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公開番号
2025067127
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176845
出願日
2023-10-12
発明の名称
鋳造装置用ストレーナ、鋳造装置用ストレーナを用いた低圧鋳造装置及び鋳造装置用ストレーナを製造するストレーナ製造方法
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B22D
18/04 20060101AFI20250417BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】酸化物などの異物を除去し、目詰まりが溶湯の流れに与える影響を最低限に抑えることができる鋳造装置用ストレーナを提供する。
【解決手段】溶湯を金型内部に流し込む鋳造装置に用いられ、金型内部に流れ込む前の溶湯から不純物を除去する金網製の鋳造装置用ストレーナ1であって、鋳造装置用ストレーナ1は、筒状に形成された周壁21と、周壁21の一端を閉塞する底壁22とを有し、底壁22は、環状の環状壁23と、環状壁23の内縁から周壁21の他端に向かって凹状に形成された凹状部24と、を有し、環状壁23の面のうち周壁21の側の面と反対側の面には、複数のフィン27が互いに周方向に間隔を空けて設けられており、複数のフィン27のそれぞれは、環状壁23の外周側に位置する外周側端29と、環状壁23の中心側に位置し且つ外周側端29よりも周方向で時計方向側に位置するように斜めに配置されている中心側端28とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
溶湯を金型内部に流し込む鋳造装置に用いられ、前記金型内部に流れ込む前の溶湯から不純物を除去する金網製の鋳造装置用ストレーナであって、
前記鋳造装置用ストレーナは、筒状に形成された周壁と、前記周壁の一端を閉塞する底壁とを有し、
前記底壁は、環状の環状壁と、前記環状壁の内縁から前記周壁の他端に向かって凹状に形成された凹状部と、を有し、
前記環状壁の面のうち前記周壁の側の面と反対側の面には、複数のフィンが互いに周方向に間隔を空けて設けられており、
前記複数のフィンのそれぞれは、前記環状壁の外周側に位置する外周側端と、前記環状壁の中心側に位置し且つ前記外周側端よりも周方向で時計方向側または反時計方向側に位置するように斜めに配置されている中心側端と、を有することを特徴とする請求項1に記載の鋳造装置用ストレーナ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記複数のフィンのそれぞれは、
前記中心側端が前記外周側端よりも周方向で時計方向側に位置するように斜めに配置されている場合は、前記外周側端と前記中心側端との間が時計方向側に凸状となって渦巻き状に形成され、
前記中心側端が前記外周側端よりも周方向で反時計方向側に位置するように斜めに配置されている場合は、前記外周側端と前記中心側端との間が反時計方向側に凸状となって渦巻き状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鋳造装置用ストレーナ。
【請求項3】
前記金網製の鋳造装置用ストレーナの金網を構成する金属条線は、表面に凹凸が形成された金属条線であることを特徴とする請求項2に記載の鋳造装置用ストレーナ。
【請求項4】
前記周壁、前記底壁及び前記複数のフィンは、一枚の金網によって一体に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の鋳造装置用ストレーナ。
【請求項5】
溶湯保持炉と、
前記溶湯保持炉内に挿入されるストークと、
前記ストークの上方に配設され、上金型と下金型とからなる金型と、
前記上金型と、前記下金型との間で形成されたキャビティと、
前記下金型に形成され、前記ストークと前記キャビティとを接続する湯口と、
前記湯口に装着された請求項1から3に記載の鋳造装置用ストレーナと、
を備えたことを特徴とする低圧鋳造装置。
【請求項6】
溶湯保持炉と、
前記溶湯保持炉内に挿入されるストークと、
前記ストークの上方に配設され、上金型と下金型とからなる金型と、
前記上金型と、前記下金型との間で形成されたキャビティと、
前記下金型に形成され、前記ストークと前記キャビティとを接続する湯口と、
前記湯口に装着された請求項4に記載のストレーナと、
を備えたことを特徴とする低圧鋳造装置。
【請求項7】
請求項4に記載の鋳造装置用ストレーナを製造するストレーナ製造方法であって、
前記一枚の金網を二つの金型の間に配置し、
前記二つの金型の間に配置された前記一枚の金網をプレスすることで、前記鋳造装置用ストレーナを成形することを特徴とする鋳造装置用ストレーナを製造するストレーナ製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金型内部に流れ込む前の溶湯から不純物を除去する鋳造装置用ストレーナ、鋳造装置用ストレーナを用いた低圧鋳造装置及び鋳造装置用ストレーナを製造するストレーナ製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、鋳造製品の製造工程において溶湯中の酸化物などの異物が溶湯と共に型キャビティ内に入り込むと製品の機械的強度が材料そのものの理論強度より低下するため、製品への異物の混入を防止するためにストーク内にフィルタ(ストレーナ)を設けることが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1では、微細フィルタの両面に粗フィルタを密着させたフィルタ組立体を、流路を形成するストークの入口端部に設け、粗フィルタにより比較的大きな異物を先に除去することにより大きな異物による微細フィルタの目詰まりを防止してフィルタ組立体の寿命を長くすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平07-284904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記したように粗フィルタで先に大きな異物を除去するように構成したとしても、フィルタ組立体がストークを塞ぐように設けられているので、フィルタ自体がストーク内を流れる溶湯の抵抗になってしまうおそれがあった。
【0006】
そこで、本発明は、酸化物などの異物を除去し、ストレーナの目詰まりが溶湯の流れに与える影響を最低限に抑えることができる鋳造装置用ストレーナ、低圧鋳造装置及びストレーナ製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、溶湯を金型内部に流し込む鋳造装置に用いられ、金型内部に流れ込む前の溶湯から不純物を除去する金網製の鋳造装置用ストレーナであって、鋳造装置用ストレーナは、筒状に形成された周壁と、周壁の一端を閉塞する底壁とを有し、底壁は、環状の環状壁と、環状壁の内縁から周壁の他端に向かって凹状に形成された凹状部と、を有し、環状壁の面のうち周壁の側の面と反対側の面には、複数のフィンが互いに周方向に間隔を空けて設けられており、複数のフィンのそれぞれは、環状壁の外周側に位置する外周側端と、環状壁の中心側に位置し且つ外周側端よりも周方向で時計方向側または反時計方向側に位置するように斜めに配置されている中心側端と、を有する。
【0008】
本発明の他の態様は、本発明の一態様である低圧鋳造装置及びストレーナ製造方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、酸化物などの異物を除去し、ストレーナの目詰まりが溶湯の流れに与える影響を最低限に抑えることができる鋳造装置用ストレーナ、低圧鋳造装置及びストレーナ製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る鋳造装置用ストレーナを用いた低圧鋳造装置の縦断面図である。
(a)は、実施形態に係る鋳造装置用ストレーナの斜視図であり、(b)は、実施形態に係る鋳造装置用ストレーナの縦断面図であり、(c)は、実施形態に係る鋳造装置用ストレーナを一端側から視た平面図である。
実施形態に係る鋳造装置用ストレーナを製造する鋳造装置用ストレーナ製造方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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