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公開番号2025068708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178666
出願日2023-10-17
発明の名称手摺子及び格子状構造物
出願人株式会社熊谷組
代理人個人,個人
主分類E04F 11/18 20060101AFI20250422BHJP(建築物)
要約【課題】格子状構造物を通過する風の向きに関わらず風騒音を低減できる手摺子、及び手摺子を備える格子状構造物を提供する。
【解決手段】手摺子16は、縦格子手摺10の奥行方向に沿って配置され、それぞれの上端18aが上側の桟14に固定され、それぞれの下端18bが下側の桟14に固定された2つの中空部材18により形成されている。2つの中空部材18は、それぞれの互いに対向する面で互いに接触するように配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一対の桟を有する手摺又は柵からなる格子状構造物に用いられる手摺子であって、
前記格子状構造物の奥行方向に沿って配置され、それぞれの一端が前記一対の桟のうちの一方の桟に固定され、それぞれの他端が他方の桟に固定された複数の中空部材により形成され、
前記複数の中空部材は、互いに隣接する2つの前記中空部材が、それぞれの互いに対向する面で互いに接触するように配置されている、手摺子。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記中空部材は、矩形の横断面形状を有する、請求項1に記載の手摺子。
【請求項3】
前記複数の中空部材の少なくとも一部の互いに隣接する2つの前記中空部材のうちの一方の中空部材は凹部を有し、他方の中空部材は前記凹部に嵌合する凸部を有し、
前記一方の中空部材及び前記他方の中空部材は、前記凹部と前記凸部とが、それぞれの互いに対向する面で互いに接触するように配置されている、請求項1に記載の手摺子。
【請求項4】
一対の桟と、複数の手摺子とを有する手摺又は柵からなる格子状構造物であって、
各手摺子が請求項1乃至3のいずれか1項に記載の手摺子からなる、格子状構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の窓、ベランダ、バルコニー、屋上、非常階段等に設置される手摺又は土地、家屋等の境界に設置される柵からなる格子状構造物が風を受けて発する固体音(以下、風騒音という。)の大きさの低減に向けられている。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
上述のような格子状構造物は互いに間隔をおいて配置され縦、横又は斜めに直線的に伸びる複数の手摺子を備える。風騒音は、格子状構造物の手摺子相互間を風が吹き抜けるときに発生するカルマン渦の卓越振動数と手摺子の固有振動数とが一致するとき、又は、カルマン渦の卓越振動数が手摺子の固有振動数に近いときに生じる共振現象(渦励振)により発生する。
【0003】
格子状構造物の1つである縦格子手摺における風騒音を低減する技術として、特許文献1には、手摺子の表面に接する板部材を備える風騒音低減構造が開示されている。この風騒音低減構造では、風圧力を受けて振動する手摺子と板部材との間に生じる摩擦により、手摺子の振動が低減され、風騒音が低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-154394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1の技術では、手摺子の板部材が取り付けられた面側が風上側である場合、板部材が風圧力を受けて手摺子に押し付けられる。このため、手摺子と板部材との間に摩擦が生じやすく、風騒音が低減されやすい。
【0006】
これに対し、手摺子の板部材が取り付けられた面側が風下側である場合、板部材に手摺子から離れる方向の圧力がかかる。これにより、板部材が手摺子から離れることで、手摺子と板部材との間に摩擦が生じにくくなり、風騒音が低減されにくくなる。そこで、格子状構造物を通過する風の向きに関わらず風騒音を低減できる技術が要望されていた。
【0007】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、格子状構造物を通過する風の向きに関わらず風騒音を低減できる手摺子、及び手摺子を備える格子状構造物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の手摺子は、一対の桟を有する手摺又は柵からなる格子状構造物に用いられる手摺子であって、前記格子状構造物の奥行方向に沿って配置され、それぞれの一端が前記一対の桟のうちの一方の桟に固定され、それぞれの他端が他方の桟に固定された複数の中空部材により形成され、前記複数の中空部材は、互いに隣接する2つの前記中空部材が、それぞれの互いに対向する面で互いに接触するように配置されている。
【0009】
本発明の格子状構造物は、一対の桟と、複数の手摺子とを有する手摺又は柵からなる格子状構造物であって、各手摺子が上記した本発明の手摺子からなる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、格子状構造物を通過する風の向きに関わらず風騒音を低減できる手摺子、及び手摺子を備える格子状構造物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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