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公開番号2025069027
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023188913
出願日2023-10-17
発明の名称生成AI装置によるチャットシステム
出願人株式会社FEELDOM
代理人
主分類H04L 51/02 20220101AFI20250422BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 亡くなったペットや人の写真に話しかけたら、恰も生きていた時のように反応を示してくれないものか。しかも言葉で対話することが出来たらどんなに良いであろうか。このようなことを可能にしたい。
【解決手段】 生成AI装置がユーザーからの入力に対して、WWWなどのオープンデータから学習する内容のみならず、ユーザーのプライベートデータから学習する内容をも用いて、返答を生成するチャットシステムとした。これにより一般的な話題を交えつつも、他人では知り得ない具体的な内容をユーザーとの対話の核心に据えることが出来、亡くなったペットや人との対話が実現する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
WWWなどのオープンデータに接続される生成AI装置と、端末装置と、ユーザーのプライベートデータとから成るチャットシステムであって、端末装置は、通信装置と入力装置と出力装置とを備えており、生成AI装置は、端末装置とは前記通信装置を介してデータ通信を行い、入力装置からの入力内容を受信して、ユーザーの許可の下に学習するプライベートデータの内容を用いて入力内容に対する返答を生成して端末装置の出力装置へ出力する、生成AI装置によるチャットシステム。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
ユーザーが投稿するWWWやSNSなどのオンラインコミュニケーションプラットフォームを前記プライベートデータの在処として生成AI装置に通知する、請求項1に記載の生成AI装置によるチャットシステム。
【請求項3】
特定のテーマに付いて、前記オープンデータと前記プライベートデータとで学習した事柄に齟齬を生じる場合は、生成AI装置は、プライベートデータの方の事柄を用いて返答を生成する、請求項1に記載の生成AI装置によるチャットシステム。
【請求項4】
メモリアル品と共に使用する、請求項1に記載の生成AI装置によるチャットシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、ユーザーの許可の下に学習するプライベートなデータベースの内容を併用してユーザーの入力内容に対する返答を生成する、生成AI装置によるチャットシステムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、chatGPT(Chat Generative Pre-trained Transformer)(商標である、以下同様)のような生成AIが登場して来た。本願出願時に於いて、生成AIと言う用語が登場する日本特許庁に係る特許文献は、特許第689532号の「会計処理装置、会計処理システム、会計処理方法及びプログラム」と、特許第7213626号の「セキュリティ対策検討ツール」と、特開2019-219898の「セキュリティ対策検討ツール」とのみである。
【0003】
chatGPTに代表される生成AIは人工知能チャットボットなどと呼ばれている。すなわちGPTは、与えられたテキストの指示に従って自然言語を生成するAIであり、このために入出力に於ける人間間の自然な会話を理解する機能と共に、インターネット上にある膨大な情報を学習して、自然な会話を作る機能を備えている。なおテキストのみならず音声や楽曲や画像やメタバース空間等々を生成する機能を有するものもある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、犬や猫などのペットを家族の一員であると認める人が多くなった。可愛がっていた犬や猫が死ぬと葬儀を行うことも珍しくなくなった。中にはいわゆるペットロスの症状を訴える人がいる。ペットの写真を前にペットの話しかけることは自然なことである。
【0005】
もしもペットの写真に話しかけたら、恰も生きていた時のように反応を示してくれないものか。しかも言葉で対話することが出来たらどんなに良いであろうか。なお言えば生きている内でも、ペットを置いて旅行に出ているような場合に上記同様のことが可能となるのは望ましいことである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
当発明者は、生成AI装置すなわち人工知能チャットボットの技術を応用することで、上述した課題を解決することが出来ると考えた。ただし、WWWなどのオープンなデータベースから学習した内容から返答を生成すると、それは自分の家族であった特定のペットとの対話ではなくて、一般的なペットとの当たり障りのない対話になってしまう。良くある話をする縫い包みの犬のように空しくある。従って生成AI装置では、飼い主がペットと過ごした日々の思い出など具体的な内容が学習されなくてはならない点が重要であるとの考えに想い到った。なおペットばかりでなく、人間の家族に付いても同様に、亡くなった人の遺影に話しかけたら、恰も生きていた時のような反応を示してくれるようにすることが可能になる。
【0007】
上記課題は、WWWなどのオープンデータに接続される生成AI装置と、端末装置と、ユーザーのプライベートデータとから成るチャットシステムであって、端末装置は、通信装置と入力装置と出力装置とを備えており、生成AI装置は、端末装置とは前記通信装置を介してデータ通信を行い、入力装置からの入力内容を受信して、ユーザーの許可の下に学習するプライベートデータの内容を用いて入力内容に対する返答を生成して端末装置の出力装置へ出力する、生成AI装置によるチャットシステムを提供することにより達成される。
【0008】
端末装置は例えば、ユーザーのスマートフォンであり、この通信装置は生成AI装置と対話するために用いるものであって、インターネットに接続されるのが一般的であるが、これに限定されるものではない。端末装置の入力装置は例えば、テキストを入力する物理キーボードであったり仮想のキーボードであったりする。入力装置がマイクを用いた音声入力もまた可能であり、この辺りのことは自由に設計して良い。また端末装置の出力装置は例えば、テキストを出力するディスプレイであるが、ペットの動画像をディスプレイに出力すると共に、ペットの音声をスピーカーに出力するように構成し得る。なお入力装置がテキストを入力する仮想のキーボードであり、これに対して出力装置がペットの音声を出力するスピーカーであると言うような組み合わせのシステム構成例も可能である。
【0009】
なお、上記ペットの動画像に付いて、ユーザーのプライベートな写真や動画像をデータとして記録しておき、生成AI装置にこれを学習させた上でこれを対話に適合する写真や動画像に再構成させるようにすることが可能であり、好ましいことである。またペットの音声に付いては、ユーザーのプライベートな録音をデータとして記録しておき、生成AI装置に録音の音声をサンプリングさせてこれから対話に適合するペットの声色を作るように構成したり、生成AI装置が成り済ますペットのテキストによる返答を声色に変換して出力するように構成することが可能であり、好ましいことである。
【0010】
なお端末装置の入力装置は、コンテンツとなるものをプライベートデータとして入力するためにも用いられる。コンテンツ用入力装置と上述した対話用入力装置とは、スマートフォン上では同じ仮想のキーボードとするのが便利であるとしても、コンテンツ用入力装置にパーソナルコンピュータの物理キーボードを用いるようにして、一方で対話用入力装置にスマートフォンの仮想キーボードを用いると言うように、パーソナルコンピュータとスマートフォンとを使い分けるようなシステム構成も可能である。あるいは例えばフォトスタンドに端末装置としての構成を適用して、通信装置と対話用入力装置と出力装置とを備えさせておき、スマートフォンを別の端末装置として、通信装置と上述のコンテンツ用入力装置と出力装置とを備えさせるようなシステム構成も可能である。すなわち本願発明の入力装置の構成に付いても自由に設計して良い。
(【0011】以降は省略されています)

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