TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025041140
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148248
出願日2023-09-13
発明の名称保冷パレット
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類F25D 11/00 20060101AFI20250318BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】冷凍サイクルのような大規模な装置を必要とせず、被保冷物を所定温度に保冷しつつ輸送および展示を両立可能とすること。
【解決手段】保冷パレットは、複数の被保冷物を載置可能な底面部と、底面部の周囲に一体的に形成されて複数の被保冷物を載置する載置空間を形成する壁部と、少なくとも底面部に形成された空洞部と、空洞部の一端に設けられて載置空間から空洞部に空気を吸い込む送風部と、空洞部内の空気を冷却する冷却部と、空洞部の他端に設けられ冷却部により冷却された空気を載置空間に向けて排出する排出口と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の被保冷物を載置可能な底面部と、
前記底面部の周囲に一体的に形成されて前記複数の被保冷物を載置する載置空間を形成する壁部と、
少なくとも前記底面部に形成された空洞部と、
前記空洞部の一端に設けられて前記載置空間から前記空洞部に空気を吸い込む送風部と、
前記空洞部内の空気を冷却する冷却部と、
前記空洞部の他端に設けられ前記冷却部により冷却された空気を前記載置空間に向けて排出する排出口と、
を備えることを特徴とする保冷パレット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記底面部は矩形形状に形成されており、
前記壁部は前記底面部の前記矩形形状の少なくとも2辺から立ち上がる第一壁部と第二壁部を含み、
前記空洞部は、前記壁部の前記第一壁部の内部から前記底面部の内部を経て前記壁部の第二壁部の内部に渡ることを特徴とする、請求項1に記載の保冷パレット。
【請求項3】
前記送風部は前記壁部の前記第一壁部の内部に設けられ、
前記冷却部は前記底面部の前記空洞部の空気を冷却し、
前記排出口は前記壁部の前記第二壁部に設けられることを特徴とする、請求項2に記載の保冷パレット。
【請求項4】
前記送風部は前記壁面の前記第一壁部に対して第一の高さに設けられ、
前記排出口は前記壁部の前記第二壁部の上端であって前記第一の高さより高い第二の高さに設けられることを特徴とする、請求項3に記載の保冷パレット。
【請求項5】
前記底面部を平面上に所定高さで支持する複数の脚部を具備することを特徴とする、請求項1に記載の保冷パレット。
【請求項6】
前記冷却部は、前記空洞部の空気から吸熱する吸熱部と、前記載置空間の外側の外気へ熱を放熱する放熱部と、を備え、
前記放熱部は、前記複数の脚部により支持された前記底面部の下面と前記平面とにより形成される大気開放空間に露出することを特徴とする、請求項5に記載の保冷パレット。
【請求項7】
前記複数の脚部として、前記底面部の第一辺側を支持して第一長さを有する第一脚部と、前記底面部の前記第一辺側に対向する第二辺側を支持する前記第一長さより短い第二長さを有する第二脚部と、を具備することを特徴とする、請求項5に記載の保冷パレット。
【請求項8】
前記冷却部は、前記底面部の前記空洞部に沿って配列された複数の冷却モジュールにより構成されており、
前記底面部および前記壁部は、上方に開口された前記載置空間を形成することを特徴とする、請求項1に記載の保冷パレット。
【請求項9】
前記複数の冷却モジュールは、それぞれ、前記底面部の前記空洞部内に配置されるヒートシンクと、前記ヒートシンクを介して前記底面部の前記空洞部内の空気の熱を吸熱するペルチェモジュールと、により構成されることを特徴とする、請求項8に記載の保冷パレット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被保冷物を載置して保冷する保冷パレットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
野菜などの生鮮品の物流では、冷却状態を維持したまま輸送を行うコールドチェーンが知られている。また、生鮮品を運搬した後、生鮮品を展示するような状態で販売することがある。
【0003】
