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公開番号2025069827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179796
出願日2023-10-18
発明の名称衝撃吸収床材
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類E04F 15/18 20060101AFI20250423BHJP(建築物)
要約【課題】パネル材とスロープ材との境界部分の外観の劣化を大きく抑制することができる衝撃吸収床材を提供する。
【解決手段】床面F上に敷設されて衝撃を吸収するパネル材11と、床面F上に敷設されてパネル材11の上面11aと床面Fとを連絡するように傾斜した上面12aを有する樹脂材料からなるスロープ材12と、パネル材11の上面11aとスロープ材12の上面12aとを覆うように設けられたシート形状の床上材14とを備えている衝撃吸収床材10であって、パネル材11の上面11aとスロープ材12の上面12aとの間を連絡するようにパネル材11とスロープ材12との間に介在する弾性体からなる連絡材13を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
床面上に敷設されて衝撃を吸収するパネル材と、
前記床面上に敷設されて前記パネル材の上面と前記床面とを連絡するように傾斜した上面を有する樹脂材料からなるスロープ材と、
前記パネル材の上面と前記スロープ材の上面とを覆うように設けられたシート形状の床上材と
を備えている衝撃吸収床材であって、
前記パネル材の上面と前記スロープ材の上面との間を連絡するように前記パネル材と前記スロープ材との間に介在する弾性体からなる連絡材を備える
ことを特徴とする衝撃吸収床材。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記連絡材は、ゴム材料からなる
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収床材。
【請求項3】
前記連絡材は、ショアA硬度が30以上90以下である
ことを特徴とする請求項2に記載の衝撃吸収床材。
【請求項4】
前記連絡材は、ショアA硬度が40以上80以下である
ことを特徴とする請求項2に記載の衝撃吸収床材。
【請求項5】
前記スロープ材は、発泡樹脂材料からなる
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収床材。
【請求項6】
前記スロープ材は、ショアA硬度が30以上70以下である
ことを特徴とする請求項5に記載の衝撃吸収床材。
【請求項7】
前記パネル材は、
前記床面側に設けられる軟質性の樹脂材料からなる床下地材と、
前記床上材側に設けられて前記床下地材よりも硬質な中間材と
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収床材。
【請求項8】
前記床下地材は、発泡樹脂材料からなる
ことを特徴とする請求項7に記載の衝撃吸収床材。
【請求項9】
前記床下地材は、アスカーC硬度が20以上60以下である
ことを特徴とする請求項8に記載の衝撃吸収床材。
【請求項10】
前記中間材は、無機フィラを30質量%以上85質量%以下で含有する樹脂材料からなる
ことを特徴とする請求項7に記載の衝撃吸収床材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衝撃吸収床材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、高齢者の転倒骨折が社会問題化しており、高齢者が要介護となる要因の10%は転倒骨折が占めている。転倒による骨折箇所は、年代によって大きく異なり、60歳代以降になると大腿骨骨折のリスクが急増している。大腿骨骨折は、入院治療が必要となり、歩行できない状態が長期間続くため、寝たきり状態や認知症等の要介護状態の原因となり易い。そのため、例えば、下記特許文献1,2においては、転倒したときの衝撃を吸収することにより、骨折のリスクを低減させる衝撃吸収床材を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-071225号公報
特開2021-143504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、衝撃吸収床材は、通常、床面にパネル材を敷き詰めるようにして設けられることから、パネル材の厚さにより、床面との段差や扉等の構造物に対して干渉等を生じ易いため、パネル材の境界部分に傾斜したスロープ材を設けられることが多い。このようなスロープ材は、歩行時の安全性や車椅子の移動のし易さ等を考慮して、ポリエチレン等の樹脂を発泡させた発泡体が汎用されると共に、傾斜ができるだけ小さくなるように設定されている。そのため、パネル材とスロープ材との境界部分に過大な荷重が加わると、スロープ材の圧縮変形量がパネル材よりも大きいことから、パネル材の境界部分の端部が損傷し易く、外観の劣化を生じ易くなっていた。
【0005】
このようなことから、本発明は、パネル材とスロープ材との境界部分の外観の劣化を大きく抑制することができる衝撃吸収床材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した課題を解決するための、本発明に係る衝撃吸収床材は、床面上に敷設されて衝撃を吸収するパネル材と、前記床面上に敷設されて前記パネル材の上面と前記床面とを連絡するように傾斜した上面を有する樹脂材料からなるスロープ材と、前記パネル材の上面と前記スロープ材の上面とを覆うように設けられたシート形状の床上材とを備えている衝撃吸収床材であって、前記パネル材の上面と前記スロープ材の上面との間を連絡するように前記パネル材と前記スロープ材との間に介在する弾性体からなる連絡材を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る衝撃吸収床材は、上述した衝撃吸収床材において、前記連絡材が、ゴム材料からなると、好ましい。
【0008】
また、本発明に係る衝撃吸収床材は、上述した衝撃吸収床材において、前記連絡材の、ショアA硬度が30以上90以下であると、好ましい。特に、前記連絡材の、ショアA硬度が40以上80以下であると、より好ましい。
【0009】
また、本発明に係る衝撃吸収床材は、上述した衝撃吸収床材において、前記スロープ材が、発泡樹脂材料からなると、好ましい。
【0010】
また、本発明に係る衝撃吸収床材は、上述した衝撃吸収床材において、前記スロープ材の、ショアA硬度が30以上70以下であると、好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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