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公開番号
2025068811
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178834
出願日
2023-10-17
発明の名称
自転車用フレーム構造及び原動機付自転車
出願人
三恵技研工業株式会社
代理人
個人
主分類
B62K
19/36 20060101AFI20250422BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】運転者が座るシートの前後方向の設定位置の可変性を高めることができると共に、シートを支持するフレームの耐荷重性を高めることができる。
【解決手段】後方に向かって略水平で延びる第1フレーム部301と、第1フレーム部301の後端から前方に向かって上向きに傾斜して延びる第2フレーム部302と、第2フレーム部302の上端から後方に向かって略水平で延びると共にシート17が載置される第3フレーム部303とで、側面視逆Z字状の逆Z字状フレーム部300が構成され、幅方向に間隔を開けて左右一対で設けられる逆Z字状フレーム部300・300に、第2フレーム部302の長手方向の中間部付近でブリッジチューブ9が架設され、後方に向かって上向きに傾斜するリアチューブ10でブリッジチューブ9が支持される自転車用フレーム構造。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
後方に向かって略水平で延びる第1フレーム部と、前記第1フレーム部の後端から前方に向かって上向きに傾斜して延びる第2フレーム部と、前記第2フレーム部の上端から後方に向かって略水平で延びると共にシートが載置される第3フレーム部とで、側面視逆Z字状の逆Z字状フレーム部が構成され、
前記逆Z字状フレーム部が幅方向に間隔を開けて左右一対で設けられ、
前記第2フレーム部の長手方向の中間部付近において左右の前記逆Z字状フレーム部の間にブリッジチューブが架設され、
後方に向かって上向きに傾斜するリアチューブで前記ブリッジチューブが支持されていることを特徴とする自転車用フレーム構造。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記第3フレーム部が、平面視略コ字状に形成されているシートレールの前後筒部と、前記シートレールの前端が端部に固定されているトップブリッジの水平筒部とから構成され、
左右の前記トップブリッジの前記水平筒部の間にシート支持チューブが架設されていることを特徴とする請求項1記載の自転車用フレーム構造。
【請求項3】
左右の前記シートレールの前記前後筒部の間に別のシート支持チューブが架設されていることを特徴とする請求項2記載の自転車用フレーム構造。
【請求項4】
前記第3フレーム部の前後方向の長さが300mm~400mmに設定されていることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の自転車用フレーム構造。
【請求項5】
後方に向かって略水平で延びる第1フレーム部と、前記第1フレーム部の後端から前方に向かって上向きに傾斜して延びる第2フレーム部と、前記第2フレーム部の上端から後方に向かって略水平で延びると共にシートが載置される第3フレーム部とで、側面視逆Z字状の逆Z字状フレーム部が構成され、
前記逆Z字状フレーム部が幅方向に間隔を開けて左右一対で設けられ、
前記第2フレーム部の長手方向の中間部付近において左右の前記逆Z字状フレーム部の間にブリッジチューブが架設され、
後方に向かって上向きに傾斜するリアチューブで前記ブリッジチューブが支持されている自転車用フレーム構造を備えることを特徴とする原動機付自転車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自転車用フレーム構造及び原動機付自転車に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自転車用フレーム構造として特許文献1のフレーム構造が知られている。特許文献1のフレーム構造は、操作ハンドルが取り付けられるヘッドパイプと、ヘッドパイプから後方斜め下向きに延びる2本のダウンチューブと、ダウンチューブの後端から後方斜め上向きに延びるシートチューブを有し、シートチューブの上端にはシートチューブにシートポストを差し込むようにしてサドルが取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-149389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のフレーム構造では、サドルとシートポストとの接合部にかかる負荷を抑制するため、運転者が座るサドルをシートチューブの延長線上に設定する必要がある。そのため、運転者が座るシートの前後方向の調整範囲が非常に限られたものになっており、運転者が座るシートの設定位置の可変性が低い構造になっている。