そこで、食料品などの低温保存が必要な物品を屋外に放置しても保冷状態を長時間維持できる保冷容器が存在する。特許文献1は、保冷体および保冷方法を開示している。保冷体は、被保冷物を載置する高熱伝導性を有する主体(複数の角材を並べた構造)の内部に複数の空洞部を形成し、空洞部に保冷部材を密封収納する。保冷部材には冷媒が注入されており、主体全体を所定温度に冷却できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-346513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、コールドチェーンの確立には、一般に冷凍サイクルのような大規模な設備を必要とする。そのため、地場産業の物流のような小規模な物流ではコールドチェーンの確立は、費用面において難しい。また、地場産業における生鮮品の展示、販売では、その場所における温度管理も難しく、生鮮品の鮮度を維持することが困難となる。
【0006】
そこで、本発明は、冷凍サイクルのような大規模な装置を必要とせず、被保冷物(野菜などの生鮮品)を所定温度に保冷しつつ輸送および展示を両立可能な保冷パレットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、保冷パレットは、複数の被保冷物を載置可能な底面部と、底面部の周囲に一体的に形成されて複数の被保冷物を載置する載置空間を形成する壁部と、少なくとも底面部に形成された空洞部と、空洞部の一端に設けられて載置空間から空洞部に空気を吸い込む送風部と、空洞部内の空気を冷却する冷却部と、空洞部の他端に設けられ冷却部により冷却された空気を載置空間に向けて排出する排出口と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、冷凍サイクルのような大規模な装置を必要とせず、被保冷物(野菜などの生鮮品)を所定温度に保冷しつつ輸送および展示を両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る保冷パレットの構成を示す横断面図である。
本発明の実施形態に係る保冷パレットの一部断面側面図である。
本発明の実施形態に係る保冷パレットに適用されるペルチェモジュールを用いた冷却部の構成を示す図である。
(A)本発明の実施形態に係る保冷パレットに脚部を装着した斜視図、(B)本発明の実施形態に係る保冷パレットの脚部の一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る保冷パレットの実施形態について、添付の図面とともに説明する。図1は、本発明の実施形態に係る保冷パレット1の構成を示す横断面図である。図2は、保冷パレット1の一部断面側面図である。保冷パレット1は、全体として、上側を開放したボックス形状であり、底面部10と、壁部20と、空洞部30と、送風部(ファンモジュール)40と、複数の冷却部50と、複数の脚部60と、を具備する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

スズキ株式会社
移動体
20日前
スズキ株式会社
移動体
20日前
スズキ株式会社
移動体
20日前
スズキ株式会社
移動体
20日前
スズキ株式会社
車体構造
19日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
19日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
19日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
19日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
19日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
19日前
スズキ株式会社
流体封止構造
21日前
スズキ株式会社
可変動弁装置
20日前
スズキ株式会社
可変動弁装置
20日前
スズキ株式会社
可変動弁装置
20日前
スズキ株式会社
車両制御装置
22日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
5日前
スズキ株式会社
車両用制御装置
5日前
スズキ株式会社
車両用制御装置
5日前
スズキ株式会社
車両用報知装置
21日前
スズキ株式会社
車両用制御装置
12日前
スズキ株式会社
車両用報知装置
21日前
スズキ株式会社
車両の吸気構造
20日前
スズキ株式会社
作業支援システム
19日前
スズキ株式会社
作業支援システム
19日前
スズキ株式会社
作業支援システム
19日前
スズキ株式会社
作業支援システム
19日前
スズキ株式会社
作業支援システム
19日前
スズキ株式会社
作業支援システム
19日前
スズキ株式会社
車両の制御システム
6日前
スズキ株式会社
車両の制御システム
7日前
スズキ株式会社
車両のホーン取付構造
20日前
スズキ株式会社
車両の燃料学習制御装置
22日前
スズキ株式会社
車両用ドラムブレーキ構造
21日前
スズキ株式会社
電動車両のバッテリ搭載構造
21日前
スズキ株式会社
車両用トーイングヒッチ周辺構造
21日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
21日前
続きを見る