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公開番号
2025054942
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164192
出願日
2023-09-27
発明の名称
車両用ドラムブレーキ構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16D
65/09 20060101AFI20250401BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】作業者がリテーナをドラムブレーキのバックプレートに容易に取り付けることができる車両用ドラムブレーキ構造を提供する。
【解決手段】車両用ドラムブレーキ構造は、ハウジングと、ベアリングと、バックプレートと、リテーナ150と、を備え、リテーナ150は、車両前方側の上下2隅および車両後方側の上下2隅に形成されバックプレートへの固定を行う所定の固定部材が挿通された4つの固定孔152と、4つの固定孔152のうち車両前方側および車両後方側の各々の上下2隅の固定孔間でアクスルシャフト側へ凹んだ凹部153,154と、凹部153,154のうち最も凹んだ箇所に沿って車幅方向外側に膨出した膨出部156,158と、を有する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
アクスルシャフトを収容する車幅方向に長手のハウジングと、
前記ハウジング内に配置され前記アクスルシャフトの端部に嵌合するベアリングと、
ドラムブレーキのバックプレートであって前記ハウジングの車幅方向外側に位置し前記ベアリングを通過させた孔を有するバックプレートと、
前記バックプレートの車幅方向外側に固定され前記孔を通過した前記ベアリングを前記ハウジングとともに挟持することで該ベアリングの抜け止めを行う板状のリテーナと、を備える車両用ドラムブレーキ構造であって、
前記リテーナは、
車両前方側の上下2隅および車両後方側の上下2隅に形成され前記バックプレートへの固定を行う所定の固定部材が挿通された4つの固定孔と、
前記4つの固定孔のうち車両前方側および車両後方側の各々の上下2隅の固定孔間で前記アクスルシャフト側へ凹んだ凹部と、
前記凹部のうち最も凹んだ箇所に沿って車幅方向外側に膨出した膨出部と、
を有することを特徴とする車両用ドラムブレーキ構造。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記膨出部は、車幅方向から見て、前記アクスルシャフト側に凸に湾曲する釣鐘状に形成されていて、
前記凹部のうち最も凹んだ箇所は、車両前後方向において、前記固定孔の外端位置と中心位置との間にあり、
前記膨出部の車両前後方向の長さは、前記固定孔の半径よりも大きく直径よりも小さい
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドラムブレーキ構造。
【請求項3】
前記リテーナはさらに、
前記アクスルシャフトが挿通された開口と、
前記開口の周縁が環状に車幅方向外側に隆起した環状隆起部と、
前記環状隆起部に連続して前記開口から遠ざかるよう上下方向にわたって車幅方向外側に隆起した鉛直隆起部と、を有し、
前記環状隆起部は車幅方向から見て前記ベアリングの外径よりも内側に位置し、前記鉛直隆起部は前記ベアリングの外径よりも外側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドラムブレーキ構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドラムブレーキ構造に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、リテーナがドラムの内側に配置されたドラムブレーキ構造が開示されている。このドラムブレーキ構造において、リテーナは、車両前後方向に凹む凹状部と、この凹状部から屈曲して車幅方向外側に向けて延びる爪部と、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7229635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のような車両用ドラムブレーキ構造では、爪部があることにより、リテーナの凹状部(凹部)を掴み難く、作業者は、リテーナの姿勢を調整し難く、リテーナをドラムブレーキのバックプレートに取り付けることが難しい。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑み、作業者が容易にリテーナをドラムブレーキのバックプレートに取り付けることができる車両用ドラムブレーキ構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、アクスルシャフトを収容する車幅方向に長手のハウジングと、ハウジング内に配置されアクスルシャフトの端部に嵌合するベアリングと、ドラムブレーキのバックプレートであってハウジングの車幅方向外側に位置しベアリングを通過させた孔を有するバックプレートと、バックプレートの車幅方向外側に固定され孔を通過したベアリングをハウジングとともに挟持することで該ベアリングの抜け止めを行う板状のリテーナと、を備える車両用ドラムブレーキ構造であって、リテーナは、車両前方側の上下2隅および車両後方側の上下2隅に形成されバックプレートへの固定を行う所定の固定部材が挿通された4つの固定孔と、4つの固定孔のうち車両前方側および車両後方側の各々の上下2隅の固定孔間でアクスルシャフト側へ凹んだ凹部と、凹部のうち最も凹んだ箇所に沿って車幅方向外側に膨出した膨出部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、作業者は、リテーナをドラムブレーキのバックプレートに容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例に係る車両用ドラムブレーキ構造の斜視図である。
図1の車両用ドラムブレーキ構造の一部拡大斜視図である。
図2の車両用ドラムブレーキ構造からブレーキシュー等を除いた断面図である。
図2の車両用ドラムブレーキ構造からバックプレートおよびリテーナを除いた斜視図である。
図1の車両用ドラムブレーキ構造からアクスルシャフトおよびリテーナを取り外した状態の側面図である。
図2の車両用ドラムブレーキ構造のリテーナがバックプレートに取り付けられた状態を示す側面図である。
図6のM-M線に沿う断面図である。
図6のN-N線に沿う断面図である。
図2の車両用ドラムブレーキ構造からアクスルシャフトを取り外した状態を示す斜視図である。
図9の車両用ドラムブレーキ構造のリテーナがバックプレートに取り付けられた状態を示す斜視図である。
図2の車両用ドラムブレーキ構造のリテーナの図である。
図2の車両用ドラムブレーキ構造のリテーナの斜視図である。
図6の車両用ドラムブレーキ構造のリテーナを透視した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態は、アクスルシャフトを収容する車幅方向に長手のハウジングと、ハウジング内に配置されアクスルシャフトの端部に嵌合するベアリングと、ドラムブレーキのバックプレートであってハウジングの車幅方向外側に位置しベアリングを通過させた孔を有するバックプレートと、バックプレートの車幅方向外側に固定され孔を通過したベアリングをハウジングとともに挟持することで該ベアリングの抜け止めを行う板状のリテーナと、を備える車両用ドラムブレーキ構造であって、リテーナは、車両前方側の上下2隅および車両後方側の上下2隅に形成されバックプレートへの固定を行う所定の固定部材が挿通された4つの固定孔と、4つの固定孔のうち車両前方側および車両後方側の各々の上下2隅の固定孔間でアクスルシャフト側へ凹んだ凹部と、凹部のうち最も凹んだ箇所に沿って車幅方向外側に膨出した膨出部と、を有することを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、作業者は、両手の指をそれぞれ、リテーナの凹部に通して膨出部の裏に引っ掛けることでリテーナを把持することができる。このため、作業者は、リテーナをドラムブレーキのバックプレートに容易に取り付けることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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