイシングダイボンドフィルム
8日前
日東電工株式会社
光学積層体
19日前
日東電工株式会社
複層構造体
12日前
日東電工株式会社
インダクタ
26日前
日東電工株式会社
光学粘着シート、および、はく離ライナー付き光学粘着シート
20日前
日東電工株式会社
積層体、光学部品、インプリント方法、及び光学部品の製造方法
27日前
日東電工株式会社
光学積層体の製造方法および該製造方法に用いられる中間積層体
26日前
続きを見る