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公開番号
2025068113
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2025026855,2023194167
出願日
2025-02-21,2013-08-20
発明の名称
田植機
出願人
ヤンマーパワーテクノロジー株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20250417BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】走行部の走行速度に対して苗植付装置の作業速度を変更可能な株間変速装置において、複雑になりがちな動力切換構造を簡素化する。
【解決手段】田植機は、苗植付装置と、株間変速装置と、を備える。株間変速装置は、苗植付装置へ動力を伝達する出力軸と、出力軸への動力伝達経路の動力を複数段に切換可能な第1切換機構と、出力軸への動力伝達経路の動力を複数段に切換可能な第2切換機構と、を備える。株間変速装置は、第1切換機構で切り換えた動力と第2切換機構で切り換えた動力とを組み合わせることにより、出力軸への動力伝達経路の動力を複数の変速段に切換可能に構成される。複数の変速段のうち、一部の変速段のみが使用可能である。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
走行部に支持された苗植付装置と、
前記苗植付装置に動力を伝達し、前記走行部の走行速度に対して前記苗植付装置の作業速度を変更可能な株間変速装置と、を備え、
前記株間変速装置は、前記苗植付装置へ動力を伝達する出力軸と、前記出力軸への動力伝達経路の動力を複数段に切換可能な第1切換機構と、前記出力軸への動力伝達経路の動力を複数段に切換可能な第2切換機構と、を備え、
前記株間変速装置は、前記第1切換機構で切り換えた動力と前記第2切換機構で切り換えた動力とを組み合わせることにより、前記出力軸への動力伝達経路の動力を複数の変速段に切換可能に構成され、
前記複数の変速段のうち、一部の変速段のみが使用可能である、田植機。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記複数の変速段のうち、前記一部の変速段以外の残りの変速段は使用不可である、請求項1に記載の田植機。
【請求項3】
前記複数の変速段は、前記苗植付装置の植付作業で設定可能な変速段の所定数よりも多い、請求項1または2に記載の田植機。
【請求項4】
前記第1切換機構は、
前記出力軸上に並列して支持された複数の伝達ギヤと、
前記出力軸に平行に設けられたカウンター軸と、
前記カウンター軸に支持され、前記複数の伝達ギヤそれぞれに対応する複数のカウンターギヤと、を含み、
前記第2切換機構は、
前記出力軸と同心に配置される入力軸と、
前記入力軸に固定される複数のギヤと、
前記カウンター軸にスライド可能に嵌り、前記複数のギヤのいずれかと噛み合うギヤと、を含む、請求項1から3のいずれかに記載の田植機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、苗載台及び複数の植付爪を有する苗植付装置を走行機体に装着し、連続的に苗植え作業を行う田植機に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の田植機では、走行機体の後部に、苗載台及び植付爪付きの移植機構を有する苗植付装置が装着されている。苗植付装置の移植機構としては、1つのロータリケースに2つの植付爪を設けたタイプが一般的であり、ロータリケースが1回転すると、2つの植付爪はそれぞれロータリケースに対して逆向きに1回転する。すなわち、植付爪はロータリケースの軸心回りに公転しながら自転する。
【0003】
この種の田植機を用いた苗植え作業では、苗マットが載置された苗載台を所定間隔で間欠的に左右横送りさせながら、前方の苗載台の方向に向いた植付爪をロータリケースの軸心回りに公転しつつ自転させることによって、植付爪を苗載台と圃場面との間で往復動させ、苗マットから苗を1株ずつ掻き取って圃場に植え付けている。苗植付装置における植付爪の動作周期(植付け周期)は走行機体の走行速度に連動していて、走行速度が変化しても苗の植付け間隔(株間)は一定に保持される。
【0004】
単位面積(一般に3.3平方m)当りに苗を何株植えるかは必ずしも一定でなく、例えば地域やユーザー等によって、希望する単位面積当りの植付け株数は異なる。この点、従来の田植機には、走行速度と植付け周期との連動関係を調節する株間変速装置が設けられている。この場合、株間変速装置にて走行速度に対する移植機構の動作速度(植付け速度)を変更することによって、株間が変更されて単位面積当りの植付け株数が変わる。
【0005】
近年、圃場に植え付けられた苗の生育条件等を考慮して、標準植えに比べて株間を長くとる疎植が行われているが、株間を長くするほど植付け速度を遅くする必要がある。しかし、株間変速装置によって単に植付け速度を遅くしただけでは、植付爪先端が圃場で引き摺られて、苗が前倒れしたり浮き苗が発生したりするという問題がある。
【0006】
この点、特許文献1及び2には、疎植の際に植付爪を圃場で引き摺らないようにするため、移植機構に不等速回転動力を伝達する不等速部材を備えた田植機の構造が開示されている。不等速部材は、移植機構を構成するロータリケースの1回転中の角速度を変化(不等速回転)させるように構成されていて、疎植時でも植付爪が圃場から逃げる速度を速めている。特許文献1の田植機では、ミッションケース内にある株間変速装置に不等速部材を組み込んでいる。特許文献2の田植機では、苗載台の横送り駆動機構よりも動力伝達下流側に不等速部材を設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第4376154号公報
特開2003-189712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
さて、株間変速装置の動力切換構造は、段階的に変速する(切り換える)ものや、連続的に変速するもの等があるが、いずれも部品点数が嵩んで構造が複雑になりがちであるという傾向があった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は上記のような現状に鑑みなされたものであり、走行部の走行速度に対して苗植付装置の作業速度を変更可能な株間変速装置において、複雑になりがちな動力切換構造を簡素化しようとするものである。
【0010】
本発明の一側面に係る田植機は、走行部に支持された苗植付装置と、前記苗植付装置に動力を伝達し、前記走行部の走行速度に対して前記苗植付装置の作業速度を変更可能な株間変速装置と、を備え、前記株間変速装置は、前記苗植付装置へ動力を伝達する出力軸と、前記出力軸への動力伝達経路の動力を複数段に切換可能な第1切換機構と、前記出力軸への動力伝達経路の動力を複数段に切換可能な第2切換機構と、を備え、前記株間変速装置は、前記第1切換機構で切り換えた動力と前記第2切換機構で切り換えた動力とを組み合わせることにより、前記出力軸への動力伝達経路の動力を複数の変速段に切換可能に構成され、前記複数の変速段のうち、一部の変速段のみが使用可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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