【0005】
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、運転者が座るシートの前後方向の設定位置の可変性を高めることができると共に、シートを支持するフレームの耐荷重性を高めることができる自転車用フレーム構造及びこの自転車用フレーム構造を有する原動機付自転車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の自転車用フレーム構造は、後方に向かって略水平で延びる第1フレーム部と、前記第1フレーム部の後端から前方に向かって上向きに傾斜して延びる第2フレーム部と、前記第2フレーム部の上端から後方に向かって略水平で延びると共にシートが載置される第3フレーム部とで、側面視逆Z字状の逆Z字状フレーム部が構成され、前記逆Z字状フレーム部が幅方向に間隔を開けて左右一対で設けられ、前記第2フレーム部の長手方向の中間部付近において左右の前記逆Z字状フレーム部の間にブリッジチューブが架設され、後方に向かって上向きに傾斜するリアチューブで前記ブリッジチューブが支持されていることを特徴とする。
これによれば、シートが載置される第3フレーム部が略水平に延びるので、第3フレーム部に対するシートの前後方向の載置位置を調整することが可能となり、運転者が座るシートの前後方向の設定位置の可変性を高めることができる。また、左右の前記逆Z字状フレーム部の間にブリッジチューブを架設し、後方に向かって上向きに傾斜するリアチューブでブリッジチューブを支持することにより、シートを支持するフレームの耐荷重性を高めることができる。更に、第3フレーム部に載置されるシートのクッション性を得ることができ、運転者の快適な座り心地を得ることができる。
【0007】
本発明の自転車用フレーム構造は、前記第3フレーム部が、平面視略コ字状に形成されているシートレールの前後筒部と、前記シートレールの前端が端部に固定されているトップブリッジの水平筒部とから構成され、左右の前記トップブリッジの前記水平筒部の間にシート支持チューブが架設されていることを特徴とする。
これによれば、シートレールを平面視略コ字状に形成すると共に、左右のトップブリッジの水平筒部の間にシート支持チューブを架設することにより、第3フレーム部に載置されるシートに座る運転者の荷重で左右の第3フレーム部が内側に倒れることを確実に防止することができる。
【0008】
本発明の自転車用フレーム構造は、左右の前記シートレールの前記前後筒部の間に別のシート支持チューブが架設されていることを特徴とする。
これによれば、左右のシートレールの前後筒部の間に別のシート支持チューブを架設することにより、第3フレーム部に載置されるシートに座る運転者の荷重で左右の第3フレーム部が内側に倒れることをより確実に防止することができる。
【0009】
本発明の自転車用フレーム構造は、前記第3フレーム部の前後方向の長さが300mm~400mmに設定されていることを特徴とする。
これによれば、第3フレーム部に載置されるシートの位置の前後方向への十分な調整距離を確保することができ、多様な体格の運転者が安定した姿勢で着座するためのシート位置の調整を確実に行うことができる。また、第3フレーム部の前後方向の長さを400mm以内とすることにより、第3フレーム部の略水平に延びた状態の維持をより確実に確保することができる。
【0010】
本発明の原動機付自転車は、後方に向かって略水平で延びる第1フレーム部と、前記第1フレーム部の後端から前方に向かって上向きに傾斜して延びる第2フレーム部と、前記第2フレーム部の上端から後方に向かって略水平で延びると共にシートが載置される第3フレーム部とで、側面視逆Z字状の逆Z字状フレーム部が構成され、前記逆Z字状フレーム部が幅方向に間隔を開けて左右一対で設けられ、前記第2フレーム部の長手方向の中間部付近において左右の前記逆Z字状フレーム部の間にブリッジチューブが架設され、後方に向かって上向きに傾斜するリアチューブで前記ブリッジチューブが支持されている自転車用フレーム構造を備えることを特徴とする。
これによれば、シートが載置される第3フレーム部が略水平に延びるので、第3フレーム部に対するシートの前後方向の載置位置を調整することが可能となり、運転者が座るシートの前後方向の設定位置の可変性を高めることができる。また、左右の前記逆Z字状フレーム部の間にブリッジチューブを架設し、後方に向かって上向きに傾斜するリアチューブでブリッジチューブを支持することにより、シートを支持するフレームの耐荷重性を高めることができる。更に、第3フレーム部に載置されるシートのクッション性を得ることができ、運転者の快適な座り心地を得ることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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