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公開番号2025067888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2024178837
出願日2024-10-11
発明の名称ロボットを用いたシーラの分配及びスカイブアプリケータ、並びにプロセス
出願人ファナック アメリカ コーポレイション
代理人個人,個人,個人
主分類B05B 12/00 20180101AFI20250417BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】ロボット用のシーラント分配ツールの提供。
【解決手段】ツールは、第1端部及び第2端部を有するとともに、第1端部及び第2端部から延びるチャンバを含むロッドを有する。またツールは、ロッドの第1端部に結合されるとともに、開口部と、開口部及びロッドのチャンバに連通する中空部とを含むスカイブを有する。さらにツールは、スカイブの開口部に配置された分配ノズルと、分配ノズルに結合されるとともに、スカイブの中空部及びロッドのチャンバを通って延びるアプリケータとを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1端部及び第2端部を有するとともに、前記第1端部及び前記第2端部から延びるチャンバを含むロッドと、
前記ロッドの前記第1端部に結合されるとともに、開口部と、前記開口部及び前記ロッドの前記チャンバに連通する中空部とを含むスカイブと、
前記スカイブの前記開口部に配置された分配ノズルと、
前記分配ノズルに結合されるとともに、前記スカイブの前記中空部及び前記ロッドの前記チャンバを通って延びるアプリケータと、
を有する、ツール。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記アプリケータに結合されるとともに、前記アプリケータを通して前記分配ノズルから材料を分配するように構成された分配システムをさらに有し、前記スカイブ及び前記分配ノズルは、前記材料が前記分配ノズルから分配されているときに前記材料の一部を前記スカイブが収集できるように配置されている、請求項1に記載のツール。
【請求項3】
前記分配システムは、前記材料が前記分配ノズルから周期的に吐出されるように前記材料をパルス式に分配する、請求項2に記載のツール。
【請求項4】
前記材料はシーラントである、請求項2に記載のツール。
【請求項5】
前記シーラントは液体PVCである、請求項4に記載のツール。
【請求項6】
前記スカイブは、三角形の形状を有し、カップ部を備える、請求項1に記載のツール。
【請求項7】
前記スカイブは、ゴム化合物から作製される、請求項1に記載のツール。
【請求項8】
前記ツールは、ロボットアームに結合されるように構成される、請求項1に記載のツール。
【請求項9】
前記分配ノズルは、部品の継ぎ目にシーラントを分配し、前記スカイブは同時に、分配されている前記シーラントの一部を除去する、請求項8に記載のツール。
【請求項10】
前記部品は車体部品である、請求項9に記載のツール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2023年10月12日に提出された、タイトルを「Robotic Sealer Dispense and Skive Applicator and Process」とする米国仮出願第63/589730号の優先権の利益を主張するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
本開示は、広くは、材料の分配及びスカイビングを同時に行うツールに関し、特には、シーラントをパルス式に分配するノズルを備えたスカイブを含む、シーラントの分配及びスカイビングを同時に行うロボットツールに関する。
【背景技術】
【0003】
種々のアセンブリは、シールを必要とする。これらのアセンブリの1つは車両である。例えば、車両は、湿気や煙が車室内に侵入することを防ぐために、フロントガラス、リアウィンドウ、ライトカバー等の特定の車両部品の周囲にシールを必要とすることが多い。現在の車両塗装工場のシーリングプロセスでは、通常、液体ポリ塩化ビニル(PVC)シーラント等の粘性シーラントを手作業で塗布する必要がある。現在のプロセスでは、手作業のオペレータが継ぎ目からシーラントを拭き取り(剥ぎ取り又は削り取り)、継ぎ目に少量のシーラントを残す必要があるが、これは非常に労働集約的なプロセスであり、余分なシーラントが無駄になるため、コストがかかる。このことは、シールされた車体に部品を取り付けるために必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の製造工程では、車両のフロアパン又はサブフレームに設けられたゲージ穴が、車体構造を構築するための重要な基準点として使用される。車両のサブアセンブリ及びパネルは、ゲージ穴を基準線として使用して組み立てられる。車両の組み立て中は、車両の外観にとって重要な主たる車体特徴を維持する必要がある。車体外装の寸法要件を満たすために、車体パネルの継ぎ目を使用して主たる車体特徴を調整する。これにより、継ぎ目のドリフトが発生し、主たる車体特徴を補正するために継ぎ目が常に寸法的に移動する。車両の継ぎ目は、プロセス要件を満たすための小さなシーラントのビードを要する。既知のシステムでは、プロセス又は固定センサのための継ぎ目のドリフトを測定するためにビジョンセンサを使用する。このビジョンプロセスは、非常に時間がかかる。
【0005】
PVCシーラントは大型のバッチミキサで製造されるため、バッチ毎に粘度にばらつきが生じる。また、PVCシーラントは触媒処理されているため、経年変化に非常に敏感であり、このことは材料の粘度にも影響する。この粘度のばらつきにより、シーラントの継ぎ目上への塗布にばらつきが生じ、継ぎ目に塗布されたシーラントのビードシーム幅にばらつきが生じる。シーラントのビードが狭すぎると、車両内に水が漏れて保証請求が発生する可能性がある。シーラントのビードが広すぎると、干渉点からシーラントの大きなビードを取り除くことなくサブアセンブリを車両に組み立てることができないという、アセンブリのフィットアップに関する問題が生じ、生産車両を手作業で修理する必要が生じる。エンドユーザが現在行う正しい処置は、材料の粘度の変化を補正するために、各ビード/継ぎ目の予圧を手作業で調整することである。この手作業の調整手順は非常に時間がかかる。
【0006】
現代の車両の組み立てでは、車体の溶接や塗装等、種々のタスクを実行するためにロボットが使用されている。車両組立ロボットが行うタスクは、より複雑かつ緻密になっている。緻密な車両部位へのシーラントの塗布は、ロボットがより有用となっている分野の1つである。しかし、テールランプの領域等、車両の特定の領域の継ぎ目は寸法が不安定であるため、ロボットによるシーラントの塗布はより困難になっている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下の議論では、ロボット用のシーラントの分配及びスカイブツールを開示し、説明する。ツールはロッドを含み、該ロッドは該ロッドを貫通するチャンバを有する。またツールは、ロッドの一端に結合されたスカイブを含み、スカイブは開口部と、該開口部及びロッドのチャンバに連通する中空部分とを含む。さらにツールは、スカイブの開口部内に配置された分配ノズルと、該ノズルに結合され、スカイブの中空部分及びロッドのチャンバを貫通するアプリケータを含む。
【0008】
本開示の追加の特徴は、添付の図面と併せて、以下の説明及び特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車両にシーラントを塗布する組立ラインの図である。
【0010】
ロボットアームに取り付けられた精密なシーリングアプリケータを含むロボットの切り欠き等角図である。
(【0011】以降は省略されています)

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